俳優・伊藤英明さんが主演を務めるフジテレビ系のドラマ『僕のヤバイ妻』(略称:ヤバ妻 火曜22時00分~同54分)が19日からスタートし、初回2時間スペシャルとして放送された第1話の平均視聴率(関東地区)が8.3%だったことが明らかとなりました。
このドラマは、フジテレビ系で放送された『謎解きはディナーのあとで』、『ストロベリーナイト』、『ようこそ、わが家へ』、『すべてがFになる』等の脚本を担当した黒岩勉さんが書き下ろしたオリジナル作品。
<フジテレビドラマ『僕のヤバイ妻』>
伊藤さんが演じるのは、木村佳乃さん演じる資産家の令嬢・真理亜と恋愛結婚、広告代理店を脱サラして妻の出資で憧れだったカフェを経営している主人公の望月幸平、一見すると順風満帆な人生を送っているように見えるものの、本音では妻の気遣いと束縛に対して息苦しさを感じており、不倫相手とともに妻の殺害を企てる。
しかし、その矢先に妻が誘拐されるというメッセージが届けられ、想定外の誘拐事件に翻弄されてしまい、この事件をきっかけに貞淑だった妻の恐ろしい正体を知ることになり、追いつめられていってしまうという心理サスペンスドラマ。
このドラマには伊藤さん、木村さんの他に、相武紗季さん、キムラ緑子さん、佐々木蔵之介さん、佐藤隆太さん、お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之さん、高橋一生さん、浅香航大さん、眞島秀和さん等が出演。
19日放送の第1話では、幸平の妻・真理亜の誘拐事件が描かれ、幸平がカフェへの追加融資を頼むものの保留されてしまい、ビジネスパートナーで愛人の北里杏南(相武紗季さん)にそそのかされ、夫婦の思い出のワインに毒を混ぜて帰宅。
しかし、家には妻の姿はなく、「2億円用意しろ。警察に連絡したら妻を殺す」という誘拐を示唆するメッセージと血痕が残されており、幸平は警察に通報。
このような事件があった翌朝に、向かいに住んでいる噂好きの鯨井有希(キムラ緑子さん)・和樹(高橋一生さん)夫婦の家のポストに、警察への通報を知った犯人から「妻は死んだ」というメッセージと“血の付いた真理亜の爪”が届けられ、これに対して幸平は自らの手を汚さずに望みが叶ったことで、一人ほくそ笑むのだが…という展開となっていました。
そして、第1話終了時点での反応を見てみると、
- このドラマは期待通り面白かった!今んとこ今期一番かな。ただ、宮迫がちょっとねぇ。もう芸人はええって!ちゃんとした役者使ってほしかった。今後連ドラとしてどいういう展開になるのか。次回も楽しみ
- 『Gone Girl』を見ていない自分としてはそこそこ面白かった。これからの展開が今のところ想像つかない。タイトルそのものが「ヤバイ妻」だから、ある意味、最初からネタばれされているんだけど、それを上回る仕掛けが多分してあるのだろうと期待している。
- 面白かった。サイレーンみたいに、後半は伸びるかも?海外の作品に似てるって話もあるけど、私はそれを見てないから全く気にならなかった。
- 1話目であそこまで話が進んで、今後どうなるのかとても楽しみ。すごくおもしろかった。
- どんなもんかと思ったけど面白くて最後まで見ちゃった。たぶん最終回までみます!役者さんたちも安定感がある役者さんでいい。
- 初回なのに、一気に最終回まで見た感じです。これからどう展開していくのか興味深いです。周りの人たち全員、怪し過ぎる〜。
- やっぱりゴーンガールですよね、これ。いかにもサイコな妻ってかんじで、誘拐も自作自演の匂いプンプンするし、独創性、意外性が見出せない予感。次から見ないだろうな。
- キムラ緑子&高橋一生ペアが良い意味で不気味で気になる。あの二人が演じてるから絶対只者じゃない!笑 どう展開していくか楽しみ。
などのコメントが寄せられています。
このドラマは、2012年に公開された映画『ゴーン・ガール』と内容が似ていると指摘する声が放送前から上がっており、ネット上では物議を醸していたものの、現時点では面白かった、続きが楽しみといった声が多く上がっており、視聴率は8.3%と2ケタには届きませんでしたが、まずまずのスタートといったところでしょうか。
ちなみに、同枠で今年1月期放送の遠藤憲一さんと渡部篤郎さんW主演の『お義父さんと呼ばせて』は、初回9.6%、全9話の期間平均が6.9%、昨年10月期放送の松坂桃李さん主演『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』は、初回12.9%、全9話の期間平均は9.2%となっていました。
なお、12日からTBS系で同時間帯にスタートした黒木華さんの主演ドラマ『重版出来!(じゅうはんしゅったい)』の第2話は、初回9.2%から2%以上下げて7.1%でした。
最初の対決は『ヤバ妻』の勝利となりましたが、両方共に視聴者から好評価を受けている作品なので、今後の対決にも注目したいですね。