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人工心肺装置ECMO装着の志村けんが山田洋次監督の映画出演中止。菅田将暉と共演作も新型コロナ重症化で断念…

志村けんが初主演映画『キネマの神様』降板。新型コロナウイルス感染で事務所が出演辞退を発表、後任は未定。

新型コロナウイルスに感染し、現在入院中のお笑いタレント・志村けんさん(本名=志村康徳 70歳)が、今年12月公開予定の初主演映画『キネマの神様』(山田洋次監督)への出演を辞退し、降板することが明らかになりました。

これは26日に所属事務所『イザワオフィス』と映画配給会社『松竹』が発表したもので、『キネマの神様』は松竹映画100周年記念作品として制作され、志村けんさんは主人公・ゴウ役で映画初主演し、青年時代を演じる俳優・菅田将暉さんとのW主演となっており、妻役を宮本信子さん、永野芽郁さんが演じることが発表されていました。

<↓の画像は、映画『キネマの神様』キャストの写真>

3月にクランクインし、青年時代を演じる菅田将暉さんと永野芽郁さんの撮影がすでに行われており、志村けんさんは4月上旬にクランクイン予定でした。

しかし、20日に重度の肺炎との診断を受け、23日には新型コロナウイルスの陽性と診断され、重症化していることで現在は人工肺装置「ECMO(エクモ)」を装着している状態にあり、回復までに時間を要すると判断して出演辞退を決定したようです。

イザワオフィスの井澤健社長は、「今年70歳を迎えた志村にとって、本作品は人生で初の主演映画ということもあり、大きな勇気と強い意気込みで臨んでいました。それだけに、山田組の皆様にご心配とご迷惑をおかけすることになってしまい、志村も私共も、大変申し訳なく思っております。」とした上で、「そこで此度、出演を辞退させていただくことにいたしました。作品のご成功を心よりお祈りするとともに、志村が病に勝ち、いつかまた山田組の皆様と一緒に撮影をさせていただくことを願っております」と出演辞退を発表しています。

また、松竹の大角正常務取締役映像本部長は、「ご出演辞退のお申し出を頂き、大変残念でなりません。しかしながら、治療に専念させていただくことを山田監督ものぞんでおり、お申し出をお受けすることとさせて頂きました。山田組一同、いつかまた志村さんとご一緒できることを強く願っています。そしてなによりも、志村さんが1日も早くご回復されることを、心よりお祈り申し上げております」とのコメントを発表しています。

なお、現時点では後任を誰にするか、撮影スケジュールをどうするかなどについては協議に至っていないそうです。

そして、志村けんさんの初主演映画出演辞退発表に対してネット上では、

などのコメントが寄せられています。

志村けんさんは1月~2月にかけて、初主演映画の衣装合わせや脚本の読み合わせに参加し、2月末に行われた安全祈願にも出席していたそうです。

志村けんさんは3月末からスタートするNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『エール』にも出演(昨年12月にクランクイン)しているのですが、『キネマの神様』は初主演映画ということで相当気合いが入っていたとみられますし、これまで様々な準備をしていたにも関わらず、このような形で出演辞退となってしまったのはショックでしょうし、個人的にもどういった演技を見せてくれるのか楽しみにしていただけに非常に残念です。

しかし、今は仕事どころではなく病気に打ち勝つことが最優先で、現時点では非常に厳しい状態にあるとみられますが、回復を祈っている多くのファンのためにも、またいつか元気な姿を見せてほしいですし、今回は残念ながら出演辞退となったものの、復帰後に映画で主演を務める姿を見せてもらいたいです。

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