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志村けんが新型コロナウイルス陽性、重症化した原因は…肝臓か肺に持病、喫煙や飲酒習慣も影響か

志村けんの兄が現在の病状や心境告白、意識や会話は…。新型コロナウイルス感染、人工心肺装置ECMO装着し回復に期待

お笑いタレント・志村けんさん(本名=志村康徳 70歳)が新型コロナウイルスに感染し、重症化しているとの報道も出ている中で、週刊誌『週刊文春』は志村さんの長兄・志村知之さん(73)に取材を行い、現在の病状などについて話を聞いています。

志村けんさんの所属事務所『イザワオフィス』は25日に、各スポーツ紙の報道を受けて新型コロナウイルス感染を公表し、17日に倦怠感があったことで自宅療養し、同19日に発熱や呼吸困難の症状が現れ、20日に東京都港区内の病院へ搬送されて診察を受けた結果、重度の肺炎と診断されて入院しました。

その後23日に新型コロナウイルスの陽性が判明し、24日に保健所による調査で発症日は17日と特定され、濃厚接触者の特定も判明した一方で、感染経路については不明とのことでした。

<↓の画像は、事務所発表のコメント写真>

その他の報道では、24日に人工心肺装置「ECMO(エクモ)」を装着するために新宿内の専門病院へ転院したとされており、26日には初主演映画『キネマの神様』(山田洋次監督 12月公開予定)の出演辞退を事務所が発表しました。

週刊文春によれば、人工心肺装置・ECMOを装着していることによって、回復には月単位の期間が必要になるとも言われているといい、「年齢を重ねて体力も落ちている。事務所の発表したコメントには志村さん本人の談話がなく、意識がはっきりしていない可能性がある」とスポーツ紙記者が語っています。

そして、病状を確かめるために志村けんさんの兄で長男の志村知之さんに取材を行い、現在の容体について聞くと、「報道では、私が病院で付き添っていると報じられていましたが、私は行っていません。(新型コロナに)感染してしまうのでいけない。私だって行けるものなら看病に行ってやりたいです。全然、何も出来ません。」「井澤さん(イザワオフィスの井澤健社長)も病院に行けていなくて、医者の説明を聞いては、毎日連絡をくれています」と語っています。

<↓の画像が、志村けんさんの兄・志村知之さんの写真>

病状についてはどのように聞いている?との問いには、「報道の通りです。集中治療室に入ったというのも、井澤さんからの連絡で知りました」と答え、志村けんさんとは話が出来る状態なのかについては、「……分からない。でも会話は出来ていないんじゃないかなぁ。井澤さんからも意識のことは聞けていない」としています。

また、志村けんさんが搬送前に体調が悪いという連絡や相談があったかどうかについては、「(志村さんが)いつもお世話になっている病院の主治医が家に診にきてくれて、そこで体調が良くないから入院しようとなったと聞きました。私はその主治医に会ったことがないから分からないけど、大分前から色んな薬をもらっていたみたい。肺か肝臓かな?けんは持病があるから。肝臓が弱っていたからそれかとも思うけど、詳しくは分からない」と、内臓に持病があったことを明かしています。

志村知之さんが、志村けんさんと最後に会ったのは今年の正月だったそうで、「その時には『今度、NHKの朝ドラに出るんだ』とか、『映画の話があるんだよ』と、嬉しそうに話していた。酒は大分減ったみたいだった。何年か前に肺炎やってから、気をつけていたように思います。」「早く回復して元気になってほしい。すぐにでも会いに行きたいよ……」と語っています。

志村けんさんは大の酒好きで、10年以上前から自身のブログでは肝臓の数値が悪いことを明かしており、それによって飲酒量を減らしたり、少しでも体に良いものを食べるようにしていたようです。

また、2016年に重度の肺炎を発症して約2週間入院するなど、かなり辛い思いをしたことがきっかけで、それまで1日3箱ぐらい吸っていたというタバコを止めましたが、飲酒だけは止められないと語り、実際に退院から4日後には美女と岩盤浴デートし、鉄板焼店で飲酒していたことを『フラッシュ』に報じられています。

昨年9月には志村けんさんが倒れ、救急搬送されて一時的に入院したとの話を週刊文春などに報じられており、この件に関しては事務所が公表しておらずどこまで本当なのかは不明ながら、今年1月には胃のポリープ切除手術を受けていたことが判明しています。

新型コロナウイルスは、持病や高齢などによって免疫力が低下している人が重症化しやすく、志村けんさんは持病があって高齢、そして長年喫煙し肺炎も患ったことがあり、こうした悪条件が揃っていることで新型コロナウイルスに感染し重症化したとみられます。

そして、志村けんさんはいま人工心肺装置・ECMOを装着している状態にあり、11日までに国内でECMOを装着した患者23人中12人は症状が改善、装置を外すことが出来るまで回復したとのデータがあり、ECMOを装着した患者の死亡例も20日時点では無いとされています。

順天堂大医学部心臓血管外科の天野篤教授は『スポーツニッポン』の取材に対して、「全身の健康状態にもよるが、肺の病気だけならば、(ECMOの)効果は期待できる」と語り、急性の肺疾患でECMOを使用した治療期間は2週間以内といいます。

もし回復した場合に社会復帰出来るまでの期間については、「装置が外れた後、専門病院での入院が最低でも2週間。その後、歩行や呼吸のリハビリを2週間から1ヶ月。順調にいけば2、3ヶ月で今まで通りの生活ができるでしょう」としています。

ECMOはあくまでも、患者の肺に代わって血液に酸素を送り込む装置でウイルスを撃退するものではないことから、肝心なのは本人の体力や回復力だと、医療ガバナンス研究所理事長で内科医・上昌広さんは『東京スポーツ』の取材に答えています。

ECMOを装着し効果が出るまでには1週間ほどかかるといい、「肺や肝臓が人より悪ければ、その分、体力がないのだから回復は遅い。経緯を聞く限り、深刻で予断を許さない状況だと思う」とも語っています。

医師がこのように語っているので、詳しい病状は不明ながら予断を許さない状況にあるのだろうと思いますが、今後なんとか仕事復帰できるまでに回復し、また『志村けんのバカ殿様』などで元気にコントをする姿を見せてほしいです。

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