今年の24時間テレビ47の視聴率発表。やす子のマラソン物議も昨年超えの好数字。番組の放送継続決定か。

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2024年の24時間テレビ47出演者の画像

8月31日・9月1日放送の『24時間テレビ47 愛は地球を救うのか?』(日本テレビ系)の平均視聴率が発表されました。

テレビの視聴者調査を行う『ビデオリサーチ』の発表によると、番組終盤のパート10(9月1日19時~20時54分)の平均世帯視聴率は19.7%(関東地区、以下同)でした。

世帯の瞬間最高視聴率は25.4%で、チャリティーマラソンランナーを務めたピン芸人・やす子さんが無事ゴール後の20時45分に記録しました。

番組全体の平均世帯視聴率は12.5%、平均個人視聴率は7.5%で、伊藤淳史さんと波瑠さんが共演のスペシャルドラマ『欽ちゃんのスミちゃん ~萩本欽一を愛した女性~』の視聴率は、世帯視聴率が15.6%、個人視聴率が9.3%でした。

昨年のパート10の平均世帯視聴率は19.5%、番組全体の平均世帯視聴率は11.3%、個人視聴率は6.6%、瞬間最高世帯視聴率は24.8%、『なにわ男子』の道枝駿佑さんが主演のスペシャルドラマ『虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ』の世帯視聴率は13.2%、個人視聴率は8.1%で、今年は昨年の視聴率を上回る結果となっています。

<↓の画像は、昨年のメインパーソナリティ『なにわ男子』、チャリティーパーソナリティの芦田愛菜さんの写真>
なにわ男子と芦田愛菜

今年の総合司会は、水卜麻美アナウンサーと元日本テレビでフリーの羽鳥慎一アナウンサーに加えて、『くりぃむしちゅー』の上田晋也さんの3人体制となり、例年は旧ジャニーズタレントが務めるメインパーソナリティーなどは置かない形となっていました。

今年の24時間テレビでは、昨年に発覚した局員による募金着服事件を受けて目的別募金を新設し、やす子さんが挑戦の通し企画「全国の児童養護施設に募金マラソン」(走行距離 81km)で集めた募金全額は、全国600ヶ所以上にある児童養護施設のために使うとしており、番組終了時点で発表された募金総額は4億3,801万4,800円でした。

このほか、一般募金で集めた合計額は10月に発表予定としています。

ちなみに、昨年の番組終了時点での募金額(中間発表)は2億2,223万8,290円、後に発表された合計寄付金額は8億4,805万9,341円でした。

そして、今年の24時間テレビ47の視聴率発表などを受けてネット上では、

  • やす子さんが日テレを救ってくれた
  • こんだけ数字高かったら意地でも走らせるよね
  • 結局、横領しようが何があっても視聴率取れるからTV局なんて変わらない
  • フジテレビの27時間テレビを上回る数字で、番組前の話題性も全然違った やはりこう見るとこの番組は注目されてる面もまだあるのかも…
  • 視聴率の取りにくいこのご時世に、この視聴率はすごい。19時~21時くらいの内容は良かった。
    YOSHIKIさんの演奏での皆さんのパフォーマンスに、イッテQメンバーの能登の被災地での、あの企画。ほんと良かったです。
  • なんだかんだでこの視聴率。世帯平均なので年輩中心かもしれないが、番組の主旨を考えると十分すぎるほどの結果。
    結局はどんだけ嫌う人や疑義を持つ人がいてもこういう感じなら続けるわけだよね

などの声が上がっています。

また、24時間テレビの放送を終えてネット上では、やす子さんに労いの声が上がる一方で、過去に一部週刊誌によって、ランナーには1,000万円前後のギャラが支払われていると報じられていたため、やす子さんも高額なギャラを貰うんだろうと批判の声が上がっています。

しかし、やす子さんは2日に自身のX(旧ツイッター)を更新し、「チャリティーマラソンのギャラ1000万円ってデマが飛び交ってるけど、一銭もいただいてないですよ! 憶測やデマをすぐ信じちゃうのやめたほうがいいですよ」と綴り、ノーギャラでマラソンをしたと強調しています。

<↓の画像が、やす子さんのX投稿写真>
やす子が24時間テレビの高額ギャラ否定のX・ツイッター画像

今年の24時間テレビ放送前には、日本海テレビ(鳥取)で経理を担当していた元経営戦略局長(54)が、2017~2023年にかけて24時間テレビの寄付金(約137万円)と会社の資金(約470万円)を着服していたことが発覚し、業務上横領容疑で書類送検されました。

さらに、昨年実写ドラマ化した『セクシー田中さん』の作者・芦原妃名子さんが、ドラマの台本で勝手に原作改変を行われ、トラブルになっていたことを告発後に急死するという騒動がありました。

こうした問題に加えて、非常に強い台風10号が接近する中で、やす子さんのマラソン企画を強行したことでネット上では炎上していたのですが、良くも悪くも放送前から大きな注目を集めていました。

そして、今年は旧ジャニーズタレントをメインパーソナリティーに起用しなかったものの、番組全体の視聴率は昨年を上回り、5人時代の『King & Prince』がメインパーソナリティーを務め、市川團十郎さん(前名:市川海老蔵)や『TOKIO』の城島茂さん等が、募金リレーをした2021年の視聴率も上回っています。

また、児童養護施設への募金額は約4.4億円に上っており、ネット上では批判を浴びつつも好数字を記録していただけに、来年も24時間テレビは放送されるとみられますが、今年の様々な反省を踏まえて、より良い番組づくりを目指してほしいです。

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