ダウンタウン・松本人志さんが2週に1回の隔週出演になって以降、情報ワイドショー番組『ワイドナショー』(フジテレビ系 日曜午前10時)の視聴率が低迷し、今後打ち切り終了となる可能性が出てきているようです。
ワイドナショーは2013年10月から月曜深夜枠で放送がスタートし、MCを東野幸治さん、レギュラーコメンテーターを松本人志さんが務め、2014年4月に現在の枠に移動して以降は出演者が若干変わりつつ、東野さんと松本さんはレギュラー出演を続けていました。
しかし、今年3月の放送で松本人志さんが来月から隔週出演になることを明かし、その理由については、「ちょっともう、なかなかスケジュール的に…この番組、2本撮りでけへんやんか。」
と、スケジュールの都合だと説明していました。
ワイドナショーは松本人志さんの存在があってこその番組ということで、番組視聴者からは隔週出演に対して不満の声が上がり続けており、松本さんが出演しない回は番組を観ないといった声も少なくありません。
ニュースサイト『日刊大衆』などによると、松本人志さんが今このタイミングで出演回数を減らした理由は、2019年11月から局長(MC)を務めているバラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』(ABC朝日放送テレビ)の収録が、大阪にあるスタジオで金曜日に隔週で行われているためといいます。
ちなみに、ワイドナショーの収録は毎週金曜もしくは土曜に行われているとされています。
こうして松本人志さんが隔週出演となって以降、かねてからコメンテーターとして出演しているヒロミさん、ロンドンブーツ1号2号・田村淳さん等の登場回数が増えており、松本さんが出演しない日も、番組内での出演者の発言が複数のメディアに取り上げられていますが、番組のパワーダウンが指摘されています。
日刊大衆によれば、そのような状況の中で松本人志さんの出演が「いずれは月1になってしまうのではないか」とも囁かれているといい、松本人志さんは6月の放送回で冗談ながらも、「僕も『クレイジージャーニー』始まるんで、『ワイドナショー』は月1に今度なるので」
と発言する場面がありました。
この発言についてお笑い関係者は、「松本さんは冗談で『月1に今度なるので』と言ったわけですが、ワイドナショーを『辞めたい』と匂わせた結果、出演が隔週になったこともあり、先の“月1出演匂わせ”も現実のものになってしまうのではないか、という危惧が関係者の中にはあるようです」
と語っています。
そして、松本人志さんの出演が減少して以降、番組の視聴率低迷が続き、このままだと打ち切りの可能性も出てくるとしています。
直近の9月4日放送回は、夏休みで欠席した松本人志さんに代わり、今田耕司さんがワイドナショーに初登場し話題になりましたが、番組の平均世帯視聴率は6.2%、個人視聴率は3.3%、同時間帯の放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)は世帯9.7%、個人5.4%と、大きな差をつけられていました。
ワイドナショーはサンジャポだけでなく、『ニノさん』(日本テレビ系)にも負け続けているといい、4日の平均世帯視聴率は6.8%、個人視聴率3.7%と、僅差ながら敗北しています。
日曜午前10時台の視聴率は、サンジャポがほぼ毎週トップで世帯視聴率10%前後を獲得し、ワイドナショーとニノさんが2位争いを繰り広げていました。
ワイドナショーも少し前までは、世帯視聴率が大体7~8%台で推移しており、番組の出演者や内容によっては視聴率が10%を超え、サンジャポを上回って同時間帯トップになることもありました。
しかし、松本人志さんが隔週出演になったことで少しずつ視聴者離れが進み、今年4月時点での世帯視聴率は5~6%台までダウンしていて、今後もし月イチ出演となれば視聴者がさらにサンジャポなどに流れ、世帯視聴率が5%を下回るのが当たり前になる可能性もあります。
ワイドナショーは世帯・個人視聴率ともに、サンジャポとニノさんに負けており、現在重要視されているコア層(13~49歳の男女)の視聴率も低迷を続けるようであれば、番組打ち切りの可能性もグッと上がります。
松本人志さんの出演が減って視聴率も落ち込む中で、制作サイドは今後どういったテコ入れをしていくのか気になるところですね。