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清水富美加が幸福の科学に出家の理由、安い月給と嫌な仕事の強要、リストカットの過去を暴露…レプロが反論で泥仕合続く

清水富美加の告白本の内容が物議! 幸福の科学に出家の理由、自殺未遂、給料事情、喫煙、レプロ・本間憲社長への殺意も激白…

宗教法人『幸福の科学』に出家することを宣言した女優・清水富美加さん(22)が17日、法名「千眼美子(せんげん・よしこ)」名義の告白本『全部、言っちゃうね。 ~本名・清水富美加、今日、出家しまする。~』を出版し、この本の内容が大きな話題になっています。

この本は、1章「でも今日、出家します。」、2章「死にたかった7年、死ななかった7年。」、3章「私の生い立ち」、4章「ずっと幸福の科学」で構成されており、11日から医師の立ち会いのもとで行われたインタビューの内容を編集したものとしています。

<告白本『全部、言っちゃうね。』の構成>

「まえがき」では、「お騒がせしてしまい、申し訳ありません。特に、現在進行中のお仕事での共演者さんやスタッフさんには、この身、千切れる思いでいっぱいです。謝罪しかできないことを心よりお詫び申し上げます」と、仕事の関係者らに謝罪。

この告白本では、突然の出家騒動に関する世間の疑問に対して全て答えるつもりだとして、「何故、そんな中で姿を消したのか?何故、今、出家なのか? 日々、様々な疑問や情報、憶測や意見が飛び交っているのをまのあたりにし それらにお答えしたく、全ての事を遺書を書くような思いで、この本に全託しました。でも絶対、死にません。いつか絶対に、完全復活します。なぜなら・・・。千眼美子」と記しています。

<自筆とみられる「まえがき」>

続いて本の内容ですが、第1章「でも今日、出家します。」では、「生々しい話もすると、本当に事務所をやめるとなると、映画もぶっちぎって、PRもしないとなると、最低でも数億円は違約金の中に含まれてくるんじゃないかって報道でも言っていましたけど、レプロに要求されるお金はおそらく私に来ると思います」と、仕事を放棄したことによって発生するとみられている損害賠償金の請求が、自身に来ることを自覚していることを明かした上で、「『ぶっちぎってもいい。人に迷惑をかけてもいいから、まずは自分の命を守れ』って言ってくれる人が、業界のどこにいるんでしょうか」綴り、生きることを優先したとしています。

なぜ今なのかについては、「それは、今やめないと、ほんとに死にそうだったからです」といい、「清水富美加で得たものはすべて捨てます」と決意して出家すると「とてもすっきりして軽くなりました」とし、「悩みの種だった好きな人のことも忘れた」「タバコもやめた」と明かし、「(本のタイトルが)『全部、言っちゃうね。』なんで言っちゃうんですけど、喫煙者だったんですよね。意外ですよね。自分でも思います(笑)」と告白しています。

<好きな人の存在と喫煙>

第2章の「死にたかった7年、死ななかった7年。」では、デビュー数年後に月5万円という月給制で契約させられ、事務所と揉めたことを明かしており、清水さんは2011年9月~2012年8月にかけて『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)でヒロインを演じていたのですが、当時は仕事が忙しかったことを明かした上で「その間、事務所からの給料は5万円、源泉税抜いて手元にくるのは約4万5,000円でした。実家だから、家賃も食事も支給されてませんでした。食事などの生活費も全部自分で払わなきゃいけなかったから、本当に生活できない額で。2014年の途中までは月5万円だったと思います。」と告白。

<第2章の一部抜粋>

その当時は、徐々に社長に対する不満が溜まっていったそうで、「社長はどんなにうまいものを食べてどんな車に乗っているんだろうと思うと、どうしても社長への恨みが止まらなくなってしまいました」「どんどん社長への怒りがたまっていきました」と振り返り、「本当に社長のことを殺したいって思ったりします」とマネージャーに話したこともあったと激白しています。

