郷ひろみが最後のNHK紅白歌合戦で『2億4千万の瞳』披露へ。合計38回出演で歴代7位の記録、若手歌手に席を譲る決断

今年の『第76回NHK紅白歌合戦』で、38回目の紅白出場となる歌手・郷ひろみさん（本名＝原武裕美 70歳）が、“紅白卒業”を宣言しました。

郷ひろみさんは29日にファンクラブサイトで、「2025年の紅白歌合戦を一区切りにさせていただくことをご報告いたします。（中略）今回の決断は『終わり』ではなく一つの『節目』と思っています。（中略）70歳を迎えた今も、音楽への情熱はなにも変わりません。これからも全力で向き合い、歌い続けます。」などと綴り、今年をもって紅白は卒業するものの、芸能界を引退することなく歌手活動は続けていくとしています。

紅白のリハーサル後に報道陣の取材に応じ、紅白卒業を決めた理由を説明し、「紅白は特別なステージ。挑戦であり、本当に機会をいただくことで成長できる場でもあった。僕自身がそう感じたようにこれから若い方たちが挑戦し続けてほしいなと。いつも応援していきたいと思います。それが僕にできることかなと思っています」と語っています。

＜↓の画像は、リハーサル後の取材で紅白卒業を宣言した郷ひろみさん＞

この発表を受けてネット上では、

• ７０でもこれだけ歌えるGOが終了とは残念だな
• 残念だけど、その潔さがカッコいい　ずっとお元気でいてください
• もうそろそろ需要がなくなってきていると思ってるんだろうな。オファーが無くなる前にという彼の美学だろうね。
• ここ数年は盛り上げ隊長みたいな役回りで、トップバッターやらされたり扱いが軽かったけど、紅白への貢献度は歴代の歌手の中でもトップクラス。一度くらいトリをやらせても良かったのではないかな
• 遅いくらい。多くの歌手が出演辞退している中で、番組にしがみついているベテラン歌手って違和感あり。
• 紅白卒業って…毎回出られる前提なんだね
• 卒業という名のクビ
• 年寄りは静かに紅白から身を引いてテレ東の方に出るべき
• かつてのGOファンとしては、聖子ちゃんが大トリを務めた回を最後の紅白にするなんて、偶然にしてもちょっとイヤかな。
• 呼ばれているうちに自ら卒業するのは賢い戦略

などの声が上がっています。

郷ひろみさんは1972年に歌手デビューし、デビュー曲『男の子女の子』が大ヒットして同年の『日本レコード大賞』で新人賞を獲得、翌年に紅白初出場を果たし、1986年に芸能活動を休止するまで、13年連続で紅白に出場しました。

1990年に5年ぶりの紅白出場を果たして以降は、1994～2001年、2010年～2025年まで合計38回紅白に出場しており、紅白出場回数は歴代7位、トップバッター回数は7回で歴代最多記録となっています。

ただ、近年はヒット曲は生まれておらず、2015年から今年にかけて代表曲『2億4千万の瞳 －エキゾチック・ジャパン－』（1984年発売）を7回披露しており、マンネリ化も指摘されていました。

そうしたこともあり、郷ひろみさんの紅白卒業宣言に対しては惜しむ声も上がりつつ、この決断を支持する声も少なくありません。

ちなみに、紅白卒業を宣言後も復活出場したケースもあり、北島三郎さんは2013年をもって卒業しましたが、2018年に特別企画で出演、布施明さんは2009年に若手歌手に自身の枠を譲りたいとして、自ら卒業を決断しましたが、今年16年ぶりに紅白復帰となっています。

郷ひろみさんは今後も歌手活動を続けるとのことで、いつかまた紅白のステージに復帰する可能性は十分ありますが、ひとまず今年で最後となる紅白のステージで、最高のパフォーマンスを披露して紅白を盛り上げてほしいところです。