『3年B組金八先生』、『渡る世間は鬼ばかり』、『HOTEL』、『MOZU』、『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』など、これまでに様々なドラマが放送されていたTBSの木曜21時のドラマ枠が、今年の秋からバラエティ番組の放送枠へと変更されることが明らかとなりました。
かつては同枠のドラマは高視聴率を獲得したものの、近年は低視聴率によって苦戦が続いており、10月期の改編に合わせて新たにバラエティ番組を放送、今年10月からプライム帯(19時~23時)の連続ドラマ放送枠は3となり、改編に伴い深夜にドラマ放送枠を新設するとのことです。
TBSの木曜21時枠は1971年10月からドラマ枠となり、1976年10月の改編で音楽番組枠に変更され『トップスターショー・歌ある限り』や『ザ・ベストテン』等が放送されましたが、1989年10月期に再びドラマ枠となって『3年B組金八先生』、『渡る世間は鬼ばかり』、『HOTEL』等のドラマシリーズが放送されました。
そして、2009年4月の改編によって同枠はバラエティ番組枠となり、ドラマ枠は水曜21時台に移動しましたが、2010年10月期より再びドラマ枠に変更され『ランナウェイ~愛する君のために』、『最高の人生の終り方~エンディングプランナー~』、『夫のカノジョ』、『Dr.DMAT』、『MOZU』、『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』等のドラマを放送。
そして、7月期に放送される蓮佛美沙子さんにとって初の民放連続ドラマ主演作となる『37.5℃の涙』が、この枠で最後に放送されるドラマとなります。
これにネット上では、
- なぜにまたバラエティ?それなら、ドキュメントや医療番組やってくれた方が、まだチャンネルを合わせるよ
- ドラマでも厳しかったけどバラエティーは裏がとんねるずとケンミンショーだからさらにキツイかもね
- 本当に消滅させるべき番組は「アッコにおまかせ」なのに・・・それにしても最近のTBSは凋落が激しい。
- 枠の問題じゃなく、見たいドラマか見たくないドラマか、中身の問題では??その枠がバラエティーになったから、じゃあ見ようかな、ってなるわけじゃないし
- ドラマは1話である程度視聴率稼げばみんなだらだら見ると思うけど、バラエティって継続的な視聴率得られなさそうだけどね・・・
などのコメントが寄せられていました。
TBSは今年4月の改編で『水戸黄門』、『ハンチョウ~警視庁安積班~』、『ペテロの葬列』等のドラマが放送された月曜20時のドラマ枠を59年ぶりにバラエティ枠に変更しています。
以前と比べドラマで数字が獲得出来ない事によってバラエティ枠に変更されるケースが増えており、フジテレビも今年4月の改編で『踊る大捜査線』、『ナースのお仕事』、『救命病棟24時』、『ゴーストライター』等のドラマが放送され火曜21時のドラマ枠を廃止し、4月よりバラエティ枠に変更して『発見!なるほどレストラン 日本のおいしいごはんを作ろう!』を放送しています。
バラエティ枠に変更することによって数字が上がるのであれば良いのですが、フジテレビはバラエティ枠に変更後に、より数字が悪化しておりドラマ枠の方が良かったといった声も出ています。
この枠をバラエティ枠に変更するのは2度目で、果たしてどのような結果となるかに注目をしていきたいところですが、同時間帯には日本テレビ系で『秘密のケンミンSHOW』、フジテレビ系で『とんねるずのみなさんのおかげでした』、テレビ朝日系でドラマが放送されている激戦区として知られており、中途半端な番組では数字は取れないため苦戦することになるでしょうね。