俳優・織田裕二さんと女優・鈴木保奈美さんが、10月スタートの月9ドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系 月曜21時)で27年ぶりに共演することを受けて、2人が共演した大ヒットドラマ『東京ラブストーリー』が関東ローカルで再放送されることが明らかになりました。
発表によると、『東京ラブストーリー』の再放送は2004年秋以来14年ぶり7回目で、9月14日15時50分から再放送がスタートし、2週間後の28日まで平日の同時間帯に関東ローカルで再放送するとしています。
<↓の画像は、『東京ラブストーリー』で共演の織田裕二さん、鈴木保奈美さんの写真>
『東京ラブストーリー』は、『あすなろ白書』、『P.S. 元気です、俊平』、『同・級・生』、『家族の食卓』などの作者として知られる漫画家・エッセイストの柴門ふみさん(本名=弘兼準子 61歳)が、1988年から連載した同名漫画の実写化で、2016年には25年後を描いた作品を週刊誌『女性セブン』で連載したことでファンらの間では話題になりました。
ドラマ版では織田裕二さんと鈴木保奈美さんがW主演し、自由奔放で恋愛にも真っ直ぐな帰国子女のOL・赤名リカ(あかな・りか)役を鈴木さん、リカと同じ会社に勤務し、リカが思いを寄せる誠実で真面目だが優柔不断な永尾完治(ながお・かんじ)役を織田さん、完治の高校の同級生で医大生の三上健一役を江口洋介さん、完治の高校の同級生で完治が思いを寄せている関口さとみ役を有森也実さん、三上の大学の同級生で資産家の娘・長崎尚子役を千堂あきほさんが演じ、複雑に絡んだ恋愛模様を描いた恋愛ドラマとして高い人気を得ました。
<↓の画像が、『東京ラブストーリー』出演の織田裕二さん、鈴木保奈美さんの写真>
ドラマの視聴率は第1話が20.7%、第2話は20.8%、第3話は19.9%、第4話は17.1%と、前半は20%前後で推移していたのですが、第5話以降から数字を上げ、第7話では22.4%、第9話は26.3%、第10話は29.3%と右肩上がりとなり、最終回の第11話で自己最高の32.3%、全11話の期間平均視聴率は22.9%を記録しました。
ドラマの大ヒットによって、ドラマの内容とマッチした小田和正さんが歌う主題歌『ラブ・ストーリーは突然に』も、売り上げ枚数が約270万枚の大ヒットを記録しました。
こうした高い人気からドラマ放送終了の約5ヶ月後から再放送され、全話の期間平均視聴率は14.3%、最高18.2%を記録し、2回目の再放送(1992年2月)は平均12.1%、最高15.0%、3回目(1993年11月)は平均9.3%、最高11.9%。
4回目(1998年2月)は平均8.3%、最高11.9%、5回目(2000年5月)は平均6.6%、最高8.3%、6回目(2004年9月)は平均5.3%、最高7.5%と、再放送にも関わらず高い数字を記録しています。
そして、14年ぶりに再放送されることに対してネット上では、
- 一度、フジテレビには月9で昔のドラマを再放送して欲しい!下手したら今のドラマより視聴者を取ると思う。
- 東京ラブストーリー大好きだったぁー!ボロボロ泣いたのを思い出します。キュートで強くてもろいリカに憧れてました!!
- 携帯電話がない時代の話。今見ると違和感大きいかもね。
- 記念碑的な作品だから、見ておく価値はあるけれど、今の人に共感出来るシーンがどれだけあるのか。
- 時代が変わると、見え方も変わってくる。あの当時は、リカが本当に可愛く見えたんだよなあ。今の時代なら、イラっとくることの方が多いだろうなあ。でも、それもまた一つの楽しみ方ではある。
- 全国枠でお願いします。久々に観たいな~。中学2年の時リアルタイムで観てて、あの時はリカとカンチの邪魔をするさとみがすごくムカつくと思ったな。それから13年後くらいに再放送観て、私も20代後半でしたが、さとみよりカンチにイラっときた。はっきりリカに別れてくれとも言わずにヘンな優しさ見せたり…。カンチは自分が悪者になりたくないんだなぁと思ったり。観てる年齢やそれまでの経験とかもあるのかなぁ。同じドラマ観てるのにこんなに感じ方が変わるものなのかと。今自分は40代で結婚もして、今観たらどんな風に感じるのか…。うちの地域では再放送やらないだろうから、借りてこようかな。
- これで数字取れたら今後考えたほうがいい。昔のフジのドラマは面白いものが多く、また見たいと思ってる人も多いハズ。FODで見れるけど、今は地上波の数字が喉から手が出るほど欲しいはず
- 東京ラブストーリーではレインボーブリッジがまだかかってなくて、レインボーブリッジがない、晴海ふ頭からのお台場の風景を、あの名曲とともにいっぱい見れる。今見ると物凄いタイムスリップ感があって面白い。東京の進化の速さをつくづく感じさせるドラマになっていると思う。
- 何度も連絡取れなかったり、すれ違いでお互い傷ついたりしますがスマホがある現代だとすれ違いが難しいですよね。今思えば、色々と設定に無理あるだろと突っ込みたくなりますがバブルの余韻がすべてをかき消してくれました。現代の若い子には共感されないかもしれませんが永遠の名作ですね
などのコメントが寄せられています。
『東京ラブストーリー』は27年も前に放送された作品ということから、今さになって再放送することに対して否定的な声もみられますが、やはり月9を代表する人気作品だけに期待する声が多く上がっており、関東ローカルだけでなく全国で放送してほしいという声もあります。
このドラマは30~40代以上の方ならば一度は見聞きしたことがあるとみられる作品で、2人のすれ違いなど、一般にはまだ携帯電話が普及していない時代だったからこそ描けた内容でもあり、今の若者たちは共感することは出来ない内容だとは思いますが、近年フジテレビで放送されている作品よりも作品としての質は高いと思いますので、是非とも若い人にも『SUITS』を見る前に、『東京ラブストーリー』で織田裕二さんと鈴木保奈美さんの若い頃の演技を見てほしいなと思いますね。