俳優・西田敏行さん(にしだ・としゆき 71歳)が10月18日、約19年出演の深夜バラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』(ABC朝日放送テレビ 金曜23時17分)の局長(司会)を降板すると電撃発表し、その理由をめぐっては、かねてから囁かれている健康不安が原因なのではという憶測が飛び交い、このまま芸能界引退もあるのではないかと心配の声も上がっています。
そして、10月25日に行われた『探偵!ナイトスクープ』の収録後に行われた会見では、昨年秋ごろに番組降板を決意したことを明かし、理由については「大阪人のエスプリ(精神、知性)をもうちょっと効かせる番組に修正していかないと、番組のコンセプトが薄らいでいくと危惧があった。」とした上で、番組降板の背景には体力的にしんどい部分もあったと明かしていました。
<↓の画像は、25日収録に参加した西田敏行さん、3代目局長を務めるダウンタウン・松本人志さんの写真>
本人がこのように語っていたことで、今後を心配する声がさらに大きくなっているのですが、週刊誌『女性自身』は西田敏行さんの妻・寿子さん(67)に直撃取材を行い、西田さんの現在の体調や今後について話を聞いています。
記事ではテレビ局関係者が現在の西田敏行さんの体調について、「西田さんはドラマの撮影中に動けなくなってうずくまってしまうなど、以前から深刻な体調不良が心配されています。」「首のケガも完治していないようで、ふだんの生活では常に杖を使っており、歩くのも大変なようです。さらに最近では糖尿病の傾向もあるそうで、満身創痍の状態で仕事を続けてきました。一部からは『治療に専念するために芸能界を引退するのでは……』という声も聞こえています」
と語っています。
<↓の画像は、2016年撮影のリハビリ中の西田敏行さんと妻・寿子さんの写真>
そんな西田敏行さんのことを約50年にもわたって支え続けてきた4歳年下の妻・寿子さんは、10月下旬に『女性自身』の直撃取材に応じ、『探偵!ナイトスクープ』からの降板は体調不良が理由とも言われているが?との問いに対して、「いやいや、全然そういうわけじゃないですよ。今日も主人はテレビの収録に行かせていただいていますから」
と答え、実際に取材翌日には自宅から送迎車に乗り込み、東京都内のスタジオに向かう姿が目撃されています。
<↓の画像が、直撃取材に応じた西田敏行さんの妻・寿子さんの写真>
寿子さんは現在の西田敏行さんの体調について、「本人も体調を気にして整えようと、一生懸命頑張っていますし、節制しています。だから気力の衰えなんかもありませんよ。少し膝が悪いので、食事や減塩にも気をつけています。いまは歩くときに少し杖を使ったりもしていますけれど、本人はいたって元気ですよ」
と明かしています。
<↓の画像は、杖を使用している西田敏行さんの写真>
また、芸能界引退危機について聞くと、「そんなことはまったくないですよ。大丈夫。主人は、死ぬまできっと現役です。お仕事さえいただければ、続けていきたいと思っているんじゃないかしら」
と力強い声で話し、最後に「私も主人がずっと仕事を続けるのを、応援していますから」と記者に答えていたとのことです。
この報道を受けてネット上では、
- くれぐれも無理をせず俳優業を継続してほしい
- 年齢を考えたらスローペースになって当然だと思う。体力や時間も限られてくるから、今後は自分がこれはと思われる作品を選んで出演するのかも
- 演技に優しさと愛情が出てる役者さんなんて西田さんしかいないんじゃないかな?
強面の演技もこなせるし、これからも色んな演技を見たいので、まだまだ頑張ってほしい - 数多くいる役者さんたちのなかでも突出して忙しいはず。最低でも月2回の大阪での収録は、本当にごくろうさまでしたと言いたい。満身創痍のご様子。どうかご自愛を惜しまないよう。
- 今まで頑張ってきたんだから仕事セーブして負担の少ない本当にやりたい仕事だけやってほしい。
健康上もオールOKではないだろうし。消えるのだけはやめてほしい、寂しいからね。 - 西田さんみたいな人は仕事ヤメて隠居するとすぐに老け込んじゃいそぅ。元気でバリバリ頑張ってもらいたい。
- シリアスな役、コミカルな役、何を演じても自然で魅力的な演技をされる日本の大切な役者。身体に留意されいつまでも素敵な演技を観せて欲しい。
- 年齢を経るごとに存在感を増す方です。TVで歌を歌ってた頃は好きなタイプではありませんでしたが、今はとても尊敬すべき役者さんです。
年齢も年齢なので体調は何かと心配ですが、いるだけで安心できる方なので、どんな形ででもいいからTVから居なくなってしまわないでいただきたいと思います。
などのコメントが寄せられています。
西田敏行さんは2000年当時、大食漢で大酒飲み、加えて1日あたりの喫煙量が80本以上というヘビースモーカーで、2003年3月には自宅で心筋梗塞を発症して緊急入院し、入院中に女優・吉永小百合さんから手紙をもらい、「タバコだけはやめてね、西やん」との言葉で禁煙を決意、さらに体重も落としました。
しかし、その後も身体のトラブルが続き、2016年2月に自宅ベッドからの転落で「頸椎亜脱臼」と診断され、同4月に腰椎の一部を移植する手術を受け、さらに胆のう炎を発症したことで摘出手術を受けました。
ちなみに、西田敏行さんは2001年時点で、首の骨の変形によって頸椎の神経が圧迫され、手足がしびれる「頸椎性脊髄症」を発症して手術を受けています。
こうした病気などを発症しながらも俳優として精力的な活動を続けており、毎年複数のドラマや映画に出演しているほか、『探偵!ナイトスクープ』などの番組では司会者として存在感を発揮していたのですが、局長就任から20年の節目を迎える前に番組降板を決意しており、決して体調が良いとは言えない状態に見えることから心配ではあります。
ですが、妻・寿子さんがそばで献身的に支え、体調管理などに気を付けながら一生懸命頑張っていると取材に答えており、今後も芸能界は引退せずに活動を続けていくつもりとのことから、引き続き『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)などの作品で活躍する姿を是非とも見せてほしいです。