俳優・タレントの坂上忍さんがMCを務める情報ワイドショー番組『バイキング』(フジテレビ系 平日午前11時55分)が、今年9月末をもって打ち切り終了するとの情報を16日発売の週刊誌『週刊女性』が報じています。
記事ではフジテレビ関係者が、「『バイキング』の終了が決まったみたいですよ。9月末だそうです。坂上忍さんのパワハラが酷くなっていますから、仕方がないかもしれませんね…」
と明かしています。
バイキングは2014年4月に、タモリさんが司会を務める国民的お昼の番組『笑っていいとも!』の後番組としてスタートし、当初は視聴率が低迷を続け1%台まで落ち込むこともあり、何度も打ち切り説が浮上していました。
しかし、2015年3月末から全曜日担当のMCとして、それまで月曜MCだった坂上忍さんを起用、番組内容も変更するなどのテコ入れを行ったところ少しずつ視聴率が上昇、2017年1月には過去最高となる平均視聴率7.2%で同時間帯トップタイ、同7月には平均8.0%で単独トップとなりました。
その後も安定した数字を獲得し、週間視聴率も民放トップの数字を記録するようになり、昼の激戦区で上位争いを繰り広げていますが、番組MCの坂上忍さんの傍若無人な態度に拍車がかかり、問題視されているといいます。
前出のフジテレビ関係者は、「リハーサルでやったことが坂上さんの一言でひっくり返される。せっかく用意した映像を『いらない』とバツを付けて使わないことも。共演している榎並大二郎アナウンサーもいつもビクビクしていますよ。ADのカンペのタイミングが遅いだけで不機嫌になり、チーフディレクターを説教。現場は常にピリピリしています」
と裏側を暴露しています。
過去には、番組スタートからレギュラー出演していたピン芸人・小籔千豊さんが、ネット番組『AbemaPrime(アベマプライム)』(AbemaTV)に出演した際に、「反対意見を少しでも言うとMCにすごいイヤな顔をされたり、強制的にCMに行かされたりすることで『心、折れてきますよ』」というような発言をしており、番組ではMCの名前は出していなかったものの、2018年まで『バイキング』に出演していた小籔さんは坂上忍さんと意見が対立することもあったため、坂上さんのことを言っているのではと憶測されていました。
また、現在もレギュラー出演中のブラックマヨネーズ・吉田敬さんは2018年3月に番組内で、「バイキングの本番中もパワハラみたいな感じで進んでいくこともあるじゃないですか?」と坂上忍さんに問いかける場面があり、この発言に坂上さんは真顔になって、「え、どういうこと?どういうこと?言って言って言って」と近付いていきブラマヨ吉田さんに圧をかけていました。
こうした坂上忍さんのパワハラ体質が、制作チームにも悪影響を及ぼしているそうで、「2名のスタッフが体調不良で休職しており、パワハラによるストレスが原因とも言われています。このことを会社もかなり重く見たようです」
と前出のフジテレビ関係者が証言しています。
しかし、週刊女性の取材班がフジテレビに事実確認をしたところ、「ご指摘のような事実はございません」
とキッパリ否定したとのことです。
続いて6月初旬に、自宅近くで坂上忍さん本人にも直撃取材を敢行しており、バイキングの9月打ち切りについて聞くと、「聞いてないなぁ。普通なら半年とか1年前に話があるものでしょ。もうそんなに時間がないのに、まだ(自分に)話がないってことは違うんじゃないですか」
と答えています。
坂上忍さんのパワハラが原因で終了するのではないかと質問すると、「そういう風に繋げる?」と言って納得がいかない様子で顔をしかめ、制作スタッフへの強い叱責について話を聞くと、「生放送ですから、そりゃ間違えたりすれば注意ぐらいはします。でも叱責なんてことはしませんよ。意見がぶつかることもあるけど、そういう風に(強く)言ったことはないですね。制作サイドの上と下でやり合ってたことはあった、と聞いたことがあるけど」
とスタッフへのパワハラも否定しています。
続けて、フジテレビ上層部も坂上忍さんのパワハラの事実を知っているようだが?と問うと、「いずれにせよ、数年前の記事と今回あなたが聞いてきたこと(パワハラが理由で番組終了)を結び付けるのは、無理筋だと思いますよ」
と強気に反論して去っていったといいます。
このように坂上忍さんは自身のパワハラが原因によるバイキング打ち切り説、スタッフへのパワハラ言動によるトラブルなどは否定しているのですが、少なくとも視聴者の間では、坂上さんの共演者等に対する高圧的な態度は以前から問題視されており、不快との声が相次いでいました。
また、今年5月にはバイキングで“捏造映像”を流したとして大炎上騒動に発展した際にも、進行を担当する榎並大二郎アナに訂正、謝罪をさせた一方、MCの坂上忍さんはこの件に一切触れることなく、何事も無かったかのように次のコーナーへ移るという流れだったため、視聴者等の間で物議を醸していました。
それでも『バイキング』はまずまずの好視聴率を記録しており、フジテレビとしても『笑っていいとも!』の後を引き受けてくれた坂上忍さんには大きな恩を感じているとされ、実際に『バイキング』以外にも複数の番組に坂上さんを起用しており、レギュラーの半分はフジテレビの番組となっています。
そうしたことから、週刊女性が今回報じた『バイキング』の9月打ち切り情報は本当か?と思うところもありますが、この報道通りの展開を迎えるのかどうかに注目したいです。