フジテレビが来年1月に日曜日のゴールデン帯(19~22時)の改編を行い、昨年10月に新設した2時間特番枠『ニチファミ!』(日曜20時~21時54分)を廃止し、新たに2本のバラエティ番組を放送することが明らかになりました。
フジテレビによると、20時台には科学バラエティ『でんじろうのTHE実験』、21時台には青春応援バラエティ『アオハル(青春)TV』を放送するといいます。
来年からスタートの『でんじろうのTHE実験』は、サイエンスプロデューサー・米村でんじろうさん(本名=米村傳治郎 63歳)、お笑いコンビ『オードリー』が、「笑えて学べる科学実験」を展開する番組になっており、今年2月に『でんじろうVS世界の科学者!実験トリックを全て解き明かすぞ』という3時間特番を放送していました。
<↓の画像が、『でんじろうのTHE実験』出演の米村でんじろうさん、オードリーの写真>
一方の『アオハル(青春)TV』は、タレント・ヒロミさん(本名=小園浩己 53歳)がMCを務め、いくつになっても青春時代のように輝いている人「何かに一生懸命な人=アオハル(青春)な人」を、全国各地を周って発掘していくというドキュメントで、今年4月と9月に深夜枠で放送していたものをレギュラー化したものとなっています。
<↓の画像は、『アオハル(青春)TV』出演のヒロミさんの写真>
フジテレビ系の18時から放送のアニメ『ちびまる子ちゃん』は平均視聴率が8~9%台、18時半からの『サザエさん』が10%台前半で推移している一方で、『ニチファミ!』枠は6%前後と苦戦しており、民放では日本テレビが同時間帯トップ、2位はテレビ朝日、3位をTBSとフジテレビが争うような状態にあります。
そうしたことから、フジテレビは『サザエさん』からの良い流れを作っていきたいと考え、日曜20、21時台を再びバラエティ番組のレギュラー放送に戻して、視聴率アップを目指していくようなのですが、新番組の発表を受けてネット上では、
- 惨敗の気配ムンムン
- すぐにネタ切れしそう
- これで数字が取れると思ってるのが残念
- ヒロミにでんじろうで日曜20&21時に勝負を挑むフジテレビの、パンチの弱さ、、、。
- フジは今は何をやってもダメだからな。ヒロミを使う事自体ナンセンス、ヒロミの何処が面白いのかな
- このメンバーで誰が観ようと思うのだろう。ヒロミをメインに据える事が視聴率に繋がると思ってるのなら、何をやっても無理だと思います。
- ヒロミ、芸能界内やスタッフ、プロデューサー受けは良い(生き残りがうまい)のかもしれないけれど視聴者には人気ないと思うけどなあ。
アオハルなんて、番組コンセプト読んでもイッテQに勝てる要素ないし - どこの局も坂上忍とヒロミを使いたがるけど、そんなに人気があったり視聴率が取れるの?
あまりおもしろいと思えないんですけど。 - どうせ『グータッチ』みたいにスポーツやってる奴しか取り上げなくなるだろ。
オリンピックが近いせいか、やたらとスポーツをしている子供を取り上げる番組が多いけど、いい加減やめないか?
などのコメントが寄せられています。
日曜日の20時台は、ヤラセ疑惑が浮上した『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)が15~20%台の数字をキープし、今年10月からレギュラー化した『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が徐々に追い上げており、11日放送分が自己最高の15.4%、1週休んでの25日放送回は15%となっています。
21時台では、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ)が13%前後、TBSのドラマ枠『日曜劇場』が10%台前半、テレビ朝日の特番枠『日曜プライム』もだいたい10%台前半で推移しています。
これらの番組に対抗するために、バラエティ番組をレギュラー放送する形に戻し、でんじろう先生とオードリー、ヒロミさんが新番組に出演するというのですが、番組の概要を見る限りでは対抗できるとは思えないというのが正直なところです。
フジテレビはここ最近、ドラマの視聴率が回復傾向にある一方で、バラエティ番組は相変わらず低迷が続いており、10月の改編で新たにスタートした『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』、『超逆境クイズバトル!!99人の壁』、『新説!所JAPAN』、『坂上どうぶつ王国』はそれぞれ5%前後まで落ちています。
そうしたこともあり、来年からスタートする2番組もあまり期待は出来ないのですが、果たしてどれほどの数字を獲得出来るのか、視聴者からどういった反応が上がるのかに注目していきたいところですね。