SMAPが年内をもって解散することに伴い、メンバー全員が唯一出演しているフジテレビ系の人気バラエティ番組『SMAP×SMAP』(通称:スマスマ)の年内終了が正式発表されました。
番組を共同制作しているフジテレビと関西テレビは17日、「『SMAP×SMAP』年内終了に関して」と題したリリースをマスコミ各社に送付し、「先日の所属事務所からのSMAP解散に関する発表を受け、SMAPのメンバー全員が揃う唯一のレギュラー番組として20年間続いて参りました『SMAP×SMAP』は継続不可能と判断し、年内で終了することにいたしました」と番組の終了を報告。
また、「最終回まで、これまで通り、皆さまに番組をお届けしてまいりますので、引き続き、応援いただけましたら幸いです」と視聴者に呼びかけています。
14日未明にSMAPの年内解散がジャニーズ事務所から正式発表され、この発表の翌日に放送されたスマスマでは番組冒頭に、「昨日、SMAPの活動についての発表がなされましたが、『SMAP×SMAP』の今後の対応につきましては近日中に視聴者の皆さまに報告させていただきたいと思います。本日は予定通りの放送内容をお送りいたします」という内容のテロップを24秒間表示していました。
<15日放送分の冒頭に表示されたテロップ>
この日の番組の平均視聴率は12.1%を記録し、8月8日放送分の平均視聴率7.8%から3%以上アップしていました。
スマスマは1996年4月15日にスタートし、8月15日放送分までの放送回数は903回。
番組の平均視聴率は関東地区が16.8%、関東地区が18.3%、歴代の最高平均視聴率は2002年1月14日に記録し、関西地区で36.5%、関東地区は34.2%。
2002年1月14日放送分は、「SMAP×SMAP ’02 緊急生放送!今夜5人そろってスマップが出演します」と題し、前年の2001年8月に公務執行妨害と道路交通法違反(駐車禁止)で現行犯逮捕され、その後謹慎していたメンバーの稲垣吾郎さん(42)が、約5ヶ月ぶりに復帰した回となっており、5人揃って『夜空ノムコウ』を歌った直後に瞬間最高視聴率39.0%を記録しました。
なお、2009年4月に東京都港区の檜町公園で、泥酔し全裸状態で騒いでいたとして、公然わいせつ容疑で現行犯逮捕(翌日に釈放)された草彅剛さん(42)が、2009年6月1日放送分で復帰した際には、関東地区で平均視聴率22.0%を記録。
分裂・解散危機騒動後に生謝罪を行った1月18日放送分は、関東地区で31.2%、関西地区は29.7%、瞬間最高視聴率は37.2%となっていました。
そして、スマスマの終了発表を受けて同番組で作家を務めるなど、SMAPが出演する番組を数多く担当している放送作家の鈴木おさむさん(44)は自身のインスタグラムを更新し、スマスマの看板コーナーである『BISTRO SMAP』のロゴがプリントされたマグカップの写真をアップし、「僕は。スマスマ年内で、終了、とは言わず、ファイナルを迎えます!と言いたい。」というコメントを記しています。
また、スマスマが終了することが正式に発表されネット上では、
- 長く続いたものがこんな形で終わりを迎えるのは寂しい
- 結局何があったのかさっぱりわからない。メンバーをズタズタに傷つけて、事務所は1人として表に出ないで説明しない!!で、わたしが楽しみにしていた月曜夜からSMAPを奪っていった。
- 次の番組がジャニーズの番組になりませんように。
- 終わるのは仕方ないけど、まだやってない企画あるよね?シャッフルビストロは中居くんが残ってて、今となっては難しいかもしれないけど・・・。
- こんな状態でも年内は続けるってある意味凄いよな…確かに年内は、SMAP活動出来るけど、今の状態では5人集まらないでしょうね…番組制作も大変だな
- 今の時代、TV離れが進み、打ち切りなど多い時代に、20年よくよったと思う。嫌な終わり方にはなるけど、お疲れさまといいたい
- もう年内もしんどいでしょ。メンバーが。総集編流して、最後だけ挨拶…て感じになるかもね…
などのコメントが寄せられています。
SMAPは今年9月9日にデビュー25周年を迎えますが、スマスマは今年4月に放送開始20周年を迎え、現在でも平均視聴率は10%前後の数字を記録していた人気番組であり、今後もずっと放送されていくものだと思っていたことから、このような形で終了してしまうというのは非常に寂しく、月曜日にスマスマが放送されないというのは未だに信じられません。
しかし、一連の騒動以降、BISTRO SMAPのコーナーなどには番協と呼ばれる番組観覧者が入ることは無くなり、香取慎吾さんも笑顔をほとんど見せなくなってしまうなどの明らかな異変があり、15日放送分でもメンバーのギスギス感が視聴者にも伝わってくるもので、SMAPが年内で解散することはもちろんのこと、これ以上放送を続けるのは難しいような状態であるため、番組の継続を願う声などが約2500件も番組ホームページに寄せられていたものの、終了はしょうがないことだと思うしかありませんね。
今回の発表ではいつまで放送するのかは発表しておらず、今後新たに番組の収録が行われるのかどうかも不明な状態にありますが、多くの視聴者が望む内容の番組を終了まで放送し続けてほしいと思います。