俳優・西田敏行さん(にしだ・としゆき 71歳)が、18日放送のバラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』(ABC朝日放送テレビ 金曜23時17分)に出演し、11月22日放送回(収録日は25日)をもって司会を降板することを電撃発表し、番組視聴者に大きな衝撃を与えており、降板理由をめぐって様々な憶測も飛び交う事態となっています。
西田敏行さんは18日の番組ラストで、「約19年間務めて参りました『探偵!ナイトスクープ』局長の職を11月22日の放送を持って辞したいと考えております」
と降板を発表し、降板を決意した理由については「11月22日の放送で詳しく申し上げたいと思います」としています。
西田敏行さんは、2000年4月に芸能界を引退した元お笑い芸人・上岡龍太郎さんの後を継ぎ、2001年1月から『探偵!ナイトスクープ』の2代目局長(司会)を務めており、西田さんは人情味溢れる局長として視聴者に親しまれてきました。
<↓の画像は、『探偵!ナイトスクープ』出演者の写真>
しかし、局長就任から約19年で突如番組降板が発表され、西田敏行さんはかねてから健康不安説があったため、体調の問題で番組を降板するのではないかとの憶測も飛び交っているのですが、スポーツ紙の取材に対して所属事務所側は、「体調面が理由ではない。元気です。降板理由については近日中に本人が取材対応してお話しします」
と健康問題での番組降板を否定しています。
そのため、別の理由で降板となったものとみられるのですが、ニュースサイト『サイゾーウーマン』は、業界関係者の間では「体調面を心配せずにはいられない」との声が上がっているとしています。
記事ではテレビ局関係者が、事務所側は体調問題での番組降板を否定しているものの、「それでも、業界内外から『本当に大丈夫なのか?』との声が上がっています。11月4日に72歳の誕生日を迎える西田は、2003年に心筋梗塞で倒れており、また16年には自宅ベッドから転落し頸椎亜脱臼のけがで入院、そのリハビリ中に胆のう炎を発症したこともありました。16年当時は車椅子で移動する姿も報じられ、ファンは心配したものです」
と指摘しています。
西田敏行さんは2017年にも、出演中の人気ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の撮影時に、突然うずくまって動けなくなってしまったと週刊誌『女性自身』に報じられていたのですが、同誌の取材に対して事務所側は「本人はいたって元気」とコメントしていました。
ですが、ここ最近は歩いたり走ったりするシーンが減少、座りながら演技を披露することが増えていると指摘されており、今年8月にも『週刊女性』が、ここ数年の間に出演した作品では基本的に座っているシーンばかりとし、テレビ局関係者はその裏側について、「2~3年前から、『西田さんを長時間、歩かせるシーンは控えるように』という指示が出されているんです。現場では、『足の調子が悪いのでは』という声があがっていますよ」
と語っています。
そして、10月からスタートした『ドクターX』の最新作・第6シリーズの第1話では、西田敏行さん演じる病院の院長が逮捕され、その翌日に放送された『探偵!ナイトスクープ』で局長降板が発表されたため、ネット上でも西田さんは体調不良で降板となったのではという声は多く上がっています。
なお、後任の3代目局長については、25日20時ごろにツイッター上で発表すると番組構成を担当する作家・百田尚樹さんが予告しており、「私のツイートが初出です!フライング報告します」と投稿していたのですが、その後この投稿は「大人の事情」で削除しています。
西田敏行さんは近年、公の場に登場する際にも杖を使用しており、過去のケガや病気などによって容姿も変化するなど、決して万全な状態とは言えないと思います。
<↓の画像は、杖を使って歩く西田敏行さんの写真>
また、『探偵!ナイトスクープ』の収録は大阪のABC朝日放送テレビ内のスタジオで行われており、番組収録は毎週ではなく隔週2本撮りとのことですが、西田敏行さんはすでに足腰がかなり弱っているようですし、他にも様々な仕事があることから大きな負担になっていた可能性はありそうです。
ですが、事務所側は健康問題での降板をキッパリと否定しており、『探偵!ナイトスクープ』の降板は他に大きな理由があるのだろうと思いますので、番組収録が行われる25日以降に、降板についてどのような説明が行われるのかに注目したいところです。
ちなみに、西田敏行さんは8月末に行われた収録で、「番組自体はずっと続いてほしい。続いている間は日本は平和だと確信している」と言いつつも、来年1月に局長就任から20年目に突入することについて問われると、「それはまだ僕の中ではどうなるんでしょうかね」と答え、今後も番組を続けていきたいかとの問いに対しても、「気持ちはね。ただ、番組は変化しないといけない。(局側と)1年ごとにお互い話し合って、探偵たちも微妙に入れ替わったりしている。そういった時も来るんじゃないかな」
と意味深に語っていました。