『薬屋のひとりごと』作画・ねこクラゲが所得税を脱税、国税局が告発。確定申告せず、3年間無申告の理由説明し謝罪

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ねこクラゲ作画『薬屋のひとりごと』(スクエニ版)表紙画像

『月刊ビッグガンガン』で2017年から連載がスタートし、累計発行部数が約1,600万部の人気漫画『薬屋のひとりごと』で、作画を担当している漫画家・イラストレーターのねこクラゲさん(本名=池田恵理香 36歳)が、3年にわたって確定申告をせず脱税をしていたとして、福岡国税局から所得税法違反(単純無申告)の疑いで福岡地方検察庁に告発されていたことが報じられ、謝罪コメントを発表しました。

福岡国税局の発表によると、ねこクラゲさんは2019~2021年までの3年間に、出版社からの原稿料や印税収入で合計約2億6,000万円の所得を得ていたものの、確定申告を行っておらず、所得税約4,700万円を脱税した疑いがあるとのことです。

ねこクラゲさんはこの3年間に税金を収めることなく、不動産購入などをしていたそうです。

告発の経緯については、多額の所得を得ているとみられるにも関わらず確定申告が行われていなかったことで、福岡国税局の調査査察部が2022年10月に強制調査を行った結果、ねこクラゲさんが脱税した金で不動産を購入したり、自身の口座に貯金していたことが判明、脱税額が大きかったことから2月29日付で告発されたとみられると『読売新聞』は伝えています。

脱税報道を受けてねこクラゲさんは自身のX(旧ツイッター)で直筆の謝罪文を公開し、巨額脱税した理由については「以前の私は税金に関して無知であったため確定申告を怠っていました。」と綴り、「2022年に税務署から本税、延滞税、無申告加算税を納めるようご指示を受けましたので、その全額をすぐに納付しており、現在では税理士に依頼して適正な申告、納税を続けています。」「しっかり納税義務を果たしている皆様にも不誠実であったと深く反省しています。このようなことは今後二度とありません。」としています。

<↓の画像が、ねこクラゲさんの謝罪コメント全文の写真>
薬屋のひとりごと作画・ねこクラゲが脱税事件を謝罪コメント画像

そして、『薬屋のひとりごと』の作画を担当するねこクラゲさんの巨額脱税が発覚しネット上では、

  • ねこクラゲさんの絵柄がかなり好きなので残念だ。継続できるかな…難しいかな…
  • ガンガンくらいの大手紙でも税金の説明したり税理士紹介したりはしないのかね? 急に売れて税金のことなんてよく分からない漫画家さんも多いだろうに。
  • なんで申告しないの?本が売れてるのは知られてるに決まっているから、かえって加算され支払いは多くなる。悪質だと罪になるしねえ。
  • 出版社側も担当の編集者も何の確認も取ってなかったのかね? 堂々と脱税できるのは国会議員だけなので注意
  • ケチらず税理士雇っておけばよかったものを 作品には何の罪もないのにケチがついてしまった

などの声が上がっています。

2月には人気セクシー女優・深田えいみさん(26)が、週刊誌『フラッシュ』によって巨額脱税トラブルをスクープされており、前事務所に所属していた7年間に一度も確定申告をしておらず、累計1億5,000万円以上の所得に対して、約8,000万円の追徴課税が命じられたとのことでした。

2019年には、『チュートリアル』の徳井義実さんも3年にわたり、合計約1億1,800万円の所得を申告していなかったことが判明し、約3,700万円の追徴課税を支払いました。

そして、ねこクラゲさんに関しても3年間、無知だったことで確定申告を行っていなかったとのことですが、福岡国税局の発表によれば、脱税したお金で不動産購入などをしていたとのことで、悪質な脱税行為だと判断された可能性もありそうです。

今回の件を受けて、ねこクラゲさんは謝罪の言葉などと綴るとともに最後に、「本件はねこクラゲ個人の問題であり、私がコミカライズを担当している作品の原作者様や、同作のコミカライズに関わる他の先生方には一切関係がありません。混同されることのないよう、お願い申し上げます。」とも呼び掛けているのですが、『薬屋のひとりごと』の原作はライトノベル作家・日向夏さん(ひゅうが・なつ)が手掛けています。

また、漫画版の『薬屋のひとりごと』は2種類あり、ねこクラゲさんが作画を担当しているのは『月刊ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス)、一方の『月刊サンデーGX』(小学館)で連載中の『薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜』は、漫画家・倉田三ノ路さん(くらた・みのじ)が作画を手掛け、キャラクター原案はそれぞれ文庫版と同様にイラストレーター・しのとうこさんが担当しています。

<↓の画像左から、ねこクラゲさん作画のスクエニ版、倉田三ノ路さん作画の小学館版、しのとうこさんが表紙イラスト担当の文庫版>
『薬屋のひとりごと』作画違い(ねこクラゲ・倉田三ノ路・しのとうこ)

そんな『薬屋のひとりごと』のシリーズ累計発行部数は3,300万部を突破していて、昨年にはアニメ化されて日本テレビ系で放送され、来年には第2期の放送を控えており、そうした中で作品のイメージに悪影響を与えかねない脱税トラブルが報じられたのは残念ですが、再びこうした問題を起こさないようにしてもらいたいです。

また、ねこクラゲさんは脱税問題が報じられる前にXで、激しい頭痛が続いたことで検査を受けた結果「脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)」と診断を受けたことを明かしていたのですが、もし破裂してしまうとクモ膜下出血を引き起こすため、これから健康管理にも気を付けてほしいです。

参照元
  • https://www.yomiuri.co.jp/national/20240401-OYT1T50135/
  • https://www.tokyo-np.co.jp/article/318675
  • https://twitter.com/nekokurage_/status/1774734767893942341
3件のコメント↓コメント投稿
  1. 1
    匿名
    ID:NjY5NmRmMG

    売れてる人ってこういうのは苦手なんだろうな。プロに任せたらいいのに

  2. 2
    匿名
    ID:MzgyNzZkND

    徳井もそうだけど、さすがに30代も越えて稼いでる人が知らなかったですって、通用しないよねぇ。
    本人に悪気なかったとしてもねぇ。

  3. 3
    匿名
    ID:ZTUyMTcwZW

    切りのいいタイミングでお別れかな

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