江口響がやるべしたら竜に重傷負わせ炎上。朝倉未来のイベントでトラブル、問題行為野放しで運営批判も噴出

さいたまスーパーアリーナで14日に開催され、ABEMAでも中継された格闘技イベント『Breaking Down（ブレイキングダウン）18』の前日会見で、「北海道喧嘩自慢」の格闘家・やるべしたら竜さん（本名＝佐藤竜 27歳）が対戦相手から強烈なビンタを受けて卒倒し、「クモ膜下出血」を発症していたことが判明し物議を醸しています。

やるべしたら竜さんはブレイキングダウン18で、「千葉喧嘩自慢」の格闘家・江口響さん（えぐち・きょう 26歳）と対戦予定だったのですが、前日会見でお互いに顔を近づけてフェイスオフした際、竜さんが胸あたりを軽く押したことに江口さんがキレて、アゴに平手打ちを入れました。

これによってやるべしたら竜さんは卒倒し、床に頭を打ちつけて現場にドクターも駆けつける事態となり、翌日の試合は中止となりました。

＜↓の画像は、14日に対戦予定だった江口響さんとやるべしたら竜さん＞

ただ、やるべしたら竜さんは14日の大会でリングに登場し、「昨日の前日会見で江口に叩かれて。昨日は体調優れてなくて、普段だったら倒れない。ああいうふうになると江口ばっかり悪く思われるが、ここはブレイキングダウンだし、俺がもらう想定でいればよかった。油断していたというのが俺が試合できなくなったところ」「千葉喧嘩自慢も不意打ちって一番ダセえ。名古屋でも次回大会でもやれんだろ。絶対俺はこの上であいつのこと絞めてやるんで、皆さん引き続きBD宜しくお願いします」と語っていました。

• トラブル翌日、リングに上ったやるべしたら竜さんの動画（X）

自身のX（旧ツイッター）でも14日の時点では、「昨日2回病院に運ばれて、意識は回復しました。」「どこも怪我してなくて、頭と顎が痛いくらい」などと説明していました。

しかし、15日になってXで、「クモ膜下出血で脳内に出血が発見されて、状態は良くないです」「医師の判断で数ヶ月間の出場停止を余儀なくされました」と明かしました。

16日に改めて一連の経緯を説明し、14日にCT検査を受けるも大きな異常は見つからなかったものの、移動のため飛行機に乗ったところ体調が悪化、強い頭痛が続いたことで再び検査を受けた結果、クモ膜下出血が判明したそうです。

現在は治療を受けていると報告し、「症状も安定し、改善に向かっていることが確認できています。試合が行われなかったことは本当に悔しいですが、選手の命と安全を最優先に判断してくれたブレイキングダウンに感謝しています。そして俺の気持ちは変わりません。名古屋大会では、江口をKOして無念を晴らします。必ず万全な状態でリングに戻り、結果で応援してくれた皆さんに恩返しします。」と、リベンジを誓っています。

＜↓の画像が、やるべしたら竜さんのX投稿＞

一方の江口響さんは15日にXで、「勘違いしないで欲しいけど、オーディションで彼も不意打ちで19歳の顎骨折させてるし、僕もカットされてるけど不意打ちで手出されて転ばされてる、そこで頭打っててもおかしくないし、会見前の動画でビンタの対策してるとか煽られて、男の子なら黙ってられないでしょ。まぁ良い所入っちったのはごめんな」「平手だったから失神ですんだけど、拳だったら殺人になってたから自分を褒めてる。」などと投稿しています。

＜↓の画像は、江口響さんのX投稿＞

そして、このトラブルに対してネット上では、

• ごめんなさいで済まされる事件ではないわな
• 悪目立ちでも金になれば何でもいいと思ってるチンピラの集まりだからなぁ
• 相手の責任はしっかり問うべきだろ
• 倒された竜の方が最初に手を出してるから竜が悪いじゃん　フェイスバトルで手を出すなよ
• これまでのノリを続ける前提で対策するとしたら、乱闘が起こり得る全ての場所にマットを敷くくらいだわな
• 亀田の時からそうだけど、こういうのはエンタメ（演出）として顔面近づけてメンチの切り合いはするけど、お互い絶対に手を出しちゃいけないっていう暗黙のルールがあるんじゃないのか？
• ああいうパフォーマンス禁止にすればいいのに
• 前も椅子投げて流血してたよな。また全く対策してない溝口と朝倉未来が絶対に悪い。正直大事になって中止にしてほしい。
  チンピラが有名になって更に治安が悪くなって逮捕者出てるしな
• こんな悪ふざけみたいな大会に出てる被害者に同情はできんけど、治療費と賠償金はちゃんと貰うべきやろな
  そして運営もな、このような危険行為を放置してた責任はあるやろ。治療費の負担を申し出て見舞い金を支払うくらいはやるべきちゃうか

などの声が上がっています。

前日会見で最初に手を出したのはやるべしたら竜さんの方で、竜さん自身も会見前にブレイキングダウンの公式SNSに投稿された動画の中で、江口響さんが手を出してくることも想定のうえで、「倍返ししてやろうと思う」「（反撃の）練習はしてきた」などと言って挑発していました。

• 前日会見前のやるべしたら竜さんのコメント動画（X）

トラブル後もやるべしたら竜さんは、「江口ばっかり悪く思われるが、ここはブレイキングダウンだし、俺がもらう想定でいればよかった」と語り、自身にも非があったとしています。

しかし、やるべしたら竜さんはこのトラブルでクモ膜下出血の重傷を負い、今後一生リングには上がれない可能性もありますし、江口響さんの行為は傷害罪、過失傷害罪に問われる可能性もある行為です。

いくら最初に手を出したのがやるべしたら竜さんだったとしても、軽く押す行為に対してアゴにおもいっきり平手打ちをかますというのは、正当防衛とは言えないのではと思います。

ブレイキングダウンでは前日会見などで度々乱闘騒ぎが起きており、3年前には“会津伝説の喧嘩屋”の異名を取るインフルエンサー・久保田覚さんが、前日会見で対戦相手の元プロボクサー・アドリブまさおさんをパイプ椅子で殴って大流血させ、これによって試合は急遽中止となりました。

これに対して、ブレイキングダウンを手掛ける総合格闘家・YouTuberの朝倉未来選手がブチギレ激怒し、久保田さんを無期限出場停止としましたが、こうした処分をしたところで状況は変わることなく、一歩間違えば死亡したとしてもおかしくないトラブルが発生したため、運営サイドには再発防止対策を講じてもらいたいです。