今年3月に独立し、7月に芸能活動再開を発表したモデル・女優の西内まりやさん(25)に対して、前所属事務所『ライジングプロダクション』側が激怒していると『東京スポーツ』(東スポ)が報じています。
東スポによれば、11月12日に行われたイベントに、陸上短距離の世界記録保持者・ウサイン・ボルトさんと西内まりやさんが出席し、報道陣から今後どのようなことに挑戦したいか聞かれると、「やっぱり今後は音楽を中心的に作っていきたい」と答え、国内だけでなく海外での活動も視野に入れていることを明かしていました。
イベント終了後に更新のインスタグラムでも、「ボルトさんはどんなに大変な時でも“自分に自信を持ち「自分は何でも出来るんだ」と信じる事。”が大切だと仰っていました。その強い言葉に私も共感し、そして私自身も心打たれました。一歩ずつですが、感謝の気持ちを忘れずに、国境を越えてエンターテイメントを届けられるよう精進したいと思います。」
と綴り、再び芸能活動を行っていくことを明らかにしていました。
しかし、東スポは『ライジングプロダクション』と西内まりやさんは今もなお和解には至っていないとし、両者を中心としたバトルが芸能界の水面下で勃発しているようだと報じています。
某局のワイドショー関係者は、11月のイベントで約1年ぶりに表舞台に姿を現した西内まりやさんについて、「西内がイベントに久しぶりに登場したことで会場では“とうとう前事務所と和解したのか”といった話題で持ちきりでした。でも現実は、西内が前事務所社長をビンタした件は何も解決していなかった。いまだに和解していないそうですよ」
と語っています。
西内まりやさんがライジングプロダクションの春日隆社長にビンタしたという話は、昨年11月に『週刊文春』が報じたことで発覚し、同誌の取材に対して西内まりやさん側の代理人弁護士は、「西内氏が春日氏を殴打し、ケガを負わせたという事実はございません。」
とキッパリと否定しました。
一方でライジングプロダクション側の代理人弁護士は、「春日隆氏を殴打し、同人にケガを負わせたことはまぎれもない事実です。何が原因で西内氏がかかる行為に及んだのかは、西内氏の内心の問題であり、弊社としては知る由もありませんが、言うまでもなく西内氏の行為は犯罪行為であり、到底許されるものではありません」
と回答し、双方の意見に食い違いがありました。
この報道から約4ヶ月半後の今年3月末をもって、ライジングプロダクションとの契約満了を迎えたことを西内まりやさんはインスタグラムで報告したのですが、ライジングプロダクション側の対応はというと、公式サイトからすでに西内さんのページなどは削除しているのですが、契約が終了したことは正式に発表していません。
これらの対応によって、西内まりやさんが円満に退社したわけではないことを示唆しており、『週刊文春』の報道によると、西内さん側はライジングプロダクション側に「2018年4月以降はライジングとは契約更新しない」などと記した通知書を送付したそうで、これによって半ば強引に事務所を退社したとみられています。
こうして業界大手のライジングプロダクションを敵に回しながらも、西内まりやさんがイベントでウサイン・ボルトさんと共演できた理由を芸能界の事情通が明かしており、「実は今回、西内の後ろで動いたのは、5つ上の姉でタレントの西内ひろの個人事務所関係者たちではないか?と言われているのです」「姉の個人事務所関係者が内々で西内の支援に動いているそうだ」
と語っています。
ですが、これが火に油を注ぐ形となってしまったようで、大手レコード会社関係者は、「西内の前事務所が“和解もしていないのに、まりやをイベントに出したのは誰だ!?”と怒りまくっているそうです」
と舞台裏を明かしています。
同関係者はさらに、タレントの引き抜きを禁止している芸能界の業界団体が、この1件の調査に乗り出している語り、「すべては西内が、前事務所に謝罪もしないなどの不義理が招いた結果でしょうね」と、自業自得だとしています。
ちなみに、ライジングプロダクションは、大手芸能事務所の大半が加盟している業界団体『日本音楽事業者協会』(略称:音事協)の正会員社として名を連ねています。
西内まりやさんがこのように業界のルールを守らなかったという情報は、すぐにテレビ業界や広告業界などに広まったそうで、大手広告代理店幹部は西内さんについて、「結局、西内が前事務所と新たにトラブルになっていることが分かり、今後テレビ局やレコード会社が彼女に手を出しづらくなったと、もっぱらですよ。本来なら記者会見に登場する前に、西内は前事務所に出向いて謝罪するのが筋だったと思います」
