イタリアに移住したタレント・平愛梨さん(32)の妹で女優の平祐奈さん(18)、イケメン俳優の中川大志さん(18)がW主演の映画『ReLIFE リライフ』が15日より公開されたのですが、公開2日間の興行成績がかなり微妙なスタートを切っていることが明らかとなりました。
15・16日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)によると、1位は劇場版21作目となる『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』(全国368スクリーン)で動員数は98万7,568人、興行収入は約12億8,700万円、2位は劇場版25作目の『クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ』(349スクリーン)で動員数は27万8,790人、興行収入は約3億3,000万円。
その後、3位は前週1位だった『SING/シング』(公開5週目)、4位は前週2位の『モアナと伝説の海』(6週目)、5位は『ゴースト・イン・ザ・シェル』(2週目)、6位は『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』(7週目)、7位は『キングコング:髑髏島の巨神』(4週目)、次いで8位に『ReLIFE リライフ』がランクイン。
『ReLIFE リライフ』は全国206スクリーンという中規模で公開され、公開2日間の動員数は5万4,000人、興行収入は6,800万円と、1億円に届かないという微妙な結果に終わっています。
<15日より公開の実写映画『ReLIFE リライフ』>
『ReLIFE リライフ』は、漫画アプリ『comico』で2013年から連載がスタートし、2014年に『comico』初の単行本化(2016年1月時点で累計100万部突破)、2016年にはテレビアニメ化もされている同名学園漫画の実写映画化した作品。
受験や就職につまづいて無職になった主人公が、ある社会復帰実験として「1年間の高校生活を送る実験」に参加することになり、高校生活をやり直していく姿を描いている青春ラブストーリーとなっています。
主人公・海崎新太役を中川大志さん、ヒロイン・日代千鶴役を平祐奈さんが演じ、2人の他には千葉雄大さん、岡崎紗絵さん、高杉真宙さん、池田エライザさん、市川実日子さん、夏菜さんらが出演。
原作は非常に人気が高く、実写映画もイケメン俳優の中川大志さんと平祐奈さんがW主演ということから注目を集めており、番宣などもそれなりに行われていたのですが、らいがランキング初登場8位で興行成績も約7000万円。
- 映画『ReLIFE リライフ』90秒予告編(YouTube)
この作品に対してネット上では、好意的なレビューも多く寄せられてはいるのですが、
- 原作ファンとして、コレジャナイ感とモヤモヤが最後まで残ってしまう作品
- ストーリーは悪くないけど、キャストがイマイチぱっとしない
- 実写映画化しない方がよかったんじゃない
- 漫画・アニメ共に好きで、映画を楽しみにしつつもあまり期待しすぎないようにしようと思いながら見に行きましたが、予想をはるかにこえる酷さで、作品の世界観に引き込まれるなく面白いと思えるところがありませんでした。
など、厳しいレビューも複数見受けられ、ネット上ではこの他にも「劇場がガラガラ」「観客がほとんどいない」という報告も上がっているようです。
このような結果になっている『ReLIFE リライフ』ですが、この他にも若手イケメン俳優らが出演している作品が微妙な結果に終わっており、野村周平さんが主演、黒島結菜さんがヒロインの『サクラダリセット 前篇』(3月25日より公開、全国192スクリーン)についても、公開2日間の映画ランキングでTOP10圏外、興行収入は5,000万円以下。
ちなみに、続編の『サクラダリセット 後篇』は5月13日から公開予定となっています。
<野村周平さん主演の実写映画『サクラダリセット』>
また、神木隆之介さん主演の『3月のライオン 前編』(3月18日より公開、全国293スクリーン)についても、映画ランキング初登場7位という結果に終わっており、4月18日時点での累計動員数は57万4,781人、累計興行収入は7億3,509万5,900円と10億円には届かず。
今作も続編の『3月のライオン 後編』が22日から公開となっているのですが、あまり期待できそうにありません。
この原因については、10代などの学生をメインターゲットにした「ティーンムービー」が近年あまりにも多過ぎることが指摘されており、若手イケメン俳優、女優たちがこぞって出演するのは青春ラブストーリー映画なのですが、徐々に数字が稼げなくなってきたことから今後少しずつ減っていくことになるかもしれないですね。