“ジュリー”の愛称で親しまれている歌手で俳優の沢田研二さん(66)が今月20日に、東京国際フォーラムで5000人規模のコンサートを開催したのですが、沢田さんがMC中にファンに対して怒りをあわらにした場面があったことが分かり、それに対してネット上では批判が殺到しています。
この日のライブでは5000人をほぼ埋め尽くすほどのファンが集まったのですが、沢田さんは1曲目で「LOVE(抱きしめたい)」を披露したものの、『TOKIO』『危険なふたり』『勝手にしやがれ』などの往年のヒット曲は披露されるこがほとんどなく、ライブに訪れた観客からは不満の声が漏れていたそうです。
その後、2時間近く歌い続けた沢田さんが最後の最後にMCに立った際トラブルが発生。
MC中に沢田さんがイスラム過激派組織「イスラム国」のグループに日本人2人が人質に取られた事件について話していた際に、客席からの「歌って~!」という声援に沢田さんが激怒し「黙っとれ! 誰かの意見を聞きたいんじゃない。嫌なら帰れ!」と怒鳴ってしまったそうです。
これにはファンも驚き、会場も一瞬で静まりかえってしまったといいます。
これにネットでは、
- プライドが高いものだから、往年のヒット曲は歌わない。金を払ってまで見に来てくれるファンへの罵声。輝かしい時代がウソのような太り方。残念な人になったものだ。
- 自分の主義主張を歌やトークにのせる歌手は多いわけで、真面目な話をしてるのに、チャチャ入れられたら不快に思うのも間違っていない。ただここまで付いてきてくれてるファンへの態度としてはあまりに大人気ない反応なのと、応援してるのが山本太郎だという2点が全てを台無しにしてる気がする。
- MCが長くても、さだまさしさんのように、その一瞬だけでも普段の苦労を忘れられ、また明日から現実を頑張っていこうと思わせてくれるようなユーモア溢れる内容ならいいと思うんだけどね。
- ジュリーくらいの戦後教育ど真ん中の団塊の世代が、一番思想的にも性格的にも面倒くさいのは分かってるしそれは気にしない。ただ講演会じゃなくてコンサートなんだからやっぱり歌わないとね。長々MCするにしても世相がどうこうじゃなくて近況報告とかにしたほうがいい。コンサートとかライブって映画とかと同じでその数時間現実世界から離れられるものだと思うし。
- 何をやるかは演者が決めることだし、期待してたものをやってくれなかったというのは聞く側の勝手な文句。だけれども、来ていただいた”お客様”を満足させられなかった時点でプロとして反省すべきだと思いますけど。
などのコメントがありました。
沢田さんはこのコンサートだけでなく、度々ファンに対して怒りをあわらにしている方なので、沢田さんのことを昔から知っているファンの間では、またかといった感じだったようなのですが、昔テレビで観ていた沢田さんのことを懐かしく思い、この日初めてコンサートに訪れた方も多くいたでしょうし、高いお金を払って見に来ているわけですから、いくら声援に対してムッと来たとしても、こうした暴言を吐くのはプロとしていかがなものかと思います。
66歳となった現在でも、こうして歌手として活動を続けられるのは多くのファンがいるためで、ファンによる支えがなければここまでの地位に登り詰めることは出来なかったわけですから、ファンに対してこうした暴言を吐くことはやめてもらいたいものですね。