ダウンタウン・松本人志さん(57)が自身のツイッター上で、テレビ番組の視聴率記事に対してブチギレ激怒しており、ネット上で大きな反響を呼んでいます。
松本人志さんは12日放送の特番『キングオブコントの会』(TBS系 18時51分)に出演し、民放で20年ぶりに新作コントを披露したことで話題になりましたが、14日に『日刊スポーツ』がWeb配信した視聴率記事では、平均世帯視聴率が6.8%(関東地区)だったことを伝えていました。
松本人志さんはツイッター上でこの報道に反応し、「キングオブコントの会は内容的にも視聴率的にも大成功でした ネットニュースっていつまで“世帯”視聴率を記事にするんやろう?その指標あんま関係ないねんけど。。。」
とツイート。
<↓の画像が、松本人志さんのツイート写真>
続けて、「コア視聴率が良かったんです。コア視聴率はスポンサー的にも局的にも世帯視聴率より今や重要な指標なんです。そのコア視聴率が3時間横並びでトップやったんです。だから。低視聴率みたいなミスリードは番組を観てくれた皆さん。後輩達に申し訳ない気がします。」
と、補足情報をツイートしました。
<↓の画像が、松本人志さんのツイート写真>
松本人志さんはその後も、『デイリースポーツ』が9日に配信した『千鳥』の冠番組『相席食堂』の視聴率記事にもブチギレ激怒しています。
『相席食堂』は、テレビ朝日系のABC朝日放送テレビで2018年4月から深夜枠でレギュラー放送されており、今年2月2日にはゴールデン帯(19~22時)に2時間スペシャルが全国ネットで放送されました。
これに続いて6月8日に、2度目となるゴールデン2時間スペシャルが全国ネットで放送されたのですが、前回の2時間スペシャルは平均世帯視聴率が6.9%、今回は5.8%とさらにダウンしていました。
同時間帯の前4週の平均世帯視聴率は8.1%で、8日の同時間帯に放送されていた『踊る!さんま御殿!!』は、世帯視聴率が11.7%(前4週平均11.6%)でトップだったことを『デイリースポーツ』は伝えていました。
この記事に対して松本人志さんは再び、「これぞ勉強不足のバカライター。コア視聴率はしっかりとってる。じゃないと第二弾あるわけない。」
とブチギレ激怒し、『デイリースポーツ』の報道を痛烈批判しています。
<↓の画像が、松本人志さんのツイート写真>
そして、松本人志さんの一連のツイートに対してネット上では、
- 何だかんだ言って一番視聴率気にしてないか?
- 好きな番組ほど録画するからリアルタイムで見たことがない。
- 本当に見て貰えてなかったらまた全国放送されてない。リアルタイムでなくても録画して見てる人が多いのでしょう。
- 自分はAmazonプライムで全部見るぐらい『相席食堂』が好き。ゴールデンもリアルタイムじゃなく翌日Tverで見た。
確か相席食堂ってアマプラとTVerのランキングトップだよね、凄いと思う - 松本人志の言いたいことはわかるけど、視聴率を気にするのって1番はスポンサーでは?
CM飛ばしたいから録画するってコメントが多々あることから、録画された場合CMが見られない可能性が高い。
提供するってだけでも多少の宣伝にはなるだろうが、やはりスポンサーはCMを見てもらえる可能性の高いリアルタイム視聴率を重要視すると思うが。 - いやいや、これは千鳥にとっては、ありがた迷惑でしょ。千鳥や番組側はコア視聴率取れてるのわかってるし、ゴールデン一発目の視聴率が悪かったのがネタになってるんやから、二発目の視聴率が悪いのが天丼になっててオモロイやんか。
それをマジな顔でツイートするって、スベッてまっせ松ちゃん - 前回のゴールデンより悪くて前4週の平均より悪いのはいただけない。コアをそこまで信じるならもうTVじゃなくて良い。動画の方がコアに絞ってCMをだせるよ
- なんだかんだで、視聴率を一番気にしている松本人志。正しい事言っているかもしれないけどカッコ悪い
- コア視聴率はしっかりとってるって言うけど何パーセントなの?発表されてる視聴率とどれくらい違うんだよ。それを教えてくれよ。
なんかあんな記事にいちいち憤慨してるのなんか情けないな。自分が面白いと思ってるならドーンと構えてればいいし後輩とはいえ人の番組でしょ。自分の冠番組だけ心配してれば?
それに視聴率悪くても2回、3回と放送はあるんじゃない?スポンサーが付けばだしあと事務所とか。
などの声が上がっており、賛否両論となっています。
松本人志さんがツイッター上で言及した「コア視聴率」は、民放各局がいま最も重要視しているターゲット視聴者層です。
『キングオブコントの会』を放送したTBSは、「新ファミリーコア」とする男女4~49歳の視聴者をメインターゲットにした番組作りに力を入れ、日本テレビやフジテレビは男女13~49歳をメインターゲットにしており、それは50歳以下の視聴者は購買意欲を持っているとのデータがあるためで、より多くのスポンサーを獲得するために、民放各局はコア視聴率アップを目指しています。
それによって現在は世帯平均視聴率が10%を超える番組でも、コア視聴率が低い場合には番組制作費なども考慮した上で番組を打ち切り、後番組としてコア層をターゲットにした番組を制作しています。
TBSは今年2月に行った改編説明会でも、「午前帯とゴールデン帯19時枠を中心に、『新ファミリーコア(4歳~49歳)』で楽しく見られる番組をさらに増やし、タイムテーブルの強化も目指します。」としていました。
現在はリアルタイム視聴だけでなく録画視聴や、『TVer』などの見逃し配信サービスを利用して番組を視聴する人も多いため、世帯視聴率だけでは番組がどれほど観られているかを把握することは難しくなっています。
そのため、平均世帯視聴率だけで番組の良し悪しを判断するなと、松本人志さんが苦言を呈するのも理解できます。
ただ、ネット上では松本人志さんが自身の出演番組だけでなく、後輩の番組にもムキになって怒りをあらわにしていることに対して否定的な声も多く、松本さんの発言を巡っては賛否両論となっていますが、今回の件を受けてスポーツ紙等も今後は世帯視聴率だけでなく、個人視聴率やコア視聴率がどれほどだったのかも伝えていってほしいですね。