1992年のバルセロナ五輪出場の元バドミントン日本代表選手で、スポーツジャーナリスト・タレントの陣内貴美子さん（じんない・きみこ 60歳）が、番組スタートから14年にわたりメインキャスターを務めている『news every.（ニュース・エブリィ）』（日本テレビ系 平日15時50分）を降板することが発表されました。
陣内貴美子さんは9日放送の番組で、「今月27日をもって『news every.』を卒業することになりました」と涙ながらに降板を発表し、「番組が始まったばかりのころは、スポーツだけをやってきた私が、報道の分野で役に立てるんだろうかと毎日、不安を抱えていました。それでもevery.の仲間やスタッフが私の居場所を一生懸命作ってくれて、14年半という長い間、番組に出演することができました」「間もなくゴールを迎えますが、『木原さん！ そらジロー！』と全力で呼びかけつつ、見守って下さった視聴者の皆さんに心を込めて言葉を発していきたいと思います。残り3週間、どうぞ宜しくお願いします」
と語りました。
陣内貴美子さんは、バルセロナ五輪のバドミントン・女子ダブルスに出場するも2回戦敗退となり、1994年に現役を引退後はスポーツキャスターとして活躍し、1994～1995年に『スポーツWAVE』（フジテレビ系）、1995～1996年に『プロ野球ニュース』（同）でキャスターを務め、1997～2016年にかけてはラジオ番組『大沢悠里のゆうゆうワイド』（TBSラジオ）に曜日レギュラーとして出演していました。
日本テレビの情報番組には2004年から出演し、『NNNニュースプラス1』『NNN Newsリアルタイム』のスポーツキャスターを経て、2010年3月末からスタートした『news every.』のメインキャスターを務めています。
『news every.』では、お天気コーナーに移る際に陣内貴美子さんが「木原さん！ そらジロー！」と、気象予報士・木原実さんと日本テレビの天気予報マスコットキャラ・そらジローに呼び掛けをするのがお決まりとなっていました。
＜↓の画像は、木原実さん、そらジロー、陣内貴美子さんの3ショット写真＞
番組の顔的存在だった陣内貴美子さんが、番組開始から14年半で降板することが発表されネット上では、
- 陣内さんのそらジローが聞けなくなるのは寂しい
- 藤井さんがいなくなり陣内さんもかぁ。陣内さん好きだったのに残念。
- 陣内さん、優しい人柄で好感を持てるキャスター。森さんがかなり砕けた感じだし、良いバランスが取れてると思ったんだけど。everyも寂しくなるなぁ。
- 藤井アナがフリーになり夜の番組に移動になって、エブリィに出演しているアナウンサーたちが若くなりましたよね。
60歳には見えない若々しい陣内さんだけど、周囲の出演しているアナウンサーとの年齢差ができたなぁと感じていた所です。
明るく元アスリートとしてもコメントも的確で見ていて安心感がありました。 - 個人的にはなんで陣内さんなの？ 他に適材いるでしょうに‥と思った時期もあったけど、この年齢まで確固たるポジションをキープできたのは素直にすごい。
スポーツ選手の第2の人生としては本当に理想的。後釜を狙ってる人は多そう。 - 陣内さんは表情や話し方に癖がなくニュース番組にとても向いていたと思う。年齢を感じさせないクリアな感じも好感がもてた。また別の番組で活躍して欲しい。
などの声が上がっています。
『news every.』のメインキャスターは長年に渡り、陣内貴美子さんと藤井貴彦アナウンサーが務めていましたが、今年3月末をもって藤井アナが日本テレビを退社してフリーに転身、同番組を降板して『news zero』のメインキャスターに就任しました。
＜↓の画像は、news every.がスタート当初のメインキャスター・陣内貴美子さん、藤井貴彦アナ、丸岡いずみアナの写真＞
そして、『news every.』のメインキャスターは陣内貴美子さん、鈴江奈々アナ、森圭介アナの3人体制になってリニューアルされ、サブキャスターとして元プロ野球選手の“ハンカチ王子”こと斎藤佑樹さん、モデル・女優の桐谷美玲さんが出演するなど、出演者の若返りを図っています。
＜↓の画像は、現在のnews every.出演者の写真＞
これは各テレビ局がいま重要視しているコア視聴率（13～49歳の個人視聴率）アップを狙ったもので、若い視聴者を増やすために、今年還暦を迎えた陣内貴美子さんの降板も決まったと考えられますが、陣内さんの後任は現時点で発表されていません。
15年近くメインキャスターを務め、そして「木原さん！ そらジロー！」という呼びかけが番組のお馴染みだっただけに、陣内貴美子さんの降板には寂しさを感じますが、『news every.』を降板後も、また別の場所で活躍する姿を見せてほしいです。