来年9月に現役を引退することを発表した歌手・安室奈美恵さん(40)がNHKの独占インタビューを受け、その模様が23日に『安室奈美恵 告白』(NHK総合 22時00分~同59分)として放送されることが6日に明らかになりました。
安室奈美恵さんは2時間にわたるインタビューで、15歳でデビューしてからの人生を振り返り、引退を決意した時の心境などについても赤裸々に語っているほか、テレビの前で初めて母親としての自分についても話しているそうで、かなり貴重な内容になっているようです。
8日付の『デイリースポーツ』によると、今回のインタビュー収録時には放送まで2ヶ月を切っている『NHK紅白歌合戦』担当セクションの幹部クラスが複数人立ち会ったといい、どうにか最後に紅白へ出場してもらおうと猛アプローチを行っているようです。
<↓の画像は、NHKのインタビューを受けた安室奈美恵さんの写真>
NHKの上田良一会長(68)は10月に行った定例会見でも、「年の瀬のイベント。大いに喜んでいただけるような展開になればうれしい」といった発言をしており、NHKはあの手この手を使い出場までこぎつけようとしている様子なのですが、紅白に出場する可能性は現時点でかなり低いとみられています。
『東京スポーツ』(東スポ)によると、NHKは昨年ブラジルで開催のリオデジャネイロ五輪の放送テーマソングに安室奈美恵さんの楽曲『Hero』を起用したものの、紅白に出場してもらうことが出来ませんでした。
昨年このような結果に終わっているのですが、来年9月16日をもって引退することを安室奈美恵さんが発表したことから、残るチャンスは今年しか残されておらず、ある局内の関係者は「絶対にかなえなければならない最重要事項でしょう」と語っています。
NHKはこれまでにも、テレビの音楽番組に出演することが少ないアーティストの出場を実現させており、かつて休業していた中森明菜さんに密着するなどし、2014年の紅白にサプライズゲストとして登場させることに成功しました。
また、2015年にはBUMP OF CHICKENなどが初出場し、昨年は宇多田ヒカルさん、RADWIMPSが初出場を果たし話題になりました。
今年は特にヒット曲と呼べるようなものが生まれていないこともあり、今年が最後の紅白として注目を集めること間違い無しの安室奈美恵さんには、是が非でも出場してもらいたいとNHKが考えているのは間違いないとみられます。
しかし、東スポの記事ではある音楽関係者が「NHKとしては、出場するなら“最後の紅白”という形を作ろうとするでしょう。でも、来年の2月から全国ツアーをスタートさせて、9月の引退に結びつけるというのが、いまの安室らが描いている構想です。紅白に出場して、『ハイ、終わり』という機運が高められてしまうのは、安室にとっても得策ではないですからね。やはり出場するかどうかは疑問です」と語っています。
また、芸能プロダクション関係者は「本来、テレビでは歌わないというスタンスでここ数年、やってきたのが安室です。歌番組に出ること自体がサプライズになるでしょうが、ここでインタビュー番組というのはどうなんでしょう。去年の紅白への出場を拒否した“不義理”に対する埋め合わせをしたぐらいにしか考えてないのでは、とも思える。そうなれば、やはり紅白は一からの交渉ですし、歌うのはファンの前の生ステージだけ、というスタンスを変えないのでは?とも見えてしまう」としています。
夕刊紙『夕刊フジ』によると、NHK側は安室奈美恵さんの出演時間を15分という格別の扱いにし、200万円以上にもなるという破格のギャラで交渉をしているという情報もあるそうなのですが、やはり紅白に出場する可能性は低いようで、関係者が「安室の出場は現時点では9割9分ありません」と話しています。
そして、これらの話を受けてネット上では、
- 安室が紅白に出てくれたら嬉しいけど、もう何年も出てないし、紅白で引退する訳でも無いので難しいと思う。
- ジャニタレや、秋元軍団に牛耳られた紅白を最後の舞台には選ばねーよ。秋元軍団なんて、また紅白を利用して変な発表して台無しにする可能性もあるし。
- むしろ安室ちゃんはそのスタイル貫いて紅白には出ないほうがカッコイイ
- 去年のSMAPと言い、今年の安室さんと言い、出場を決めるのは本人次第やろう。むしろ紅白がファイナルステージや無いし。今の紅白出場を喜ぶのは、ジャニーズ LDH AKBグループだけやろう。
- 逆に、紅白が自分の話題に染まってしまう事が、他の出演者に申し訳なく感じると思い出場はしないと思う。
- 紅白出ない代わりに、この特番に出たんじゃないの?安室さんなりの感謝の気持ちだと思います。
- 何かテレビ媒体と安室との、あからさまな集金感を半端なく感じるのは、自分だけなのだろうか。普通にファンならコンサートに行くと思う。ダンスと歌をあの年齢でちゃんとやってるのは凄いよ。今更ながら紅白どうのって何か違う
- いっそのこと ガキ使の笑ってはいけないの方に出演した方が面白いかも。
などのコメントが寄せられています。
安室奈美恵さんは来年2月から、自身最大の公演数になるという5大ドーツアーとアジア公演を開催予定としており、来年から引退に向けて本格的に始動していくという形になっています。
そうしたスケジュールの中で、大晦日に紅白に出場してしまうと歌手人生の集大成という風に捉えられかねないので、昔ほど大きな影響力を持っていない紅白への出場は視野に入れていないのかもしれないですね。
久しぶりにテレビで安室奈美恵さんのパフォーマンス見たいという気持ちもありますが、何年も前から音楽番組にすら出演していないことから、やはり出場する可能性はゼロに近いとみられます。
そんな安室奈美恵さんが8日にリリースした最新ベストアルバム『Finally』は、前日の時点で予約注文数が100万枚を突破していたことが判明しており、10代~40代それぞれでミリオンセラーを達成という前人未到の記録を成し遂げる事になりそうです。
このような人気があるだけに、NHKは食い下がり今後も紅白出場に向けての交渉を行っていくものとみられますが、果たして紅白出場は実現するのか否か、今後の展開に注目していきたいところです。