映画やドラマ、CM、バラエティ番組など、数多くの仕事をこなしていた女優・清水富美加さん(22)が宗教法人『幸福の科学』に「出家」することを電撃発表したことによって、各関係者は対応に追われており、混乱状態になっていることがメディアによって報じられているのですが、今回の騒動による損害賠償額は10億円超えになる可能性もあるといいます。
清水さんは4月1日公開の映画『暗黒女子』、同29日公開の『笑う招き猫』と3月からTBS系で放送予定のドラマ版で主演、7月29日公開予定の『東京喰種トーキョーグール』ではヒロインを演じているのですが、『笑う招き猫』については大半の撮影は完了しているものの、一部収録を残しており未完成の状態。
この他にも現在撮影途中の映画が1本あるほか、お笑い芸人・千原ジュニアさんの主演映画にも出演。
14日付の『デイリースポーツ』によると、『東京喰種トーキョーグール』の続編がすでに計画されていたそうで、清水さんも出演する方向で調整が進められていたとのこと。
清水さんはさらに、『コスモ石油』と『花王』のCM、テレビやラジオのレギュラー番組3本などがあり、そのほとんどは現時点で「対応を協議中」としているのですが、打ち切りとなる可能性もあるとみられています。
<↓の画像は、清水さんの出家騒動を巡る各所の対応(13日時点)>
週刊誌『女性自身』のWEB版が14日に配信した記事では、広告代理店関係者が「ブレーク中の若手女優であればCM契約は1本3,000万円ほど。主に違約金が生じる事項としては“宗教的思想が強い発言”なども該当します。途中で広告が出せなくなった場合、残り期間のギャラは返還。それだけでなく、かかった製作費や差し替え用の費用まですべて負担する可能性も。損害の大きさは計り知れません」と話しています。
また、映画関係者は「大規模な映画の場合、製作費や宣伝費を含めると約5億円。小規模のものでも5,000万円ほどはかかっています。たとえば個人の一存で公開中止を訴えたとすれば、公開までにかかった費用と補償にかかるお金まで全額負担しなければなりません」と語っており、もしも全ての映画が公開中止、お蔵入りとなった場合には、「損害賠償額は10億円以上になる可能性もある」としています。
14日付の『サンケイスポーツ』(サンスポ)も、清水さんの若手女優の場合はCM契約金は「年間で1本約2,000万円」、契約解除となった場合「2本で違約金は億単位になる」とし、撮影中の映画を降板した場合には、撮り直しなどの経費も発生するため、違約金は「十数億円にのぼる可能性もある」と伝えています。
サンスポはさらに、清水さんが父親に数千万円の借金をしていたことを報じており、関係者は借金の額は「5,000万円ともいわれる」と話しているとしています。
清水さんは『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)でヒロインを演じていたのですが、このドラマに出演していた2011年前後に両親が離婚し、三姉妹の末っ子である清水さんは父親に育てられたといい、「借金と幸福の科学への出家との因果関係は不明だが、借金を同団体に肩代わりしてもらった可能性があると推測する関係者もいる。」と伝えています。
そして、これらの報道に対してネット上では、
- 高畑の時も思ったけど損害はお金だけの問題じゃないよね。お蔵入りになるかもしれない作品に人生をかけて臨んだ人が沢山いて、その人達のキャリアを潰すかもしれないんだから。そんな女に人様は救えない。
- 違約金は教団が肩代わりして、本人はがんじがらめにされるだろう。実はこれが狙いだったりして。
- 幸福の科学が払ってくれると思うけど、そうなったら教団の奴隷になるんじゃない?
- 精神的に追い詰められて最早この仕事を出来る状態ではなかった。って言う医者の診断書出せば良いよ。後は裁判所が判断するだろ
- 幸せにするどころか不幸になる人が増えてるのに…矛盾だらけやん
などのコメントが寄せられています。
せめて残されている仕事をこなしてほしいと思いますが、教団側は医師による診断結果を理由に仕事の継続を拒否、回復後は宗教家として活動していくとしているため絶望的な状態です。
昨年の不倫騒動によって、CM契約していた10社から契約解除されたベッキーさんについても、違約金は5億円にものぼると言われていましたが、清水さんの場合はCMだけでなく映画も打ち切りとなる可能性も十分あるため、損害賠償金として10億円以上支払うことになるかもしれないですね…。
『幸福の科学』側は違約金が発生した場合には対応する意向を示しているため、教団が肩代わりするという形になるとみられるのですが、これによってさらに教団側に付け込まれ、広告塔としての活動のほか、教団が制作する映画などへの出演を求められるということになるのでしょうか。