その後2015年に、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』に出演していた頃には「月収12万円」ほどになったといい、2016年に入るとさらに給料がアップし、「2016年にようやく月25万円いただけるようになりました。その年から、年収1,000万円は確かにいただいていましたが、マネージャーさんは、『去年の純粋な売上見込みは1億円以上は稼いでると思うよ』と言っていました。」と明かしています。

<第2章の一部抜粋>

また、「交通費は最低限しか支給されないので、何駅分も歩いて帰ったり、タクシーが使えずにヒッチハイクをしたり。(中略)乗せてくれた人には怖い人もいたし、ユニークな人もいたけど、危ないですよね。(笑)(中略)高校2年の5月頃から、高校3年の秋頃までだったと思います。」と明かしているほか、7年前の15歳の頃に死にたいと思い始めたことを告白。

<第2章の一部抜粋>

そのきっかけは水着での仕事だったそうなのですが、事務所側に「水着、やりたくないって言いましたよね」と言っても「でも、もう決まっちゃってるから」という答えで、「せめてブルマとかスク水とかは勘弁してください」と訴えたものの、「DVDの製作会社はどっちかは絶対入れたいって言ってる」ということから、「泣く泣くブルマを選んで、沖縄に連れてかれました(笑)。」と明かしています。

<第2章の一部抜粋>

水着の仕事については、「こんなこと言ってもいいのかわからないですけど、水着の仕事って言ったって、おかずですよね」とし、その当時行ったファンとの握手会について、「いざ、握手会とか人前に行ったら、手がぬるぬるしているおじさんとかに、すっごい気持ち悪い握手のされ方をする」「この見知らぬおじさんが私の写真やDVDを観て家でなにしてるんだろうとか考えてたらもう、ほんとうに悲しくなって」と赤裸々に告白。

そして、清水さんは「なにをやってるんだろう」という気持ちに襲われ、16歳の誕生日(2010年12月2日)に「死のうとしてガムテープを口と鼻に貼ったんです」と自殺未遂したことを明かし、高校2年生の夏頃にはいつでも自殺できるように自室の引き出しの中に、大きなカッターをしまっていたそうで、実際に自分の腕を切りつけたこともあり「傷は今も右手首に残ってます」という衝撃的な告白もしています。

このような事が綴られている告白本なのですが、所属事務所『レプロエンタテインメント』は17日夜に本間憲社長名義のコメントを発表。

清水さんの告白本について、「代理人間で協議を続けているこのタイミングで清水富美加の書籍が出版されたことについては、誠に不可解であると言わざるを得ません。」と批判。

また、「この書籍には事実と異なる部分も多々含まれております」と反論しつつ、「弊社といたしましては、契約解除の問題に無関係な部分についての過熱報道が続くことは望んでおりませんので、問題の早期解決のため、書籍の内容についてのコメントは控えさせて頂きます。」とし、「末筆ながら、このたびの騒動につき、皆様にご心配とご迷惑をおかけしておりますこと、重ねてお詫び申し上げます。」と、改めて今回の騒動を謝罪しています。

教団の説明によると、告白本としてまとめられた清水さんへのインタビューは、11日から数回に分けて行ったものだというのですが、内容の一部を見る限り、以前と変わらず元気そうな雰囲気が伝わってくるため、ドクターストップがかかるほど深刻な状態にあるとは思えませんね。

この本が出版されることが発表される前までネット上では、清水さん側よりも事務所側への批判が多く寄せられていると感じましたが、あまりにも早い告白本の出版によって、清水さん側への批判の声が増えており、「事務所側が被害者に思えてきた…」、「要は金だったということかな。計画的と言うか、常識ない人だっただけかも。」という声が多く上がっています。

恐らく、教団側もこうした批判を想定した上で出版に踏み切ったのだと思いますが、これから教団の広告塔などに利用するのであれば、もう少し慎重になるべきで、このタイミングでの告白本の出版は失敗だったのではないでしょうか。

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