韓国出身のDJ SODAさん(本名=ファン・ソヒ 35歳)が、大阪で開催の音楽フェス『MUSIC CIRCUS’23(ミュージックサーカス)』に出演した際に、男女の観客から胸を触られるなどのセクハラ被害を受けたと訴えた事件で、21日に福岡・北九州市の男子大学生(20)、大阪・阪南市のアルバイト男性(20)が大阪府内の警察署に出頭しました。
フェスの主催者はDJ SODAさんの訴えを受けて15日に声明を発表し、観客の行為は性的暴行で犯罪にあたるとして強く非難し、警察への出頭を呼び掛けた後に、不同意わいせつと暴行容疑で男女3人を刑事告発しました。
<↓の画像が、DJ SODAさんが観客に胸などを触られた場面の写真>
こうした動きを受けて男性2人は19日夜に東京都内の交番に出頭、続けて21日に大阪府警に出頭して任意の事情聴取を受け、2人それぞれ「体に触れようと思い、伸ばした手が胸に触れてしまった」「触りたい一心で腕を触った」などと供述し、胸を触ったこと自体は認めています。
ただ、「胸を触りたい気持ちはなく、わいせつな意図も無かった」「触りたい一心で右腕を触った。危害を加えようとする気はなく、ファン心理だった」などと、容疑を否認する趣旨の供述をしています。
このように容疑を否認している男性2人は、警察に出頭前には実業家で人気YouTuberの“青汁王子”こと三崎優太さんのYouTubeに顔出し登場し、DJ SODAさんや世間に対して一連の騒動を謝罪しています。
三崎優太さんのYouTube出演に至った経緯は、男性が働く会社社長からDM(ダイレクトメッセージ)が届き、謝罪の場を与えてあげてほしい旨を伝えられ、その思いを受けとって2人を動画に出演させるに至ったとしています。
ライブで問題行為をした理由については、元々ファンで興奮していたこと、お酒を飲んでいて勢いで近付いてしまったことなどを挙げ、SNS上で拡散された写真や動画によって周囲でも大騒ぎとなっていたことで社長に相談し、三崎優太さんのYouTubeを通じて謝罪という形になったそうです。
今回の件では逃げることなく自分が起こした事件と向き合い、反省し罪を償っていきたいとして揃って警察に出頭しました。
なぜか三崎優太さんがこの騒動に加わり、加害者の男性が顔出しで世間に問題行為を謝罪、そして出頭という予想していなかった展開を迎え、これを巡ってもネット上では物議を醸しています。
警察に出頭する前になぜ三崎優太さんのYouTubeに登場したのか謎で、わざわざ公開処刑させる勤務先の社長の言動も理解できませんが、一度の顔出し謝罪動画だけで終わるとはどうしても思えないので、今回の騒動をきっかけにYouTuberデビューといった展開はありそうですね。
とりあえず男性2人は出頭して行為自体は認めつつも、セクハラ目的で故意に触ったのではなく、酒を飲んでいて興奮し偶然手が当たってしまったなどと容疑を一部否認していますが、その現場を収めた証拠はバッチリ残っているので、あとはこれを検察がどう判断するのかに注目したいですね。