フジテレビの月9枠(月曜21時)で4月期放送のドラマ『366日』で、女優・広瀬アリスさん(29)が主演することが30日に正式発表されました。
『366日』は、沖縄出身の4人組バンド『HY(エイチワイ)』の同名曲の世界観に着想を得て、「一生、忘れられない恋」を描くオリジナルラブストーリーとしています。
あらすじ内容は、音楽教室で事務受付をしている主人公・雪平明日香(28)が高校の同窓会に出席し、学生時代に思いを伝えられなかったクラスメイト・水野遥斗と再会、これがきっかけで連絡先を交換したことがきっかけで、お互いに両思いだったことを知り交際に発展します。
しかし、予期せぬ悲劇によって遥斗が意識不明の重体となり、明日香はこれまで忘れていた遥斗や同級生たちの様々な日々を思い出していき…というストーリー展開となっています。
脚本は、ドラマ『リバース』、『わたし、定時で帰ります。』、『エール』、『彼女はキレイだった』、『最愛』、『リバーサルオーケストラ』などを手掛けた脚本家・清水友佳子さん、演出・監督は映画『陰日向に咲く』、『約束のネバーランド』、ドラマ『JIN-仁-』、『天国と地獄〜サイコな2人〜』、『義母と娘のブルース』などを手掛けた平川雄一朗さんが担当します。
月9で初主演する広瀬アリスさんは、「小さい頃から、”月9″というのは私の中では特別な枠です。これまでたくさんの素晴らしい方々がつないできた、月9という枠を次につなげられるよう、しっかり努めたいと思います。と言いつつ、考えすぎると私の場合、何も良いことないどころか空回りするので(笑)。いつも通り、役に真摯に向き合いたいです。」「月9×ラブストーリーという王道になります。毎話毎話心が大きく動くかと思います。この作品を通して、人を愛し続ける事に全力を注ぎますので是非、見届けていただければ。」
とコメントしています。
広瀬アリスさんを主演に起用した理由についてフジテレビの狩野雄太プロデューサーは、「広瀬さんの喜怒哀楽を的確に演じて頂ける表現力もそうですが、広瀬さんご自身が持つ繊細さやはかなさを雪平明日香というキャラクターで見てみたいと思い、ご出演をお願い致しました」
と説明しています。
また、『366日』の作詞・作曲を手掛けたHYのキーボード・ボーカルの仲宗根泉さん(40)は、「16年以上も前のこの曲が、まさかこうしてドラマ化されるなんて、喜びというより驚きのほうが大きかったですが、今はただただ素直にうれしいです。ドラマを通して、『366日』からまた新たなラブストーリーが生まれることで、楽曲の意味も違って聞こえてくると思います。ぜひ、ドラマを見ながら、楽曲を聴きながら、あなたの中の『366日』を探してみてください。」
とコメントしています。
そして、4月期放送の月9ドラマ『366日』の制作発表を受けてネット上では、
- 366日とか、もう世代中の世代、ドンピシャだよね!ドラマ化嬉しい
- どうかいいドラマにしてほしいな! 素晴らしい歌のイメージを崩さないで!
- 漫画原作が厳しくなってきたから、曲着想のドラマもいいかもね。楽曲の捉え方って基本的には自由だし。勿論アーティストにはきちんと了解を得てさ。
- 広瀬アリスちゃん主演の366日が楽しみすぎる HYの366日聞いて、何度泣いたことか…。その思い出が一気に思い出されたけど、どんなドラマになるのかワクワク 主演が広瀬アリスさんってゆうのが最高すぎる!!
- ちゃんと曲の意味や、HY側の想いも受け止めて反映したドラマにしてほしいな
- また高校時代との行き来ドラマか
- 月9で恋愛ものってもうダメな気がする
- 366日ってドラマ赤い糸の書き下ろしじゃなかった? あらすじ読むと両思いって書いてるけど、歌詞と合わないんだけど
- 『366日』は、溝端淳平さんと南沢奈央さん共演のドラマ『赤い糸』の主題歌のイメージが強い 同じようなシリアス?路線で行くとしたら広瀬さんはなんとなく合わないイメージ
- ちゃんと歌詞の意味だったり、解釈だったりをアーティストだったりに確認して、366日って名曲を汚す様なドラマにしないようにしてほしいな。
などの声が上がっています。
失恋ソングの名曲として語り継がれている『366日』は、2008年発売のアルバム『HeartY』に収録され、同年にフジテレビが実写ドラマ・映画化したケータイ小説『赤い糸』の主題歌に起用されました。
この作品の視聴者からは、『366日』は『赤い糸』のイメージが強いとして賛否の声が上がっているほか、月9ドラマ『366日』はあくまでも楽曲の世界観モチーフにした作品というものの、楽曲が持つイメージを壊さないようにしてほしいとの要望も多く見受けられます。
月9がかつて得意としていた王道ラブストーリーとのことで期待の声も多いですが、月9はしばらくラブストーリーもので視聴率を取れておらず、今期放送の永野芽郁さん主演『君が心をくれたから』も、最新の第4話時点で平均世帯視聴率が5.4%、平均個人視聴率は3.2%と右肩下がりとなっていて、昨年7月期放送の『真夏のシンデレラ』も全11話の世帯視聴率が5.7%で、月9ワースト記録を5年ぶりに更新しました。
そうしたこともあって現時点での期待度は高くはありませんが、広瀬アリスさんは幅広い演技力に定評がある方なので、この作品ではどういった演技を見せてくれるのか楽しみですし、相手役は誰が演じるのかも気になるところで、今後の追加キャスト発表にも注目したいです。