と語っています。
そのため、西内まりやさんはライジングプロダクションから独立し、芸能活動を再開させてはいるものの、完全復帰は難しく干された状態は今後も続くのではないかとみられているそうなのですが、そうした対応に西内さん側も黙っておらず、弁護団体をバックに付けて対決していく可能性もあるといいます。
ある司法関係者は、「実は、『のん』こと能年玲奈の独立騒動を機に、古巣の芸能プロを独立した芸能人たちに仕事をさせずに“干す”のは、独占取引禁止法に違反している、との声が高まっています。その流れを受け、独立する芸能人たちを支援する弁護士団体が、すでに出来上がっているとも聞きます。この弁護士団体は、西内の独立騒動にも注目しているそうで、今後の経過次第では、彼女の支援に乗り出すのではないかと噂されています」
と明かしています。
しかし、前出の大手広告代理店幹部によれば、もしもライジングプロダクションと弁護士団体が対立し、両者の争いが表沙汰になった場合には、西内まりやさんは今後さらにテレビ局やスポンサー企業から敬遠されてしまうとしています。
東スポはこのように報じているのですが、ネット上の反応を見てみると、
- 事務所側に立った記事に思えるけど、もう我慢できないとビンタするって余程のことがあったんだと思うが、何故そこには触れないの?
- お笑い番組に出演していた頃は性格良いタレントかなと思ったが、我慢していたんだね。でも途中で投げ出したらそれまでの苦労が報われない。
一回謝った方が早いと思うけど、それは出来ないのかな。 - 先日の高須院長の話じゃないけど、タレントはスポンサーありきな部分がある。だから前事務所が『使うな』という通達をしなくても、スポンサー側が『使いづらい』と思えば、起用されないだろうね。それが忖度なのかもしれないけど。
- ビンタしたのを本人は否定してなかったっけ。密室で当事者同士しか知らないことが、さも事実である前提で話が進んでるのが怖い。
独立を阻止したり独立後の活動を抑えたい事務所がネガティブキャンペーンをするのは、過去の事例を見ても明らかなのに。
まあ文春だから信憑性は多少あるが、ビンタが本当だとして、そこでようやく西内もやり過ぎだが事務所もビンタされるような酷い扱いをしてたのでは?という話になる。 - 独立した芸能人を使うも使わないも使う側の自由でしょう。前事務所に忖度してたとしても罪にはならない。独立して仕事が貰えないからと独占禁止法なんて、適用したら収集つかなくなるだろうね。
逆に凄い才能のある女優や歌手なら 前の事務所と喧嘩別れしても仕事はあるだろ。無いのは本人には魅力がないからだと思う。
などのコメントが寄せられています。
『週刊文春』の報道によれば、昨年10月3日に事務所本社の応接室で2人が話をした際に、突然「バチーン!」という音が鳴り響き、部屋から飛び出してきた西内まりやさんは興奮状態で、「もう我慢できない!」「私はアンタたちのためにこんなに頑張ってるのに何で認めてくれないの……」
と泣き叫んでいたといいます。
ビンタされた春日隆社長は、医師から1ヶ月以上は治療が必要と言われるほどのケガを負ったそうなのですが、西内まりやさんはその後も謝罪することなく、一方的に事務所を辞めてしまったとしています。
西内まりやさんがなぜこうした行動を取ったのか、その理由についてはハッキリとしていないのですが、2016年ごろから精神的に不安定な状態で、仕事に支障を来すほどだったと事情を知る関係者は語り、カウンセリングを受けたところ「過換気(かかんき)症候群」だと診断されていたと明かしています。
また、西内まりやさんの知人は、以前から西内さんが周囲に「ライジングは仕事をしたいのにやらせてくれない」「酷い事務所だ」などと不満を漏らしていたことを明かし、西内さんがやりたい音楽性と事務所側が望む音楽性にズレが生じていたことが、不満を抱く要因になったと語っています。
しかし、これもどこまで本当の話なのかは定かではないのですが、西内まりやさんがライジングプロダクションとモメていたことや、キッチリと話し合いをして円満に退社していないのは事実の可能性があり、今後も芸能界で活動していきたいと考えているのであれば、今からでも社長に会って直接謝罪するなど、しっかりと義理を通してから活動を再開させた方が自身のためになる気がしますね。