7日放送のワイドショー・バラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系 日曜午前10時)に、未成年飲酒問題で昨年末から謹慎していた『ゲスの極み乙女。』のボーカル&ギター・川谷絵音さん(本名=川谷健太 28歳)が初出演。
ゲス川谷さんが地上波のテレビ番組に出演するのは、昨年7月8日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系 金曜20時)以来、約1年ぶりということから大きな注目を集めていました。
番組では、昨年スクープされたタレント・ベッキーさん(33)との不倫スキャンダルなどを赤裸々に語り、不倫騒動の最中もベッキーさんのことが好きだったこと、ベッキーさんに気持ちを伝えたくて歌詞にして送っていたこと、それをもう一つのバンド『indigo la End』の曲として発表していることなどを明かしていました。
<↓の画像が、『ワイドナショー』初出演した川谷絵音さんの写真>
ゲス川谷さんが不倫スキャンダルについてテレビで言及するのは今回が初ということから大きな注目を集めており、高視聴率を獲得するのではないかとみられていたのですが、ゲス川谷さんが出演した7日放送分の平均視聴率は8.5%(関東地区)。
昨年10月9日放送の『ワイドナショー』に、約5ヶ月ぶりに地上波のテレビ番組復帰としてベッキーさんが出演した際には、平均視聴率10.4%を記録しており、約2%もダウンという結果になっています。
<↓の画像が、『ワイドナショー』出演したベッキーさんの写真>
視聴率低下の原因としては、ゲス川谷さんを観たくないという視聴者が多かったことなどが挙げられているのですが、『ワイドナショー』の視聴者離れも指摘されています。
『ワイドナショー』は2013年10月に月曜深夜枠でスタートし、放送開始から半年後の2014年4月に現在の日曜朝10時枠に移動。
放送開始直後は、TBS系で放送の『サンデー・ジャポン』に大敗続きで、サンジャポが10%前後の数字を獲得している一方で、ワイドナショーは3~6%台でしばらく推移していました。
そうした中で、ダウンタウン・松本人志さん(53)の発言にも注目が集まるようになり、ネットニュースでも頻繁に取り上げられるようになると数字も上がり、昨年10月にベッキーさんが出演した回で10.4%を記録し、10.2%だったサンジャポに僅差ですが視聴率で初勝利しました。
しかし、この数字は続かず今年3月19日放送分は6.8%、サンジャポは10.0%、日本テレビ系の『誰だって波瀾爆笑』は8.6%を記録。
低迷から脱するために同番組では、不倫スキャンダルで話題になったベッキーさん、ゲス川谷さん、乙武洋匡さんら、特に話題の人物をゲスト出演させて数字を獲得しようとしているのですが、数字の伸びはイマイチとなっています。
これまで日曜の朝10時台にについては、日本テレビ、TBS、フジテレビの3局で視聴率争いを繰り広げていましたが、テレビ朝日系では今年4月に、1977年から約40年にわたって続いた2時間ドラマ枠「土曜ワイド劇場」を廃止し、新たに日曜朝10時台に「日曜ワイド」を設置。
同枠では現在「ミステリー傑作選」として過去の作品などを放送しており、これからの視聴率争いに注目が集まっています。
『ワイドナショー』も日曜朝に移動してから早3年が経過しており、マンネリ化しているという指摘などが以前から上がっていますが、今後どのようなテコ入れをしていき、視聴率アップを目指していくのか気になるところです。