一番面白い女芸人を決めるお笑いコンテンスト『女芸人No.1決定戦 THE W(ザ・ダブリュー)』の決勝戦が11日に日本テレビ系で生放送され、吉本興業所属のピン芸人・ゆりやんレトリィバァさん(本名=吉田有里 27歳)が初代チャンピオンとなり、1000万円を獲得しました。
今年初開催の『女芸人No.1決定戦 THE W』は、披露するネタの内容は特に制限が無いというお笑いコンテストで、審査基準は「とにかくおもしろい芸」。
今大会には計636組(アマチュアは167組)がエントリーしており、決勝に進出したのは、ゆりやんレトリィバァさんのほか、アジアン、ニッチェ、どんぐりパワーズ、はなしょー、紺野ぶるまさん、中村涼子さん、牧野ステテコさん、まとばゆうさん、押しだしましょう子さんの計10組でした。
<↓の画像が、決勝進出10組の写真>
決勝戦のファーストラウンドは、10組が1対1でネタを披露してバトルし、ファイナルラウンドには5組が進出という形になっており、ファイナルラウンドには、ゆりやんレトリィバァさん、ニッチェ、アジアン、牧野ステテコさん、まとばゆうさんが進出しました。
審査員は、タレントの柴田理恵さん、ヒロミさん、若槻千夏さん、女優・新川優愛さん、俳優・生瀬勝久さん、女子レスリング・吉田沙保里選手の6名に加えて、番組ホームページで募集した一般審査員395人の計401人が務め、それぞれが1票ずつを持ち、ファイナルラウンドでネタを披露した5組のうち1組に投票するという形になっていました。
そして、ファイナルラウンドでゆりやんレトリィバァさんが201票を獲得し、2位の牧野ステテコさんに倍以上の差を付け、見事初代チャンピオンに輝きました。
- 1位:ゆりやんレトリィバァ(201票)
- 2位:牧野ステテコ(89票)
- 3位:アジアン(47票)
- 4位:ニッチェ(33票)
- 5位:まとばゆう(31票)
なお、優勝者のゆりやんレトリィバァさんには賞金1000万円のほか、副賞として合計視聴率が100%に達するまで、日本テレビ系で放送されているレギュラー番組に出演することができる権利「日テレ100%券」(1番組につき1回の出演、有効期限は1年)も贈られました。
<↓の画像が、『女芸人No.1決定戦 THE W』の初代チャンピオンに輝き、号泣するゆりやんレトリィバァさんの写真>
見事優勝を果たしたゆりやんレトリィバァさんは、関西大学文学部に在学中の2012年4月(当時大学4年生)に、吉本興業の芸人養成所・大阪NSC35期生として入学し、約1年後の「NSC大ライブ2013」で優勝して首席でNSCを卒業。
2013年に芸人としてデビューして以降は、2015年と2016年の2年連続で『R-1ぐらんぷり』3位となり、今年『第47回NHK上方漫才コンテスト』で優勝を果たすなど、若手女芸人の中では素晴らしい結果を残しています。
そんなゆりやんレトリィバァさんが優勝を果たした『女芸人No.1決定戦 THE W』に対してネット上では、
- ゆりやんは安定の面白さがあったから優勝だと思うけど、大会として内容は大いに見直しが必要かな〜
- 酷すぎる大会だった。やっぱりM1に出るコンビって改めて面白いって思った。1000万は和牛にあげて欲しいぐらい。
- ゆりやんの優勝は納得。でも番組は正直クソだった、笑い声が不快すぎた。ゆりやんこれからも頑張って!アジアンのネタはまた観たい!
- これは酷い、これで優勝賞金1000 万か~ほんと酷い
- この賞レース来年はないな。
- びっくりするほど笑えなかった。どこが面白かった?どこで笑っていいのか分からなかったし、観客の笑い声も嘘くさかった。
- 歓声と笑い声が作り込みすぎて引いた。。賞レースだと思って見たからがっかりした。バラエティ番組だね。二回目、やっても誰も出たくないんじゃないかなぁ?
- 優勝がステテコじゃなくて本当によかった!全体的に見ててイライラした!『まだ笑うとこじゃないのに毎回聞こえてくる不自然な笑い声』『本選に明らかに実力じゃなくて経歴で選ばれたような芸人』『日々の舞台経験の実力も感じ、やっとしっかりしたネタを披露したと思った中村涼子がキャラ押しのネタにあっさり負ける』
などのコメントが寄せられています。
ネット上のコメントを見てみると、芸人がネタを披露している間に入る女性の不自然な笑い声に対する批判の声が多く寄せられているほか、決勝進出者たちのネタに対しても微妙だったという反応が多く上がっています。
日本テレビ系で放送の『エンタの神様』も観客の笑い声が多く入っていますが、お笑いコンテストに不自然な笑い声は不要だと感じ、不快に感じている方が多いことから、第2回を開催するとするなら、視聴者の声を受けてカットするようにした方が良さそうですね。
『女芸人No.1決定戦 THE W』は、企画が発表された当初から女芸人に限定する必要はあるのかと物議を醸し、その他にも現在活躍している森三中、ハリセンボン、ブルゾンちえみさん、渡辺直美さん、柳原可奈子さんなどが出演していないことでも、盛り上がりに欠けるなどの声が上がっていましたが、第1回大会は笑いのレベルが低いと感じている方が多いようなので、第2回はグッとレベルが上がった大会になることに期待したいところです。