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ドクターX第7シーズンの世帯・個人視聴率は好数字も勢い失速。マンネリ化内容に不満の声、豪華ゲストで話題作りも…

ドクターXの視聴率低迷、勢いに陰りで過去最低の数字記録か…今年トップの好スタートも視聴者が飽き気味?

2019年以来2年ぶりに放送されているドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系 木曜21時)の視聴率が以前と比べて伸び悩み、勢いに陰りがみられると週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』が伝えています。

10月14日からスタートした『ドクターX』の第7シーズンは、初回の世帯平均視聴率が19.0%、個人視聴率が11.2%で、今年民放で放送された連続ドラマの初回視聴率としてはトップの数字となっていました。

その後の第2話は世帯視聴率が15.9%、個人視聴率は9.4%、第3話は世帯が16.6%、個人が9.5%、第4話は世帯が15.2%、個人が8.8%、第5話は世帯が16.7%、個人が9.8%となっています。

今期放送の作品では、小栗旬さん主演の『日本沈没-希望のひと-』(TBS系 日曜21時)も高視聴率を記録し、初回から最新の第5話まで15%超えをキープしていますが、現時点での平均では『ドクターX』が1%近くの差を付けてトップに立っています。

しかし、『デイリー新潮』は以前に比べて勢いが無いと指摘し、現時点では一度も大台の20%超えは達成しておらず、さらに第4話では全シリーズ中最低の視聴率を記録したとしています。

『ドクターX』の勢いに陰りがみられる原因について民放プロデューサーは、「視聴者にも少し飽きが来ているのかもしれません」「今はテレビ全体の視聴率が落ちています。昨年はコロナ巣籠もり、今夏は東京五輪が開催されてテレビ漬け。緊急事態宣言も解除されて反動が出ているのだと思います。『ドクターX』もその影響を受けていると思います」としています。

これに対してネット上では、

などの声が上がっています。

『ドクターX』のマンネリ化は数年前から指摘されており、2013年放送の第2シーズンが最も期間平均視聴率が高く23.0%、翌年の第3シーズンは期間平均が0.1%ダウンするも、最終回でシリーズ最高となる世帯視聴率27.4%を記録しました。

それから2年後の2016年放送の第4シーズンは、期間平均視聴率が21.5%、最高視聴率は24.3%、最低は19.7%、2017年の第5シーズンは期間平均が20.9%、最高は25.3%、最低は19.0%、2019年の第6シーズンは期間平均視聴率が18.5%、最高は20.3%、最低は15.9%でした。

このようにシーズンを追うごとに数字が下がっており、第7シーズンは現時点での平均が17%以下となってはいるのですが、それでも他のテレビドラマと比較すると非常に高い数字です。

なお、民放各局がいま指標としているコア層(13~49歳男女)の視聴率は、4~5%台とまずまずの数字で推移しており、今期トップの数字は『日本沈没』が記録し、他に『ラジエーションハウスⅡ』(フジテレビ系 月曜21時)、『二月の勝者』(日本テレビ系 土曜22時)、『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(同 水曜22時)、『真犯人フラグ』(同 日曜22時30分)などが上位にランクインしています。

『ドクターX』は何だかんだで今のところ高い水準をキープしているので、現時点では特に問題はないかと思いますが、今シーズンに対しては内容に対して不満の声も多く上がっていることから、シリーズ継続のためには脚本・演出の見直しや、第5話に初登場した松下奈緒さん演じるフリーランスのスーパー看護師など、魅力的なキャラクターの投入などのテコ入れが必要と言えそうですね。

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