“ミスター無責任”、“テキトー男”などの異名を持つタレント・俳優の高田純次さん(たかだ・じゅんじ 72歳)が、首都高速道路で当て逃げ事故を起こし、フリーターの22歳男性に軽傷を負わせていたことを16日発売の週刊誌『週刊文春』が報じています。
被害者の男性Aさんが『週刊文春』に交通事故を告発しており、4月14日に東京都内の首都高速を走行していたところ、高田純次さんが運転するポルシェ・カイエンが左側から合流してきたそうです。
すると、Aさんの車の左後部に接触、その瞬間に“ゴツン”という衝撃が走ったそうなのですが、高田純次さんはAさんの車を追い抜き、その後も前方を走行する車を縫うように追い越しながら逃走したといいます。
Aさんは停車するように後ろからパッシング(ヘッドライトを点滅すること)したそうなのですが、高田純次さんは停車せずスイスイと進んでいき、そこから約15分にわたって逃走劇が続いたとのことです。
そして、両者は首都高を降りたところで話し合いをしたそうで、高田純次さんは当初「(Aさんの車に)当たってませんよ」と話していたものの、事を荒立てないために「今20万持ってます」とAさんに示談交渉を持ちかけたそうです。
しかし、Aさんがそれを拒否したことで話し合いが続くことになったものの、高田純次さんと連絡が取れなくなったことから、弁護士を立て協議することになったといいます。
被害者のAさんは診察を受けたところ、「頸椎と腰椎の捻挫」と「全身打撲傷」で全治2週間の見込みと診断されたとのことです。
こうしたAさんの告発を受けて『週刊文春』は高田純次さんにも取材を行い、4月14日に発生した交通事故について聞くと、「当たった認識はなかった」と当て逃げに関しては否定しつつも、接触事故を起こしたことは認め、「もちろん僕の方に非はあるんでしょうけどね、それを私の方で(治療費は)全部持ちます、ということを保険の方には色々話しましたけどね」
と説明したそうです。
高田純次さんはこの10年の間に、他にも2件の交通事故を起こしており、2009年3月には東京・目黒区内の交差点で右折しようとしたところ、直進してきた当時19歳の男性が運転するミニバイクに衝突し、男性は左肩打撲で全治2週間の軽傷を負いました。
この事故は高田純次さんの安全確認が不十分だったことで発生し、警察は自動車運転過失傷害などの疑いで書類送検する方針を固め、高田さんは当時、「雨ということもあり、普段より注意深く運転しなければいけませんでした。今後、二度とこのような事故を起こさないよう慎重に行動し、努力していきたいと思います」
というコメントを発表しています。
しかし、それから9年後の昨年3月にも東京・世田谷区内の交差点付近で、信号待ちしていた前方の車に追突しており、この事故では幸いにも双方にケガはありませんでした。
これに続いて再び接触事故を起こしており、『週刊文春』の記者から、自身の運転に危うさを感じたことはないのかと問われると、「まあ、自分で(運転が)危ないなと思うことはほとんどないんですけどねえ。高齢は高齢なんですけど、運転は好きな方ですから」
と回答したとのことです。
一方、被害者Aさんの父親は高田純次さんに憤っている様子で、「高田さんの対応は誠意が感じられず、現在は告訴の準備も進めています」
と話しており、大きな騒動に発展しそうです。
この報道に対してネット上では、
- で?ドライブレコーダーは?
- いい加減なのは芸風だと思ってたけど、実生活でもいい加減な感じだな
- ジュン爺はもう運転手付けなよ。ジャーマネが運転しろ
- 事故を起こしたら逃げちゃダメ。すぐに警察を呼んで、話を進めること。逃げれば逆に面倒なことになる。
- 高田さんの事故後の対応が悪くこじれる典型。高田さんが被害者に対して真摯な対応を心掛けていれば物損事故で済んだ案件だったかもしれない。
頚椎や腰椎の捻挫で全治2週間は本当はケガをしてるうちには入らない。
被害者も意地になって人身事故にしたのだろう。交通事故ではよくある話。 - 当て逃げされて、高田さんの対応態度も悪いもんだから、怪我をしたとかでっち上げている可能性も捨てきれない?
高田さんもいい年なんだから、若い芸能人の手本になる対応をして貰いたかったよ。 - 当て逃げされて対応も悪ければ、人身事故にして慰謝料請求しないと割が合わないよ。
事故対応諸々で人生の貴重な時間を奪われたわけだから。
でっち上げだったとしても、被害者を責める気にはならないな。 - 高田純次降板となると、じゅん散歩だけでなくクギズケ、PS純金とか地方局の番組にも影響が出る
などのコメントが寄せられています。
適当なのはあくまでも芸風で、普段はちゃんとしている人だと思っていた方も多いようなのですが、娘が大学生のころに娘の同級生だと知らずにナンパしたという話は有名です。
一方で、自身が所属する芸能事務所『テイクワン・オフィス』の代表を務めており、同事務所にはかつて、俳優・岸部一徳さん、女優・岡本麗さん、河合美智子さん、タレントの麻木久仁子さん、ヴァイオリニスト・高嶋ちさ子さん等が所属していました。
現在は高田純次さんが事務所の稼ぎ頭で、『じゅん散歩』(テレビ朝日系 平日午前9時55分)、『PS純金』(中京テレビ 金曜19時)、『上沼・高田のクギズケ!』(読売・中京テレビ 日曜午前11時40分)など複数のレギュラー番組を持っています。
そうした中で、『週刊文春』によって当て逃げ事故を報じられ、この記事はあくまでも被害者Aさんの告発がメインとなっているため、全て鵜呑みにすることは出来ないものの、Aさんが公開した音声データでは高田純次さんが事故後、表沙汰になるのを避けるためかAさんに直接示談交渉を行ったことが明らかになっています。
さらには、Aさんとの連絡を断つなどの不誠実な対応をしたとのことから、大事になってしまったのは自業自得ですし、今後また事故を起こさないためにも運転を控えるようにした方がいいのではと思いますね。