視聴率の低迷が続いているフジテレビは、新番組がスタートしても低視聴率によってすぐに打ち切られるという流れがしばらく続いており、今年6月27日付けで全社員1500人のうち1000人の人事異動を断行しました。
そして、フジテレビの亀山千広社長が「一にも二にも視聴率の奪還が柱」「PK戦でもいいからとりあえず(視聴率)2位にしがみつきたい」と語っていたことから、その後どのような変化があるのかに注目されていましたが、相変わらず不調が続いており、低視聴率を記録する番組が相次いでいます。
フジテレビは、1982年から1993年まで12年連続で年間視聴率3冠王を獲得しており、かつては人気のテレビ局として知られていましたが、ここまで不振が続いている原因とは一体何なのでしょうか…。
【以下引用】
視聴率不振の続くフジテレビは、6月27日付で全社員の3分の2に当たる1000人の人事異動を断行し、10月改編で勝負に出た。
特に日曜日は20時に『ニュースな晩餐会』、21時台に『オモクリ監督 ~O-Creator’s TV show~』という新番組を開始したほか、23時15分からは『笑っていいとも!』終了以来半年ぶりにタモリを同局に復帰させ、『ヨルタモリ』を放送している。
だが今のところ、結果が出ているとはいえない状況だ。内情をフジテレビ関係者が次のように明かす。
「『ヨルタモリ』は11月2日に10%(関東地区、ビデオリサーチ調べ。以下同)を記録して話題になりましたが、その後は6.7%、7.5%と伸びていません。
23時台ですから、それでも悪い数字ではありませんが、10月までの『新堂本兄弟』も7%前後だったので、タモリさんや宮沢りえさんのギャラを考えると、もう少し数字を取ってほしいのが本音です」
『ヨルタモリ』は及第点としても、ほかの2番組は期待外れだ。
「ともに2ケタに乗るどころか、4%台の回もあるほどです。確かに裏番組の『世界の果てまでイッテQ!』『行列のできる法律相談所』(ともに日本テレビ系)が圧倒的に強いですが、もう少しなんとかしたいところです。
このままでは4月から9月まで同枠で放送されていた『クイズ30~団結せよ!~』『ワンダフルライフ』と同じように、半年で打ち切りになってもおかしくありません。視聴率自体は、ほぼ同じくらいです」(同)
それにしても、なぜ視聴率が取れないのだろうか。
ある放送作家はこう分析する。
「日曜はただでさえ1週間を振り返る番組が多い中で、視聴者が20時台にまでニュースメインの番組を求めているのかというと、正直疑問を持たざるを得ません。『ニュースな晩餐会』に関してMCの田中みな実への批判も出ていますが、番組の不振は彼女のせいではないでしょう。
ほかの女子アナが担当しても数字が変わるとは思えないですし、逆に田中を使えば視聴率が上がるわけではないことも判明しました。
『オモクリ監督』は深夜枠からの昇格で期待されましたが、数字がついてきていません。これは、局全体に勢いがない証拠でもあります。
例えば、テレビ朝日が好調のころは深夜番組をゴールデン帯に移動させてヒット番組が生まれましたし、日本テレビは最近『月曜から夜ふかし』『ナカイの窓』などの深夜番組の特番をゴールデン帯に放送して高視聴率を取っています。
もともと、深夜からゴールデン帯への移動はフジのお家芸ともいえる得意分野だっただけに、時代の流れを感じてしまいます」
このままでは、来年4月の改編準備を今から始めないといけなくなるだろう。
【引用元:ビジネスジャーナル】
これにネットでは、
- フジテレビと聞いただけで見る気失せる。見逃せないと思うほどの番組なら見るが、それ以外でフジテレビを見ようとは思わない
- 何時であろうとニュースは求めるでしょ。ニュースを模した、バラエティだから見てもらえないんだよ
- フジだけじゃなくて、最近は毎週欠かさず観たいっていう番組がない。
- フジテレビは来年四月でやめちゃえば
- オモクリをゴールデンに持ってくる編成局にセンスを感じない、何から何まであの時間帯には向いてない
などのコメントがありました。
日曜日のゴールデンタイムは、日本テレビの番組が圧倒的な強さで高視聴率を獲得し、フジテレビだけでなくTBSやテレビ朝日も苦戦を強いられ、今年9月にTBS系で放送されていた長寿番組『さんまのSUPERからくりTV』、テレビ朝日系で放送されていた『シルシルミシルさんデー』が打ち切られていますが、フジテレビは日曜日のゴールデンタイムに放送されている番組が軒並み低視聴率を記録し、続いても数年という末期状態にありますね。
そして、10月より新たにスタートした『ニュースな晩餐会』と『オモクリ監督 ~O-Creator’s TV show~』に関してですが、『ニュースな晩餐会』は田中みな実アナを起用し数字を獲得しようとしたものの、数字が良かったのは初回のみで、その後は5%前後の視聴率で推移し、一部記事によると局側が制作チームに対して無茶ぶりを連発し番組の雰囲気が良くないようで、このままいけば来年の3月をもってまた打ち切られることになるでしょうね。
次に『オモクリ監督 ~O-Creator’s TV show~』ですが、深夜帯に放送されていた時にはある程度の人気があった番組だったものの、ゴールデンタイム向きではない、放送時間から30分から1時間となり長すぎるといった視聴者からの声もあり、そして裏番組が強力であることからも、早々に打ち切られる可能性が高いでしょう。
全社員の3分の2を入れ替えても現在のところ何も効果が出ておらず、厳しい状態が続いているフジテレビですが、果たして次はどのようなことをして視聴率の向上を目指していくのでしょうかね。