佐野海舟が性的暴行事件で不起訴へ。容疑認めるも釈放の理由と裏側、ネットで物議醸す

友人男性2人と共謀し、一般女性に性的暴行を加えたとして、7月14日に不同意性交等容疑で逮捕されたサッカー日本代表・佐野海舟選手（さの・かいしゅう 23歳）が釈放され、8月1日からチーム合宿にも合流することが発表され物議を醸しています。

佐野海舟選手は7月4日に、Jリーグ『鹿島アントラーズ』からドイツ・ブンデスリーガの『1.FSVマインツ05』への移籍（4年契約）が正式発表され、同21日からチームに合流する予定でしたが、その1週間前に東京都内のホテルで友人2人と共謀し、女性に性的暴行を加えたとして不同意性交等容疑で逮捕されました。

＜↓の画像は、佐野海舟選手らによる不同意性交等事件の流れ＞

その後、テレビ朝日が捜査関係者の話として、佐野海舟選手が取り調べに対して「間違いありません」などと容疑を認めていることを報じ、このまま不同意性交等罪（法定刑：5年以上の懲役）で起訴される可能性が高まり、マインツへの合流も不透明な状況となりました。

しかし、逮捕から2週間経った29日に釈放され、佐野海舟選手は所属事務所を通じてコメントを発表し、「この度は、私の行動によって被害者の方に多大なご迷惑をかけてしまった事を心よりお詫び申し上げます。また、ファンやサポーター、関係者の皆様に対しても、ご期待を裏切り、ご迷惑をおかけしましたことを深く反省しております。現在、私は自分の行動の結果を真摯に受け止め、何をすべきか、一歩一歩前進し、信頼回復に努めていこうと考えております。この度は誠に申し訳ございませんでした」と謝罪していました。

これに続いて31日にマインツがX（旧ツイッター）で声明を発表し、検察が佐野海舟選手の捜査を終了したとして、1日からチームのキャンプに合流すると報告しています。

＜↓の画像が、『1.FSVマインツ05』のX投稿写真＞

現時点では事件の捜査状況は不明となっているのですが、ドイツメディアは独自情報として、クラブ側が不起訴となる見通しを認めたと報じました。

そして、釈放から3日後にチームへの合流をクラブ側が正式発表したのですが、これに対してネット上では、

• 無実だったの？
• これ、結局はお金で黙らせたんじゃないの？
• 公式に発表してドイツに行ったってことは不起訴がほぼ確定なんだろうな
• 海外あったけえｗｗｗ 最高のタイミングで契約したな
• 逃げ切り成功
• 何事もなかったように会見なし、無言でドイツ出国とはすげーメンタルだな

などの声が上がっています。

ドイツメディアは独自情報として佐野海舟選手が釈放された裏側について伝えており、『SWR』というメディアは「最近、法定外での和解が何度も議論されている」と報じていて、被害者と佐野選手の間で和解に向けた示談交渉が行われていることを伝えています。

また、釈放前には週刊誌『週刊新潮』も、佐野海舟選手が不起訴になる可能性を伝えており、佐野選手は容疑を認めているとされているものの、被害女性の精神状態が不安定とし、起訴しても裁判を維持することは難しいため、当事者間で和解に向けて協議を行い、示談成立によって起訴猶予処分になるのではないかとしていました。

そして、実際に起訴前に釈放されて海外に渡っていることから、被害女性が示談交渉に応じ、告訴を取り下げた可能性が考えられます。

その場合、罪には問われなかったものの、不適切な行為自体は事実と認めたことになるため、マインツでプレーはできたとしても日本代表入りは難しくなるとみられますが、今後『日本サッカー協会（JFA）』はどういった判断をするのか、事件の今後の行方とともに注目していきたいです。