大阪で開催の音楽フェス『MUSIC CIRCUS’23(ミュージックサーカス)』に出演した韓国出身のDJ SODAさん(本名=ファン・ソヒ 35歳)が、観客から悪質なセクハラ被害を受けたとSNS上で訴え物議を醸している件で、イベントの運営会社『株式会社TryHard Japan』が15日に声明を出し、観客の行為は「性暴力・性犯罪」にあたるとして法的措置を取ると発表しました。
アジアを中心に活動しているDJ SODAさんは13日に、大阪・泉南ロングパーク(泉南りんくう公園)で開催のミュージックサーカスに出演後、自身のインスタグラムやX(旧・ツイッター)に日本語・韓国語・英語の長文を投稿し、観客から胸を触られるなどの被害に遭ったこと等を告白、その現場で撮影の証拠写真も公開していました。
<↓の画像が、DJ SODAさんが投稿したセクハラ被害の証拠写真>
DJ SODAさんは現在の心境について、「未だにとても怖いです。DJをしてから10年経ちますが公演中にこんなことをされたことは人生で初めてです。こんなことをされたことにとても戸惑って信じられないし、もう舞台の下や前の方に行ってファンの皆さんに近寄りがたいと思っています」
などと綴り、精神的に大きなショックを受けていることを明かしていました。
この投稿が国内外で大きな波紋を広げ、大騒動に発展する中でミュージックサーカスを主催した『TryHard Japan』が声明を発表し、【MUSIC CIRCUS’23で発生した性暴力事件について】と題して、「MUSIC CIRCUS‘23におきまして、DJ SODA様がパフォーマンス中に数名の観客から胸などを触られる事件が発生しました。このような行為は性暴力、性犯罪であり、断じて許すわけにはいきません。被害に遭われたDJ SODA様への最大限のサポートを行いつつ、このような卑劣な犯罪行為を行った犯人を特定し、損害賠償請求や刑事告訴など、民事及び刑事の法的措置を取る所存です。」
と、刑事・民事の両方で告訴すると発表しています。
観客による問題の行為は、様々な角度から撮影した証拠映像があるため犯人は早期に特定可能とみられるとした上で、「犯罪行為に及んだ方は、すみやかに警察署に出頭し、また当社にご連絡ください。」
と呼び掛けています。
最後に、「MUSIC CIRCUSの場において、このような事件が初めて発生したことは、誠に残念であり、主催者として遺憾の意を表明します。同時に事実関係を調査し、このようなことが二度と起こらないよう、再発防止を徹底してまいります。」
としています。
<↓の画像が、主催者のコメント全文の写真>
この発表を受けてネット上では、
- 主催者が毅然とした対応をしてくれて安心した。断じて許されることではないので犯人が法的に処罰され、DJ SODAちゃんには精神的サポートがされることを望みます
- 模倣犯が増える可能性もあるので遠慮なく徹底的にやって欲しい。痴漢行為も最悪だが、凶器でも所持していたならと考えると恐ろしい
スタッフは演者が被害にあう可能性を考慮して、観客に接近する場合は互いの安全を配慮しないといけないですね - 日本人は集団になるとセクハラしちゃうんかな?稲村亜美さんも球児達に襲われたよね
- 日本人が初めてとか初めてじゃないとかの前に、あの動画見る限り明らかに日本人の方が触ろうとしたり引っ張ったりする人多かったよね
海外もあったかもしれないけど、前列にいた男女関係なくほぼ全員が体を触ろうとしてた。法的措置を取るのは妥当だと思う。さすが痴漢大国日本… - 痴漢大国ってことは有名なんだから対策しようよ。変態ばっかりなんだからさ。で、他でもあったのに言わないなら、給料制日本ヘイターでしたで終わり。
表現も衣装も自由だけど、自由と責任てセットだから、自由にした結果起きた事は結局自己責任。 - フェスで胸触るバカなんてさっさと捕まればいいと思う けど「日本は痴漢大国性犯罪国家」と言うのはちょっと違う
先進国で痴漢や盗撮はあんま無いかも知れんが、重性犯罪(強姦)は大概日本より圧倒的に多い
日本はある程度重性犯罪抑制出来てるから痴漢盗撮みたいなのがある、とも言える - 昔、家の風呂場を覗かれたので交番に届けたところ、「パトロール時に気に掛けるようにするけれど、目隠しなどの自衛もしてください」と言われましたよ。
痴漢はダメだけれど、そういう輩もいることを想定して、自衛することも大切。
などの声が上がっています。
DJ SODAさんの悲痛の訴えに対してネット上では、観客が触れられる所まで無防備に歩み寄ったことにも問題があるとして、自己責任論等も飛び交い物議を醸していましたが、いかなる理由があっても無理やり胸などを触る行為は完全アウトです。
そして、主催者側は観客の行為は卑劣な性暴力、性犯罪に当たると厳しく非難し、刑事と民事の両方で訴えていくとしていますが、主催者が早期に対応に動くのは重要で、引き続き毅然とした対応をとっていってもらいたいです。
また、今回の騒動を巡ってはミュージックサーカス側の警備等にも不備があったのではと指摘されており、被害に遭った場面の写真、動画を見た限りでは、DJ SODAさんが観客に近付いた際に警備員の姿はなく、それも原因でこうしたトラブルが起きてしまったとも考えられるので、再発防止のための対策を徹底してほしいですね。