宗教法人『幸福の科学』に出家することを宣言し、所属事務所『レプロエンタテインメント』とトラブルになっている女優・清水富美加さん(法名=千眼美子 22歳)は、2011年~2012年放送の『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)でヒロインを演じていた当時、事務所から給料として貰っていた額が「月給5万円」だったと教団側が主張していましたが、近年は高収入だったことを15日付の『デイリースポーツ』が報じています。
清水さんの代理人弁護士とともに教団側が12日に行った会見で、当時の待遇について「睡眠時間3時間で1カ月31日働いても、月給5万円、ボーナスは支給されなかった」と説明し、「奴隷契約」という言葉を使って事務所側の給与体系を痛烈に批判。
これに対してレプロ側の代理人弁護士は会見で、「仕事の内容、仕事量に見合う適切な報酬を支払ってきた」といい、衣食住もサポートしてきたと反論していました。
そして、今回『デイリースポーツ』が報じている記事によると、レプロは「年契約で、前年の働きに応じて次の1年分の月収を見直すプロ野球のようなシステムを取っている。」といい、もし大きな仕事を成功させたとしても翌月から給料が大幅に上がるということは無く、高額なギャラが入った場合には「ボーナスの形で補填(ほてん)」されるとのこと。
まだ若い新人の頃から金銭感覚を狂わせないために、給料を低く設定されているケースもあるといい、その代わりとして食事付きの寮を用意するなどしてバックアップをする方針で、芸能関係者は「清水さんの所属事務所だけ特別に給与体系が低いということはない」と話しているそうです。
「5月20日に契約の更新日が設定されている直近の清水の給料」には、清水さんがブレークした2015年以降の実績が反映されているとみられるといい、同年上半期放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』に出演し、これがきっかけでドラマやCM、バラエティ番組など、仕事量が激増しており、レプロ側は給料について「個人情報は明かせない」としているものの、年収は「1,000万円を超えている可能性が高い」としているのですが、これに対してネット上では、
- これってデイリーの勝手な妄想じゃね?
- 1000万円に増えたからといって、それまで年収100万円でこき使われてりゃ恨みもするだろう
- 能年も清水も高年収だっただろうけど、それ以上に嫌なことがあり逃げ出した。レプロに問題があるのは間違いない
- 駆け出し時代をこれだけ根に持つってことは、無名の頃にレブロから、よほどの仕打ちを受けてたんだろう。枕とか枕とか枕とか
- 1000万捨ててでも食人映画やりたくないというなら仕方ない
- それでも幸福の科学に逃げるんだからよっぽどブラックなんだろ。金銭面の不満じゃないんだから
- これってもうどれだけ給料を貰っていたか明細を出すべきなんじゃね?
などのコメントが寄せられています。
ちなみに、『幸福の科学』側は清水さんの現在の給料について「月額で言うと20万円台」だったと話し、レプロ側は清水さんが昨年「こんなにもらっていいの」と話していたと主張していました。
<↓の画像は、両者の主張>
レプロの給与体系については、清水さんの先輩でタレントのユージさん(29)が13日、情報・ワイドショー番組『ゴゴスマ GO GO! Smile!』(TBS系 月~金曜13時55分)で言及しており、事務所の給料について「具体的な額は言えないが、安いのは認めます」としたものの、「入ったばかりの新人の子、これからどうなるか分からない子に大量のお金を渡す事務所はない」と持論。
また、「ちょっとだけずるいなと思ったのは、世間にうちの事務所は給料が安い、最低だ、安月給だ、酷すぎると言っているけど、彼女が最後にもらっていた金額も発表してほしかった。具体的には知らないですけど、22歳の彼女がもらっていた最後の金額を聞いたら、果たしてかわいそうだったと言えるかどうかは」とコメント。
稼ぎ出したら歩合制から「月給5万円」という月給制に移行したという清水さん側の主張については、「稼ぐようになったら変わるんじゃなくて、契約している部署が違う。芸能部門というのがあって、芸能部門は例外なく給料制。芸能部門に入ったから固定給になっただけで、稼ぐようになったからではないんです。たまたま入ったタイミングで仕事が増えたからそう感じたのかもしれない」と説明していました。
そして、『デイリースポーツ』は最近の年収について「1,000万円を超えている可能性が高い」としているのですが、清水さん側はこの他にも就労環境に問題があったと主張し、これによって精神的に大きなダメージを受け、周囲には「死にたい」などと漏らすようになり、現在は仕事ができるような状態ではなくなってしまったとしているため、給料への不満だけが今回の騒動の原因ではない様子です。
さらに、15日には『デイリースポーツ』をはじめ、『スポーツニッポン』、『スポーツ報知』、『サンケイスポーツ』といった主要スポーツ紙が、清水さんの父親が昨年11月に自己破産していたことを報道。
父親は2000年からIT関連企業の代表を務め、ホームページやイベントの企画などを行っていたものの、昨年11月に破産手続きを開始したそうで、父親の自己破産について『幸福の科学』に確認すると、「自己破産したと聞いております」と認めた上で、「出家とは関係のない話。自己破産なので負債も抱えておらず、一部で報じられたように借金の肩代わりもしていない」と話したとしています。
しかし、スポニチによれば清水さんがその当時、「お父さんの会社がサイバー攻撃を受けて、自分の個人情報が漏れてしまった」などと、周囲に悩みをこぼしていたとし、「さまざまな要因が重なって、清水は追い詰められていったようだ。」と伝え、スポーツ報知は「父の自己破産が出家に影響を与えた可能性もある」としています。
このように主要スポーツ紙は、今回の騒動の原因は清水さん側にあるとし、レプロ側を擁護する報道を行っているのですが、スポーツ紙はレプロ側からリークされた情報を流している可能性が高いとみられているため、鵜呑みにすることは出来ないですね。
恐らく今後も様々な情報が飛び交い、両者の泥沼の争いは長引きそうな様子なのですが、どのような展開を迎えるのか引き続き注目したいところです。