群馬県前橋市内のビジネスホテルで40代の女性に性的暴行し、軽傷を負わせたとして強姦致傷容疑で逮捕された俳優の高畑裕太さん(23)ですが、9日に不起訴処分となって釈放され、心身の不調をきたしているとのことから埼玉県内の病院に入院しています。
高畑さんの担当弁護士は釈放後にFAXでコメントを出しており、「知り得た事実関係に照らせば、高畑裕太さんの方では合意があるものと思っていた可能性が高く、少なくとも、逮捕時報道にあるような、電話で『部屋に歯ブラシを持ってきて』と呼びつけていきなり引きずり込んだ、などという事実はなかったと考えております。」といい、「違法性の顕著な悪質な事件ではなかったし、仮に、起訴されて裁判になっていれば、無罪主張をしたと思われた事件であります。以上のこともあり、不起訴という結論に至ったと考えております。」といった内容となっていました。
この異例のコメント発表は物議を醸すことになり、高畑さんに対する批判がさらに増すことになったのですが、16日発売の週刊誌『フライデー』、15日発売の『女性セブン』が報じている記事によって世間の風向きが変わってきており、高畑さんは女性側にハメられていたのではないかという声が増えてきています。
『フライデー』によると、ビジネスホテル内で犯行が行われた後に、警察ヘ通報したのは被害女性の知人男性と伝えられていましたが、同誌の調査でこの男性Xの素性は「広域指定暴力団の関係者」であり、金融機関のデータベースでも暴力団関係者だと認定されているとのこと。
『女性セブン』は暴力団関係者とまでは特定していないものの、地元関係者が「年齢は60代で、地元の繁華街では顔の広い事情通」「土木関係の仕事も請け負っている」「女性が襲われるようなトラブルが起きたときの対処法をよく知っている」と証言しています。
また、『フライデー』によると、犯行は午前2時~同25分ごろまで犯行に及んだとされていますが、高畑さんの供述調書では「2人でエレベーターに乗ってホテルに向かった」とされており、「歯ブラシを持ってきてほしい」と部屋に女性を呼び出したといった話は一切調書にはなかったといいます。
<高畑さんが宿泊していたビジネスホテル『ホテルサンカント』の外観と部屋の写真>
高畑さんが警察に連行される直前には、女性の関係者だというコワモテの男が怒鳴り込み、高畑さんのことを罵倒したといい、事件が発生したのが深夜だったにも関わらず、その時すでに被害女性は医師の診断書を用意していたとのこと。
そして、両者の示談交渉の際にはこのXが大きな役割を果たしていたといいます。
『女性セブン』によれば、事件が起きた数十分後にXがホテルのフロントで被害女性を話し込んでいる姿が目撃されており、その後Xは警察へ通報したといいます。
捜査関係者は、事件発生から1時間しか経っていないにも関わらず、その時すでに強姦と致傷の証拠になる医師の診断書が揃っていたそうで、トラブル処理に慣れている迅速な対応だったと語っています。
さらに今回の事件に対して警察の関係者は群馬県警の対応に問題があったと指摘しており、「強姦事件で本人またはホテルからの通報であれば即逮捕もありうると思います。ただし、急ぎすぎた感は否めませんね。現場検証や被害者、加害者の聴取をして、慎重に証拠を固めてから逮捕に踏み切ってもよかったのではないか。今回のように芸能人が凶悪犯罪を起こしたとされるケースでは、逮捕したら広く報道もされますし、担当の警察官にとってみれば、ある種の“手柄”になります。東京ならば芸能人が絡む犯罪も少なくないですが、地方では珍しい。証拠固めを怠り、地元警察が“功を焦った”と言われても仕方のない面もあるのではないでしょうか」と語っています。
『フライデー』の記事については、高畑さんの知人の証言を基に構成されていることから、にわかに信じ難い部分もあり、示談が成立して不起訴処分にもなってから突然このような話が次々に出てきたことから、被害女性と知人男性によってハメられたという話を鵜呑みにすることは出来ませんが、知人男性のXが暴力団関係者だという話が本当なのであれば、怪しい匂いがプンプンですね。
こうした背景があったことから、担当弁護士があのようなコメントをしたのだと納得することが出来ます。
しかし、高畑さんは取り調べに対して容疑を認めた上で、「女性への欲求を抑えきれなかった」などと話し、被害女性に対しては謝罪の言葉も述べていたなどと言われていたため、高畑さん側にも問題があったのではないかとみられるので、高畑さんがハメられたとは言い切れません。
今後も週刊誌がこの事件の真相を追っていくのかどうかは分かりませんが、また新たな情報が出てくる可能性がありそうなので注目していきたいですね。