18日に急死した俳優・三浦春馬さんの所属事務所『アミューズ』が20日、葬儀を密葬にて執り行ったことを発表しました。
アミューズはコメントで、18日14時10分に三浦春馬さんの死亡が確認されたことを報告した上で、「中学生の頃から16年という長きにわたって共に夢を語り、歩んできた大切な仲間のあまりにも突然の訃報に接し、弊社所属アーティスト、スタッフ共に、悲しみという感情を超えて茫然自失(ぼうぜんじしつ)としており、悔やんでも悔やみきれないという思いです。」
と、突然の死を悼んでいます。
続けて、「役者として仕事と向き合う姿勢は勿論、普段から誠実でチャーミングな人柄は、多くのファンの皆様、社内外の多くのアーティスト、スタッフからも愛されておりました。」
と、三浦春馬さんの人柄を明かしています。
そんな三浦春馬さんが人知れず自ら死を選び、事務所としても非常に大きなショックを受けているとした上で、「三浦春馬は今後もアミューズのアーティストであり、私たちのかけがえのない仲間であることに変わりはありません。」
としています。
そして、葬儀は親族と相談して密葬にて執り行ったことを報告し、「新型コロナウイルスの感染予防にも配慮した上で時期を考慮し、お別れできる機会を別途、設けさせていただければと考えております。詳細につきましては、後日ご案内させていただきますので、いましばらくお待ちください。」
と、お別れ会を今後行う予定と発表しています。
<↓の画像が、アミューズのコメント全文の写真>
アミューズのコメント発表を受けてネット上では、
- 葬儀だけはマスコミに押しかけられず、静かに送れたのであれば、せめてもの救いだと思いたい
- 言葉が出ない 受け入れることができないまま時間はどんどん流れていってしまう
- 春馬は私の心の中で永遠に生き続けている
- 悲しい事ですが、春馬くんが、耐えられない苦しみから解放されたんだと思うようにします。
辛かったね。もういいんだよ。どうか安らかに。さようなら。 - 心が痛い、、。他の俳優さんのように自分で選んだ道ではなく、家族のために子役から俳優を続けて来た。
誰かに苦しみを吐露する事も、逃げ出す事も出来なかった。ただただ悲しい、、、。 - 葬儀を終えたということは、火葬されてお骨になったという事か、未だに信じられない
彼がもうこの世に存在せず肉体までも存在しないなんて、強烈な喪失感に襲われてる - 事務所には責任はないのは間違いない。だけど、最近、様子がおかしいとか気づかなかったのかな。
俳優も人間なので、事務所でも日ごろから気を付けた方がいいかもね。 - 自殺するっていう事と、あまりにも正反対の所でキラキラしていた印象だったから余計に信じられない。だからショックが大きい。
- アミューズ所属アーティスト一覧に「三浦春馬」の名が今もある。
難しいかもしれないが、永遠にアミューズアーティストとして残るといいなあ - 笑顔が眩しくて、笑顔の裏側には計り知れない努力と辛さがあったかと思うと胸が締め付けられて苦しいです。
赤の他人なのにこんなに衝撃とショックを受けたのは初めてです。
嘘であってほしい。
撮影した9月のドラマもお蔵入りなんてせず、上手い具合な展開で三浦春馬さんを魅せてほしい。お願いします。
などの声が上がっています。
三浦春馬さんは自宅で首を吊った状態で発見され、現場の状況に加えて「死にたい」「死を考えている」などと綴ったメモも発見されていることから、自殺と見て捜査が行われており、遺体は19日に検視(死体の状況捜査)を終え、同日午前11時ごろに家族の元へと向かったそうです。
小学校時代からの親友で格闘家・江幡塁選手は遺体に寄り添い、泣き崩れていたとスポーツ紙に報じられています。
<↓の画像は、三浦春馬さんと親友・江幡塁選手の写真>
三浦春馬さんは亡くなる前日夜まで、9月スタート予定の新ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系 火曜22時)の撮影に参加し、3話まで撮影済みだったといい、この他に少なくとも8本の仕事を抱え、8月には新曲のリリースや、『Hulu』で来年配信予定だった主演ドラマの撮影を控えていたといいます。
そうした中での自殺ということから、多忙過ぎたことも要因なのではとも指摘されています。
また、数年前から異変がみられ、自暴自棄になって2、3年ほど前から飲酒量が増えていたとの報道もあるのですが、三浦さんは3年前に3ヶ月間、単身イギリス留学し、帰国後に当時交際していたダンサー・菅原小春さんと破局を迎えています。
三浦春馬さんは留学後に深夜ドラマ『オトナ高校』(テレビ朝日系)で主演するなど、変わらず複数の仕事をこなしており、当時『週刊女性』のインタビューでは、海外生活を経てリフレッシュできたことを明かしていた一方で、留学先でルームメイトだったという中国人男性は当時、SNSに気になる投稿をしていました。
投稿によれば、三浦春馬さんが椅子に座って1人で泣いている姿を目撃したそうで、何があったのか聞いたところ三浦さんは男性の手を握り、所属事務所から「留学は時間の無駄、早く仕事に戻るべき」などと言われたことを打ち明けたといいます。
<↓の画像は、イギリス留学時の三浦春馬さんとルームメイトの写真>
他にも、三浦春馬さんが主演した実写映画『進撃の巨人』(2015年公開)について話を聞いたところ、自身の演技などに納得ができず、原作ファンにも申し訳ないとの思いがあり、ずっと見る勇気が無かったと明かしていたとのことです。
また、三浦春馬さんは2018年に映画『銀魂』で共演した小栗旬さんとインタビューを受けた際に、「自分が本当によくない時期に、誰よりも早く電話をくれて、『おいでよ』って言ってくれたのは旬さんだけなんですよね。」と明かしています。
一方の小栗旬さんは三浦春馬さんについて、「心配するときもあるし、ちゃんと生きててほしいなって思います(笑)」「春馬はちょっと危なっかしい存在だなって(笑)。我も強いし、変な意味で馴れ合うのも好きじゃないから、自分のスタンスでいいんだけど…」と語っていました。
<↓の画像は、小栗旬さんと三浦春馬さんの写真>
誰もが大なり小なり悩みを抱えていますが、三浦春馬さんは真面目でストイック、繊細な部分もあったと生前親交があった方々が明かしており、直接的な原因は現在も不明ではあるものの、精神的にかなり追い込まれた状態がしばらく続いていた可能性はありそうです。
アミューズは今回出したコメントで、哀しみを超えて茫然自失としていると綴っていますが、三浦春馬さんのような形で亡くなるタレントが今後2度と出ないように、精神面のケアなどもしっかりと行っていってほしいですね。