学歴・経歴詐称疑惑の浮上によって表舞台から姿を消した経営コンサルタント、ラジオパーソナリティーの“ショーンK”ことショーン・マクアードル川上さん(本名=川上伸一郎 50歳)が、7月スタートの新番組にレギュラー出演することが明らかになりました。
22日付の『サンケイスポーツ』によれば、ショーンKさんがあの騒動後初めてレギュラー出演する番組は、関東近郊で受信可能なTOKYO MXで放送の『ザ・ビジョナリー~異才の花押』(火曜19時58分~20時27分)。
『ザ・ビジョナリー』はショーンKさんがナビゲーター役を務めるビジネス情報番組で、最前線で戦っている経営者を招いて未来へのビジョンを語り合ったり、経営哲学や開発秘話、経営成功の要因などを明らかにしていくという内容で、経営コンサルタントでもあるショーンKさんがインタビューアーを務めるそうです。
なお、レギュラー放送を前に6月12、19日と2週連続で19時58分から特番を放送するとのことです。
そして、この発表を受けてネット上では、
- イジって笑いにしていいのか、笑いをこらえて神妙な面持ちで見なきゃいけないのか
- 昨今の事件に比べたらかわいいものだったかもしれないが、人を欺くことは共通しているから世に出てきて欲しくない。
- いじられお笑い枠での起用ですか?でなければ本職の経営コンサルタント業で稼げばいいじゃないですか(笑)
- ナレーターの方が向いていそう。
- やった側も使う側もなんだかな、話題呼んで視聴率取れればいいの?炎上商法と後ろ指さされ局のモラルも問われるかと思うが
- 嘘が露見してそれでもテレビ出るってすごいメンタル。
- ベッキーが復帰するくらいなんだし、そこまで悪いことしてない。むしろ学歴詐称を見抜けないほど、しっかり意見してたってことじゃないのかな。
- まあ、色々と意見はあると思うけど。ホラッチョは良くなかったけど、渋い声のナレーションとか、そういうところから地道にやったらいいと思う。本気で復帰したいなら、頑張ったら良いと思うよ。ホラだろうがなんだろうが、『インテル入ってる』ってのは彼の実力だ。
- ホラッチョ頑張れ。キャラは嫌いではないし著作の『MBA講義生中継』もよかった。詐称の件をネタにできればおもしろいんだけどね。。無理かな。
などのコメントが寄せられています。
2016年3月に『週刊文春』などによって報じられた経歴・学歴詐称は複数あるのですが、「テンプル大学でBA(学位)、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得。パリ第1大学パンテオン・ソルボンヌに留学」という学歴に対してまずは詐称疑惑が浮上しました。
この件については事実と異なることを認めて謝罪し、実際には2005年以降に大学と認定された『テンプル大学ジャパン』に入学後間もなく中退、在籍していたとするハーバード大学やパリ大学はオープンキャンパスの授業を取ったのみで、「学士を含め学位・修了書が発行されるプログラムには一切参加していない」ことを認めました。
この他にも、アイルランド・アメリカ系日本人の父親と日本人の母親の間に生まれたとプロフィールに掲載していましたが、実際には日本人の両親のもとに生まれた日本育ちで、高校時代の同級生はショーンKさんの当時のアダ名が「ホラッチョ川上」だったと明かし、顔も昔と全然違うことから整形疑惑も浮上していました。
<↓の画像は、ショーンKさんの昔の顔写真>
さらに、世界7ヶ所に拠点を置いているという自身のコンサルタント会社『ブラッドストーン・マネジメント・イニシアティブ・リミテッド』(2002年設立)は、実態のないペーパーカンパニーだったのではないかという疑惑まで浮上しており、同社の幹部として記載されている米国グループ代表ジョン・G・マクガバンさん、欧州グループ代表ニコロ・デ・グルートさん、フランス代表の大井大さんという人物は実在するのかどうか不明で、現に顔写真入りで紹介されていたマクガバンさんは、全く別の人物の写真を使用していたことが判明しています。
なお、ショーンKさんはこの件について、「自分で独立してコンサルティング業務を行うようになったのは、1995年頃です。私が主宰する『ブラッドストーン・マネジメント・イニシアティブ・リミテッド』は2002年に設立ですが、その前からコンサルタント業務を行い、いわゆる法人成りしています」と説明しており、経営コンサルタントとしての実績はあると主張していました。
このように次から次へと怪しい点が出てきた結果、ショーンKさんはメインキャスターを務める予定だった報道番組『ユアタイム』(フジテレビ系)を自ら降板し、2000年から出演していたラジオ番組『MAKE IT 21』も打ち切り終了となりました。
ショーンKさんは何か事件を起こしたわけではないものの、経歴・学歴を詐称して視聴者らを欺いていたとして猛バッシングを浴び、さらには笑いものにされてしまい、しばらく表舞台から姿を消していたのですが、今年元日にTOKYO MXで放送の特番で1年10ヶ月ぶりにメディア復帰し、ファンからは喜びの声が上がっていました。
<↓の画像は、今年元日放送の『世界見聞録~モンゴルで経済と豊かさを考える旅~』に出演したショーンKさんの写真>
未だにショーンKさんの経歴・学歴詐称に対して批判的な声、実力に対して疑問の声などは多く上がっていますが、詐称疑惑が浮上する前まで自身の番組を持ったり、『報道ステーション』(テレビ朝日系)や『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)のレギュラーコメンテーターを務めるなどし、それなりの評価を受けていたのは間違いないですし、何よりも渋い低音ボイスが良いと言われているので、これからどこまで仕事量を増やしていくのか注目していきたいですね。