『別冊マーガレット』で連載中の人気少女漫画『俺物語!!』が実写映画化(10月31日公開予定)され、俳優の鈴木亮平さん(32)が主人公の剛田猛男(ごうだ・たけお)を演じる事が発表されたのですが、鈴木さんがこの映画のために体重を30キロも増量させていたことが分かり話題になっています。
鈴木さんが演じる猛男は身長2メートル、体重120キロという大きな体型の持ち主なのですが、鈴木さんは原作のイメージを壊したくないと自らトレーニングプランを作成し、徹底したカロリーコントロールも行ったそうで、鈴木さんは「食べてない時間がないぐらい、とにかく食べました」といい、パンを主食にしてサプリメントやプロテインも摂取、筋肉を肥大させるために週に4回ジムに通い、わずか40日間で体重を30キロも増量させることに成功し、現在は86キロになったそうなのですが、「90キロまでいきたい。体重は落とす方が大変。メンタルにきますからね」と語っており、今後更に体重を増やすつもりのようです。
そんな鈴木さんに対してネット上では、「体が心配だよ…」「相当な負担になってるんじゃない」「これはさすがにやりすぎでしょ」「体調管理には気を付けて」「いくら役作りとはいっても無理はせず、身体の検査はきちんとして」と体の心配をする声が多く寄せられています。
また、この他にもネット上では、
- 鈴木亮平さん好きだけど、何か心配になる。最初見た時びっくりしたし。短期間でここまで太るとは。痩せるの大変でしょ、これ。
- 役者魂は本当に素晴らしいと思うけど、短期間での体重の増減の繰り返しは体や内蔵に相当な負担が掛かると思うので、あまり無理はしないでほしい。良い役者さんだと思うので、寿命削ってでもやるのだろうけど健康第一です
- 体が心配。どうして元から体の大きい人にオファーできないのか…。申し訳ないけど、どうしても鈴木さんじゃなきゃいけない役ではないでしょ。この映画を観に行くだろう層的にも。もっと仕事選んでもいいと思う。
- 凄い人だというのは間違いないけど、いくらまだ若いからってやりすぎ。
- 役者魂は立派ですが、それで病気にでもなったら元も子もないです。体重操作は程々にして下さい!
などといったコメントが寄せられています。
(↓の画像左から、砂川誠役の坂口健太郎さん、剛田猛男役の鈴木亮平さん、大和凛子役の永野芽郁さん)
(↓の画像は、実写と原作の剛田猛男比較)
40日で30キロも痩せたことに対して心配の声が寄せられていますが、鈴木さんは2013年4月に公開された実写映画『HK/変態仮面』で主演を務めるにあたり、肉体作りを1年かけて行ったそうで、体重を15キロ増量させてから脂肪をそぎ落としていくという肉体的なアプローチを敢行し、肉体作りについて鈴木さんは当時受けたインタビューで「トレーナーはつけず、ボディビルダーの本を見ながら、一人でやっていきました。」と自己流のトレーニングを行ったことを明かしています。
また、2014年8月に公開された映画『TOKYO TRIBE』でも肉体作りを行っており、主人公のイメージからプロレスラーみたいな体型にしようと思い、体重を10キロ増量させているのですが、今年4月よりスタートした佐藤健さんが主演のドラマ『天皇の料理番』(TBS系)では、病に冒されてしまうという役作りのために、体重76キロからわずか半年間で20キロの減量を行ったそうで、鈴木さんは「プライベートな時間を削って、すべてを減量に捧げました。この物語だったら、自分の半年を捨ててもいいと思えたんです」とコメントしていました。
(↓の画像は、トレーニングで体を鍛え上げた鈴木亮平さんの写真)
(↓の画像は、『天皇の料理番』の役作りで減量した鈴木亮平さんの写真)
役作りのために短期間でここまで体重を増減させ、相当ストイックで凄い役者魂だとは思いますが、体に大きな負担を掛けていることは間違い無く、今後また役作りのために体重を増減させるにしても専門家の指導のもと行い、しっかりと精密検査を受けるなどしてほしいですね。
ちなみに、鈴木さんの他にも俳優のロバート・デ・ニーロさんは1980年に公開された映画『レイジング・ブル』で、ボクサーの現役時代と引退後の姿を表現するため短期間で27キロ増量するなどしており、こうした貪欲な役作りの方法は総じて「デ・ニーロ・アプローチ」と呼ばれ、マット・デイモンさんは1996年公開の映画『戦火の勇気』出演前に18キロの減量、クリスチャン・ベールさんは2004年公開の映画『マシニスト』のために短期間で30キロの減量、翌2005年公開の映画『バットマン ビギンズ』のために筋肉質な体型を維持しながら短期間で32キロ増量、トム・ハンクスさんは2000年公開の映画『キャスト・アウェイ』の役作りのために約23キロ増量したそうです。