若手イケメン俳優・山崎賢人さん(23)と女優・広瀬アリスさん(22)がW主演の映画『氷菓(ひょうか)』(安里麻里監督)の興行成績が、大コケしていることが明らかになりました。
11月の1週目の週末(4・5日)の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社)では、3日から公開の『マイティ・ソー バトルロイヤル』(全国353スクリーン)が1位、『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』(全国202スクリーン)が2位に初登場。
嵐・二宮和也さん主演の『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』(全国312スクリーン)は初登場3位にランクインし、公開2日間の観客動員数は10万7000人、興行収入は1億3800万円を記録しています。
4位は、先週1位初登場のアニメ『映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』(全国216スクリーン)が入り、公開2週目で累計興行収入は4億5000万円を突破。
5位は公開3週目となった新垣結衣さん・瑛太さんW主演の『ミックス。』(全国275スクリーン)がランクインし、累計観客動員数は76万2,146人、累計興行収入は9億6,994万2,600円で10億円到達は目前となっています。
6位には先週2位に初登場した『ブレードランナー 2049』(全国335スクリーン)で累計6億9500万円、7位は山崎賢人さん主演の実写映画『斉木楠雄のΨ難』(全国275スクリーン)、8位は先週5位初登場の生田斗真さん、広瀬すずさん共演の『先生! 、、、好きになってもいいですか?』(全国336スクリーン)。
9位は公開4週目のアニメ『劇場版 Fate/stay night Heaven’s Feel I. presage flower』(全国128スクリーン)で累計興行収入は11億円を突破し、10位は公開3週目の『バリー・シール アメリカをはめた男』(全国291スクリーン)でした。
このように3日から公開となった『氷菓』(全国225スクリーン、配給:KADOKAWA)はTOP10入りならず、初週から圏外という厳しい結果になっています。
<3日から公開の映画『氷菓』>
山崎賢人さんと広瀬アリスさんがW主演の『氷菓』は、シリーズ累計205万部を突破している人気学園ミステリー小説『古典部シリーズ』の第1作『氷菓』を実写映画化した作品です。
山崎賢人さん演じているのは、「やらなくていいことなら、やらない。やらなければいけないことから手短に」という省エネ主義の男子高校生で、優れた推理能力を持っている学生探偵・折木奉太郎役。
一方の広瀬アリスさんは、「わたし、気になります!」と言い出すと誰にも止められないほど、好奇心旺盛なお嬢様女子高生・千反田えるを演じています。
『氷菓』はアニメ・漫画化もされている人気作品で、初の実写映画化が昨年11月に発表されると大きな話題になったのですが、原作ファンからはイメージを壊すなといった批判の声が噴出していました。
その結果、実際にお客が集まらなかったようで映画館を訪れた人からは、「劇場ガラガラでヤバすぎ」などの報告が上がるほど閑古鳥が鳴いていたことをニュースサイト『サイゾーウーマン』が報じています。
また、原作ファンからは脚本・演出に対する批判が噴出しているだけでなく、キャスティングに対してもブーイングが巻き起こっているといいます。
まず主演の山崎賢人さんに対しては「奉太郎の“知性”の部分が足りない」「イメージが違いすぎる」、一方の広瀬アリスさんに対しては「動きがいちいち豪快で、上品さが感じられなかった」「えるはもっと清楚」などと酷評されており、キャスティングミスだと感じた方も少なくない様子です。
<↓の画像は、実写版とアニメ版の比較写真>
なお、映画の情報・レビューサイト『Yahoo!映画』で評価を見てみると、8日21時の時点でユーザーレビューの平均点数は【1.97点(5点満点中)】となっていて、「近年まれに見るクソ映画でした(笑) 」などの厳しいコメントが多く見受けられます。
公開初週からTOP10圏外というのは残念過ぎる結果で、主演の2人は大きなダメージを受けることになってしまったのですが、山崎賢人さんは特に今ピンチな状態にあるといいます。
大手芸能事務所『スターダストプロモーション』に所属し、数年前からゴリ押しされている山崎賢人さんは、数多くの映画・ドラマに出演しており、中でも漫画が原作の実写映画に出演することが非常に多いです。
今年も『一週間フレンズ。』、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』、『斉木楠雄のΨ難』といった作品で主演に抜擢されているのですが、あまりにも様々な作品に出演していることで世間も飽き始めたのか、以前に比べて山崎さんが主演しても興行成績が伸びなくなっています。
そうした中で『氷菓』が公開初週からランキング圏外だったことにより、“爆死俳優”とも揶揄されてしまっています。
『氷菓』の大コケは決して山崎賢人さんだけの責任ではなく、脚本・演出にも原因があるという声がレビューに書かれているのですが、山崎さんは以前より“棒演技”と揶揄されるほど演技がぎこちなく、現在も決して演技は上手くないため、山崎さんが出演するからといって客を集めることが出来なくなっているのではないかと思います。
そんな山崎賢人さんですが、来年公開予定の『羊と鋼の森』(橋本光二郎監督、配給:東宝)で主演することが決定しており、この作品も累計50万部を突破している人気小説の実写化です。
また、来年1月期放送のドラマ『トドメの接吻(キス)』(日本テレビ系 日曜22時30分)で主演することも決定しており、来年も山崎賢人さんのゴリ押しは続くとみられるのですが、来年は出演作品の中からヒット作、代表作と呼べるものが果たして生まれるのでしょうか。