ドラマ『ちはやふる-めぐり-』視聴率大コケ、第5話で打ち切りレベルの数字に急落。広瀬すずの映画版はヒットも…
2021年にデビューし、人気上昇中の若手女優・當真あみさん(とうま・あみ 18歳)が初主演の連続ドラマ『ちはやふる-めぐり-』(日本テレビ系 水曜22時)の視聴率が大爆死し、日本テレビ関係者が青ざめていると週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』が報じています。
『ちはやふる』は競技かるたを題材とした作品で、2007年~2022年にかけて原作の漫画が月刊誌『BE・LOVE』で連載され、2023年末から続編『ちはやふる plus きみがため』が連載中で、シリーズの累計発行部数は2,900万部超えとなっています。
2011年にはアニメ化、2016年に広瀬すずさん主演で実写映画化され、1作目の最終興行収入は16.3億円、2作目は12.2億円、3作目は17.3億円と大ヒットしました。
今期放送の『ちはやふる-めぐり-』は映画の10年後を描いており、映画の世界線をもとにしながら原作にはないオリジナルストーリーを展開し、初回の平均世帯視聴率は5.2%、平均個人視聴率は3.2%、第2話は世帯4.3%、個人2.4%、第3話は世帯4.2%、個人2.4%、第4話は世帯4.1%、個人2.4%と低迷し、民放各局が重要視しているコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)も第4話が2.0%でした。
見逃し配信サービス『TVer』のお気に入り登録者数も伸び悩み、現時点では41.2万人で、今期放送のドラマ中では16位で、深夜ドラマにも抜かれている状態です。
そして、デイリー新潮によると6日放送の第5話は平均世帯視聴率は2.7%と、深夜番組レベルの数字まで落ち込んでいたとし、「結果を知った日テレの編成部とドラマ部は静まりかえったと聞きます。プライムタイム(夜7~11時)は、スポンサーに高値で広告枠を買ってもらっている時間帯ですからね。日テレとしては、たとえ朝や昼の時間帯でもあってはならない低視聴率なので愕然としたことは想像がつきます」
と日本テレビ関係者が語っています。
第5話で視聴率が急落した原因も不明で、6日はこれといった特番もなく、放送時間も大幅にずれ込んだわけでもなかったとしています。
日本テレビの水曜ドラマ枠は、『家政婦のミタ』『ハケンの品格』『ごくせん』『花咲舞が黙ってない』など、数多くのヒット作を生んできた同局を代表する看板ドラマ枠ですが、昨年1月期放送の川栄李奈さん主演『となりのナースエイド』をもって一度廃止し、今年4月にドラマ枠を復活させるも視聴率獲得に苦戦しているといいます。
4月期には、岸井ゆきのさんと志尊淳さんがW主演の『恋は闇』が放送されましたが、全10話の平均世帯視聴率は4.0%でした。
それに続いて放送の『ちはやふる-めぐり-』は、映画版の大ヒットもあって日本テレビは大きな期待を寄せていたものの大コケし、その原因について前出の日本テレビ関係者は、「映画が当たったのは9年も前です。それに百人一首は小難しいので、老若男女が喜んで見るということにはならないのでしょう」
と分析しています。
また、主演が広瀬すずさんではなく新人の當真あみさんである点などを挙げ、「事前に広瀬や(ライバル役で)原菜乃華が登場すると喧伝していた割には、その後ちっとも出てこない。これでは“出る出る詐欺”と言われても仕方がない」
としています。
ただ、ドラマの脚本や演出、出演者たちの演技は悪くないことから、今後数字を伸ばしていく可能性もあると予想しています。
そして、『ちはやふる-めぐり-』の視聴率大コケ報道を受けてネット上では、
- ちはやが登場しないとなにか物足りない
- これじゃあ番組打ち切りレベルでそもそも脚本がダメなんじゃん
- てっきり映画のドラマ版で同じストーリーだと勘違いしてた。宣伝不足なんじゃない?
- ちょっと展開がモタモタしてて遅すぎる、主役の子の表情が無い感情の起伏が少ない、よって熱量も上がらない。そんな所かな。
- 5話なんてめっちゃ泣いたし、映画から見てたのもあるけど個人的には最高に面白いと思う。今やってる全ドラマの中で唯一毎週必ず見てる
- 今期ドラマで一番楽しみに見てるのにそんなに低いの〜 確かに、すずちゃん引っ張り過ぎな感はあるけど…あまり恋愛恋愛しない青春ドラマで良い
- 先々週まではギリギリ我慢して見てたけど先週途中で脱落した。話が雑というか薄いというか、何か強くなっていくテンポが興ざめした。
- 2.7%か…とてもいい作品なのにな。主役をはじめメインの若手役者達はほぼ無名に近くこれから活躍するであろう人達ばかり。
今のところ恋愛とか関心をひく大きな題材もない、かるた競技へやっと一致団結したのが5話…展開が遅すぎたのかも。
などの声が上がっています。
実写版『ちはやふる』は広瀬すずさんが主人公のイメージが強く、そして主演の當真あみさんをはじめ、メインキャストの齋藤潤さん(18)、山時聡真さん(20)、嵐莉菜さん(21)、高村佳偉人さん(17)、坂元愛登さん(16)、原菜乃華さん(21)、藤原大祐さん(21)、大西利空さん(19)はまだ知名度が低く、キャストの引きが弱いことで視聴率が伸び悩んだとも考えられます。
<↓の画像は、『ちはやふる-めぐり-』のメインキャスト>
また、フジテレビも2022年から水曜22時枠で連ドラを放送しており、その影響も小さくはないとみられますが、今期放送の藤木直人さん主演の『最後の鑑定人』は初回の平均世帯視聴率が5.0%、平均個人視聴率が2.5%と微妙な数字になっています。
なお、『最後の鑑定人』はTVerのお気に入り登録者数が54.5万人で、『ちはやふる-めぐり-』に13万人以上の差をつけています。
第5話の平均世帯視聴率は3%を下回り、打ち切りとなっても不思議ではない酷い数字になっていますが、映画やドラマの大手レビューサービス『Filmarks』でドラマの評価を見ると、平均レビュー点数は4.0点(5点満点中)とかなり高く、回を追うごとにストーリーに引き込まれていき、第5話で泣いてしまったといった感想も寄せられています。
作品自体は高い評価を受けながらも、数字が取れない作品は決して珍しくないのですが、第5話で急に3%を切ったのは気になるところですし、ここから劇的に数字が上がる可能性はかなり低いとみられるものの、第6話から後半に突入しどれほどの視聴率をとるのかに注目ですね。
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- https://www.dailyshincho.jp/article/2025/08131104/
- https://pinzuba.news/articles/-/11779
- https://cyzo.jp/cyzowoman/post_392435/
- https://www.ntv.co.jp/chihayafuru-meguri/original/