ピン芸人・ゆりやんレトリィバァさんが主演で、カリスマ悪役プロレスラー・ダンプ松本さんの半生を描いた全5話のドラマ『極悪女王』(Netflix 19日配信開始)の映像が解禁され注目を集める中で、Netflixが新たに占い師・細木数子さんの激動人生ドラマを極秘制作していると週刊誌『女性セブン』が伝えています。
Netflixは現在までに『極悪女王』のほかに、セクシービデオ監督・村西とおるさんの半生を描いた『全裸監督』シリーズ、ビートたけしさんの若手時代を描いた『浅草キッド』などを制作し、各作品大きな反響を呼んでいます。
そして、Netflixが新たに白羽の矢を立てたのが、2000年代にバラエティ番組で大活躍していた細木数子さんだといい、激動の人生をNetflixがドラマ化し、女優・戸田恵梨香さんが主演に内定しているとのことです。
これについて芸能プロダクション関係者は、「この数年、彼女は『合わない役に無理に挑むのではなく、自分が納得する、演じてみたいと思える役をやりたい』と周囲に話していて、細木さん役は役者として魅力的だったのかもしれません。本格的な撮影は来年だそうですが、ドラマには闇社会、夜の街のシーンなども予定されているそうで、実現すれば戸田さんの体当たり演技が話題になるでしょう」
と語っています。
女性セブンは真相を確かめるため、戸田恵梨香さんの所属事務所『フラーム』とNetflixにドラマについて問い合わせたそうですが、期日までに回答は無かったとしています。
この報道を受けてネット上では、
- 本人に似ても似つかないキャスティングすんな
- 細木数子が戸田恵梨香w MAX松浦が三浦翔平なみに美化しすぎw
- 主演マツコデラックスでいいだろ
- ブラックな感じでやっていいなら面白そうだが
- 島崎和歌子くらいにやってほしいな 夏川結衣がベストかも
- 全部が金儲けの為の嘘という視点で描かれるのなら面白いかも
- 戸田はないわ その前に細木なんて演じてほしくない
などの声が上がっています。
東京・渋谷生まれの細木数子さんは、政治運動家だった細木之伴さんを父に持ち、父親は暴力団関係者にも幅広い人脈を持っていたことにより、細木さんは子供のころから裏社会の人たちとも接し、高校を3年で中退して水商売を始め、弱冠20歳にして銀座でクラブを経営していました。
<↓の画像は、18歳ごろの細木数子さんの写真>
30代後半には暴力団組長の内縁の妻だったことが縁で、演歌歌手・島倉千代子さんの借金問題を解決すると共に、島倉さんの興行権やレコード販売権、マンションを手にし、40歳前には芸能事務所『ミュージック・オフィス』を設立し、島倉さんのマネージャーなども務めていました。
<↓の画像は、1977年撮影の島倉千代子さんと細木数子さんの写真>
その後、紆余曲折を経て1982年に独自研究に編み出したとする「六星占術」に関する本を出版、それ以降複数の著書を出版して話題になり、人気占い師となりました。
様々なトラブルがあって一時はメディア露出が減少しましたが、「地獄に落ちるわよ!」「私を誰だと思ってる」といった歯に衣着せぬ物言いなどが受けて1990年代後半から2000年代にかけて再び人気を博し、『ズバリ言うわよ!』(TBS系)、『幸せって何だっけ 〜カズカズの宝話〜』(フジテレビ系)といったレギュラー番組を持ち、平均世帯視聴率は20%前後の高視聴率を記録していました。
<↓の画像は、テレビで活躍していたころの細木数子さんの写真>
しかし、2008年に「テレビの仕事の充電期間を設けたい」「本業の仕事に専念する」との理由でレギュラー番組を降板、以降はメディア露出が減少し、2021年11月に「呼吸器不全」により83歳で亡くなりました。
細木数子さんが表舞台から姿を消した原因は、週刊誌『週刊現代』で連載されたノンフィクションライター・溝口敦さんによる連載「魔女の履歴書」が原因とみられており、細木さんと暴力団関係者の黒い交際、オリジナルとする六星占術のパクリ疑惑、霊感商法や恐喝行為などを書かれ、細木さん側はこれに対して名誉毀損で民事提訴しましたが、最終的には訴訟を取り下げました。
島倉千代子さんとの件も含めて、黒い話が数多く存在する細木数子さんの人生をドラマ化し、それも戸田恵梨香さんが主演を務めるというのも驚きですが、実現した場合にはどういった仕上がりになるのか楽しみではあり、続報に注目したいですね。