実写映画『キングダム』(佐藤信介監督)が19日から公開され、初週末の国内映画ランキングで2位の好スタートを切っているのですが、主演の山崎賢人さん(やまざき・けんと 24歳)にはまだ大きな課題を抱えているとニュースサイト『リアルライブ』は報じています。
興行収入を調査している『興行通信社』が22日に発表した20・21日の映画ランキングによると、先週に引き続きアニメ映画『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』(全国363スクリーン)が1位を獲得し、土日2日間の観客動員数は67万8000人、興行収入は8億8600万円、累計動員数は275万人、累計興行収入は35億円を突破する大ヒットとなっています。
次いで2位にランクインしたのが、コミックスの累計発行部数が4000万部を超えている人気漫画が原作の『キングダム』(全国341スクリーン)で、土日2日間の観客動員数は38万2000人、興行収入は5億2600万円、初日から3日間の興行成績は、観客動員数50万7000人、興行収入6億9000万円でした。
<↓の画像は、19日より公開の映画『キングダム』の写真>
さらに、27日までの公開9日間での累計観客動員数は100万人超え、累計興行収入は14億円まで伸ばしており、最終興行収入は40億円超えを狙える好スタートとなっています。
【追記 5/13 19時5分】
最新映画ランキングが13日に発表され、先週に引き続き公開4週目も4位をキープし、土日2日間(11・12日)で観客動員数は17万9000人、興行収入は2億5400万円を記録し、累計興行収入は40億円、累計観客動員数は303万人を突破しています。
実写版『キングダム』で主演に抜擢された山崎賢人さんは、漫画を原作とした実写映画に出演することが非常に多く、デビューからしばらくは少女漫画を原作とした作品に多々出演し、2017年には『週刊少年ジャンプ』などで連載の『ジョジョの奇妙な冒険』、『斉木楠雄のΨ難(さいなん)』で主演を務めました。
『ジョジョの奇妙な冒険』(三池崇史監督)は続編製作も視野に入れており、タイトルは『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』とされ、公開前の記者会見で平野隆プロデューサーは「第4部をすべてやっていきたい」などと語っていました。
しかし、映画ランキングでは初登場5位と微妙なスタートで、初週末の観客動員数は11万7000人、興行収入は1億6600万円、最終興行収入は9億2000万円と、全国300スクリーン以上の大規模公開だったものの10億には届かず、「大コケ」「爆死」などと揶揄される結果で、現時点で続編の話は出ていません。
一方の『斉木楠雄のΨ難』は、実写版『銀魂』『今日から俺は!!』などを手掛けた福田雄一監督がメガホンを取り、ランキング初登場2位、観客動員数15万6000人、興行収入1億9400万円というスタートで、最終興行収入は10.0億円でギリギリ2ケタに乗せるという結果でした。
これは山崎賢人さんだけの責任ではありませんが、人気漫画の実写映画で大コケが続いたことで「原作クラッシャー」とも揶揄されており、『キングダム』に関しても心配の声が上がっていたのですが、初週の興行成績や、各映画サイトに寄せられたレビューを見ると、5点満点中約4点と高い数字がつけられており、汚名返上となりそうです。
山崎賢人さんは映画だけでなく主演ドラマでも結果を残しており、昨年7月期放送の『グッド・ドクター』(フジテレビ系)で主演を務め、全話ほぼ2ケタをキープし、全10話の期間平均視聴率は11.2%とフジテレビドラマにしては非常に高い数字を獲得、山崎さんの演技も高い評価を受けていました。
しかし、『リアルライブ』はまだ大きな課題を抱え続けているとし、記事では芸能記者が演技は特に問題ないとした上で、「どうやら、セリフでないと自分の思ったことをしっかり言葉にできないようで、舞台あいさつや会見で言葉を詰まらせることが目立ちます。事務所のマネジャーや幹部は、本来であればそのあたりのことを指摘して改善すべきですが、まったく改善しようという姿勢が見られません。今後、俳優として生き残るための大きな課題です」
と指摘しています。
山崎賢人さんの口下手ぶりは共演者たちからも指摘されており、実写ドラマ『デスノート』(日本テレビ系)の番宣でバラエティ番組に出演した際にも、話がしどろもどろになっていたことから、雨上がり決死隊・宮迫博之さんからも「アドバイスやねんけど、バラエティ辞めようか」とツッコまれ、2年前のCM発表会の場でもグダグダなトークを披露し、集まった報道陣から失笑されていたと報じられています。
ですが、これも山崎賢人さんの魅力の1つなのではないかと思いますし、山崎さんはあくまでも役者で口下手な方は他にも多くおり、余計な発言をしてトラブルを起こすよりもマシなので、そこまで問題視する必要は無いとも思います。
山崎賢人さんはここ最近ヒット作が続々と出てきており、ただのイケメンではなく俳優としても評価され始めているので、これからのさらなる活躍に期待したいですね。