30歳での引退宣言をするも、その後撤回して現在でも芸能活動を継続している歌手・タレントのmisonoさん(本名=神田美苑 30歳)が、4日からスタートしたアニメ『ジュエルペット マジカルチェンジ』(テレビ東京系)で自身の夢だったという声優に初挑戦することが発表され、これに対して世間からは多くの批判が寄せられることになりました。
また、misonoさんは本作の声優に抜擢された事について、「今回は事務所の力ではなく、ちゃんとmisonoを見て声を掛けていただき、オーディションを通っての結果。この声をくれた親に感謝です」等と制作発表会で語っていたものの、misonoさんが演じるルナというキャラクターはこれまで声優の宍戸留美さん(41)が務めていたことや、宍戸さんがこの作品のオーディションがあったことすら知らなかったことを自身のTwitterにて明かした事から、misonoさんに対してより多くの批判が寄せられ、ネット上では炎上状態となっていました。
(↓の画像が、宍戸留美さんの写真)
そして、misonoさんは世間から批判が寄せられていることを受けて4日にブログを更新し、、「“実力&自力”だなんて、言ってしまったけど、間違ってました…『スタッフさんのおかげです』よね…すみません。そして、ルナの声優さんにも、失礼な事をしてしまいました…単純に、嬉しいって、純粋に、喜んでしまい、軽率でした。申し訳ありませんでした」と宍戸さんの仕事を奪ったかたちになってしまったことや、自身の実力で声優に抜擢された等と発言したことを謝罪しています。
宍戸さんは自身のTwitterで「何年も付き合って構築してきたキャラクターが、違う方が担当に、というのをTwitterで知って、1番ショックだったのは私です。なので、もう言わないで下さい」と落胆しましたが、続けて「新しいキャラクターとして、見守ってあげてね。今度はその方がキャラクターを愛し作り上げていかれると思います。お楽しみに」とmisonoさんにエールを送りました。
これを受け、misonoさんは6日のブログで再度この話題に触れ、「『誰かの仕事を、奪い取ってやる』とかは、思った事がありません」と、前置きした上で、「皆様のツイートだけでなく、ルナの声優さんのツイッターも、全て読みました!自分は、声優さんと話せる機会もないから、ネットで、想いを知ったんだけど、見ていて、同じく、胸が痛みました…自分は、こんなに裏側まで、見てきたから、知ってる気でいたけど“まだまだ無知”でした」と、宍戸さんやそのファンを思いやり、「スタッフさん&声優さんと“お会いできた際”には、謝りたい気持ちでイッパイです」と心境を綴った。
これにネットでは、
- 作品のファンとしては、声優というちゃんとした職業の方にやってもらいたいよね。女優とかアイドルがアニメのアフレコするのも良いけど、演技力のある方限定でやって欲しい。
- 引退するとかしないとか言ってて、声優が夢だったの?むしろプロの新人声優が選ばれた方がみんな納得出来た。
- すでにあるキャラじゃなくて、新キャラの声を当てていたら批判は少なかったかも…。ルナは、宍戸さんのクールな声質のイメージがあるから批判が寄せられるのもしょうがない
- どー考えても正規の実力じゃないからな。チャンプが居るのにそいつスルーして新しいチャンプ決められたようなもの。そりゃ新しいチャンプとその関係者以外は全員が疑問に思うわ
- この件は宍戸留美にオーディション通知を出さなかったスタッフ側にも問題ありそうだな。双方がオーディションで勝負してmisonoが裏でスタッフを買収していたとかなら話は別だが、そもそも定着していた役を交代させたという意図は何だったのかがわからん。ほかのアニメみたいに声優の高齢化が理由でもないからね
などのコメントがありました。
misonoさんが勘違いをして実力で勝ち取ったものだと思い込んであのような発言をしたり、これまでルナというキャラクターの声優を務めてきた宍戸さんもオーディションに参加し、その上でmisonoさんが抜擢されたのであればここまで大きな騒動にはならなかったわけですが、misonoさんに事情をしっかりと説明しなかった所属事務所のエイベックス側に問題がありそうですね。
念願叶っての声優初挑戦となったにも関わらず、早々にこうした裏事情が明らかとなってしまい、misonoさんはこれから複雑な気持ちで1年間声優を務める事になりそうですが、宍戸さんがこれまで愛情を持って作り上げてきたキャラクターのイメージを損なわないように、精一杯頑張ってルナ役を全うしてほしいと思います。