関西で絶大な人気を誇り、“西の女帝”などと称されるタレント・歌手の上沼恵美子さん(かみぬま・えみこ 65歳)が、これまで可愛がっていたキングコング・梶原雄太さん(別名=カジサック 39歳)に牙をむき、梶原さんが上沼さんのレギュラー番組2本を突如降板したことで物議を醸しています。
週刊誌『女性セブン』やスポーツ紙『スポーツニッポン』(スポニチ)の報道によれば、上沼恵美子さんは6月中旬に行われた『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ 金曜19時)の収録中に、約20分にわたってキンコン梶原雄太さんの言動を痛烈批判し、それはパワハラに近いものだったそうです。
<↓の画像は、『快傑えみちゃんねる』で共演していた上沼恵美子さん、キンコン梶原雄太さんの写真>
この収録後にキンコン梶原雄太さんは、『快傑えみちゃんねる』とラジオ番組『上沼恵美子のこころ晴天』(ABCラジオ 月曜正午)の降板を申し入れ、6月をもって両番組から降板しました。
騒動の発端となった『快傑えみちゃんねる』で上沼恵美子さんは、「何度もおごってきたのに義理を欠いている」などとキンコン梶原雄太さんに詰め寄り、1人10万円の高級料亭に招待するよう求めたといいます。
これにキンコン梶原雄太さんは困惑し渋っていると、上沼恵美子さんは「あんた東京へ、はよ帰りや」などの厳しい言葉を浴びせ、「あなた、途中から入ってきた子やんか。この番組に最初からブッキングされた出演者ちゃうやんか」とも言い放ったそうです。
また、キンコン梶原雄太さんがスタッフを含めて200万円分の食事をおごることを承諾後も、「おごられたら、次の日病気になるからいいわ」「あなたとは食事しない。嫌いやから」と突き放し、梶原さんを除いてスタッフ全員で食事会をしようと提案するなど、梶原さんを精神的に追い詰める言動があったとのことです。
番組の終盤には、キンコン梶原雄太さんがYouTuber・カジサックとしてデビューして以降、態度が変わってしまったと主張し、「ホンマに怒ってんねんで、コロナでみんなイライラしてんねん。『バラエティやから笑わそうと思って』って思ってるやろ?」「イラついてんねん、キミに!」と声を荒げていたそうです。
番組収録時の様子についてスタッフは、「公開処刑のようでした。たまに笑いは挟むものの梶原さんは収録中、顔が引きつっていた。女帝にあれだけ言われたら精神的にかなりきつい」
と証言しています。
この日の収録回は6月26日に放送されましたが、キンコン梶原雄太さんのトークシーンは1分程度しかなく、それは上沼恵美子さんの言動があまりにも酷かったことから、トークシーンが大幅カットされたといいます。
上沼恵美子さんが突然ブチギレ激怒した理由は、『快傑えみちゃんねる』で放送作家を務めていた次男の告げ口がきっかけとも言われています。
女性セブンの記事ではテレビ局関係者が、「自粛期間中に自分たちの番組には出ないで、YouTubeで活動しては大金を稼いでいて、その連絡も一切ない。義理を欠いていないか」と、次男が上沼恵美子さんに告げ口をしたと伝えています。
一方のスポニチも、「梶原はYouTubeで儲かって番組を適当にやっている。本気で向き合ってない」などと告げ口したとしています。
こうした報道により、ネット上では上沼恵美子さんに対する批判の声も多く上がっているのですが、ニュースサイト『日刊サイゾー』は、キンコン梶原雄太さんにも問題があったと指摘しています。
記事では、お笑い業界関係者がキンコン梶原雄太さんについて、「ちょっと人を見て態度を変える部分があるのは事実。上沼さんには媚びへつらうけど、そのほかのスタッフや後輩芸人には冷たくするようなこともあった。上沼さんの次男も、梶原さんに嫌な態度を取られていたのかなという勘ぐりはできます。」
と語っています。
また、「本人は無意識だったと思いますが、YouTuberとして人気ものになってからは、テレビを軽視するような言動があったとも聞く。そのあたりを面白くないと思うスタッフもいたのでしょう」
と推測しています。
テレビ局関係者は、「梶原さんに対して、腹に一物があるスタッフもいただろうから、むしろ上沼さんが“スタッフの代わりにキレた”という意味合いも含まれそうです。」
とした上で、番組降板に追い込むほど収録中に激怒する必要は無かったのではと指摘しています。
上沼恵美子さんは関西で非常に大きな力を持っていると言われ、ダウンタウン・松本人志さんも、「吉本ではない人で、女性目線で、僕より先輩で当然尊敬できる人であのポジションに座れる女性は、あの人しかいない。」などと絶賛するほどです。
そんな重鎮の逆鱗に触れてしまったキンコン梶原雄太さんは、貴重なレギュラー番組を2本も失ってしまいましたが、騒動後もYouTubeへの動画投稿やSNSの更新を継続しています。
キンコン梶原雄太さんのYouTubeチャンネルは登録者数が205万人超えで、年収は1億円超えとも言われており、昨年12月放送の『快傑えみちゃんねる』では上沼恵美子さんが「ユーチューバーで8000万円くらいもうけてんねんて」と明かし、それに対して梶原さんは否定しませんでした。
今年2月放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演した際には、年収がさらに増えていることを認め、「億に達している」との問いかけにも否定せず、テレビ番組への出演が無かったとしても、それほど大きなダメージは受けないのだろうと思います。
しかし、これまで可愛がってくれていた上沼恵美子さんの掌返しには困惑し、収録での発言には大きなショックを受けているとみられ、今後が少し心配にはなりますね。
ちなみに、上沼恵美子さんは6日放送の『上沼恵美子のこころ晴天』では、キンコン梶原雄太さんに触れることなく、『快傑えみちゃんねる』で前説を担当している吉本興業のお笑いコンビ『祇園』を迎えて、軽妙なトークを繰り広げていました。
もし本当に、キンコン梶原雄太さんが番組スタッフ等に冷たい態度を取ったり、YouTuber・カジサックとして人気を得て以降、テレビ番組を軽視するような言動があったのであれば、今回このような騒動になったのは自業自得とも言えます。
一方の上沼恵美子さんのパワハラ的な言動が事実とすれば問題ありで、すでにネット上では、一連の報道を受けて上沼さんへの批判も多く上がっています。
今後また同じようなトラブルが勃発した際には、上沼恵美子さんの各番組にも様々な影響が及ぶ可能性があるとみられ、言動には注意した方がいいかもしれないですね。