“ぐっさん”こと山口智充さん(やまぐち・ともみつ 51歳)と雨上がり決死隊・宮迫博之さん(みやさこ・ひろゆき 50歳)の音楽ユニット『くず』が復活し、一夜限りの再結成スペシャルライブをYouTubeで配信し反響を呼んでおり、ネット上では様々な声が上がっています。
宮迫博之さんは元日、自身のYouTubeチャンネルに【2021年、あの伝説のユニットが復活します】と題した動画を投稿し、「今年は1発目のコラボですかね。本当にずっとやりたかったというか。本人から電話があって『一緒にちょっとやりませんか』ということで『マジかやろうぜ』と。もちろん会社の方にもOKを頂いたみたいで」「コメント欄にもたくさん(リクエストが)ありました。あの方と一緒にコラボというか、懐かしの復活というか、させていただきます」
と発表し、山口智充さんの名前などは出さなかったものの、『くず』の復活を示唆していました。
その後5日に、20年ぶりに『くず』を復活させたことを発表し、山口智充さんをゲストに迎えての対談動画を前後編に分けて公開、そして9日に一夜限りの再結成スペシャルライブ映像を公開しました。
山口智充さんと宮迫博之さんによるユニット『くず』は、バラエティ番組『ワンナイR&R(ロックンロール)』(フジテレビ系 2000年10月~2006年12月放送)から誕生した『ゆず』のパロディユニットで、山口さんが作詞・作曲、ギター&ボーカル、宮迫博之さんはボーカル&ダンスを担当しています。
<↓の画像が、『くず』として活動当時の写真>
2001年11月に『ムーンライト』でCDデビューを果たし、その後もシングル『生きてることってすばらしい』、『全てが僕の力になる!』、『その手で夢をつかみとれ!/みんなひとりで生きてない!』、『夏の日々と親父の笑顔』、アルバム『くずアルバム』といった複数の作品をリリースしており、コントから誕生したユニットではありましたが、当時は音楽ユニットとしても高い評価を受けており、2004年3月リリースの『全てが僕の力になる!』は、『2003年 世界柔道選手権大会』の応援歌などにも起用され、オリコンの週間チャート1位を獲得していました。
しかし、番組終了によって『くず』の活動は休止となり、その後2人が番組で共演した際に歌声を披露したことはありましたが、ユニットが再結成することはありませんでした。
そして、活動休止から14年後に再結成し、YouTubeで復活ライブが公開されると大きな反響を呼び、公開から3日かで100万回再生が目前となっており、動画のコメント欄には2600件以上のコメントが寄せられています。
『くず』の再結成、スペシャルライブ開催に対する反応を見てみると、
- くず、めっちゃ懐かしい。復活おめでとう&ありがとう!
- 【最高】以外の言葉が見付からない!!!!
- ギターと2人の歌声だけでこんなにも感動できるのはすごい
- ワンナイト限りなんて、勿体無い!もっと見たい
- 込み上げてくるものがあり、涙が溢れてくる。感動という軽い言葉ではなく言葉にならない
- ぐっさんとコラボするとは思わなかった。このまま歌番組出て!
- 宮迫、テレビ復帰も近いかも?
- 新曲出して欲しい
- 今の時代に必要なお2人の歌声です。期間限定でもいいので復活希望です!!
などの声が上がっており、今後も活動を続けて欲しいとの声も多く見受けられます。
その一方で、
- ぐっさんは宮迫に関わるのはリスクがあるんじゃない?
- ぐっさん、“宮迫側”に行っちゃうんだ……
- 干された2人が組んだだけ
などと冷ややかな反応もありますが、『くず』のスペシャルライブ動画に対する視聴者の評価は、好評価が5.5万件に対して低評価は500件台となっています。
今回の宮迫博之さんと山口智充さんのコラボ、『くず』再結成に関しては、宮迫さんとの関係がまだ修復できていない『吉本興業』からもOKが出ており、山口さんのマネージャー立ち会いのもとで収録が行われており、『くず』の再結成によって良い方向へ進むのではないかとの見方もあります。
『日刊大衆』の記事では民放のテレビ局関係者が、「くず復活には、宮迫さんの2021年の計画が関わっているかもしれない」「以前から噂されていた、宮迫さんが地方局でMC番組を持ってテレビ復帰するという話に、さらなる動きがあるかもしれません。その一歩として、山口さんとの『くず』復活があった可能性があります」
としています。
また、最近は極楽とんぼ・加藤浩次さんやカンニング竹山さん等とのコラボも行ったり、フジテレビ系で深夜に生放送された『クイズピンチヒッター』(フジテレビ系)にテレビ電話出演するなど、少しずつ活動の幅を拡げており、闇営業騒動やその後の言動によってイメージが著しく悪化したものの、一時よりはマイナスイメージが払拭され、活動を応援する声が増えていることから、今後もし民放のテレビ番組に出演したとしても、スポンサーにクレームが殺到する可能性は低いのではないかとも見られているそうです。
前出の民放テレビ局関係者は、「宮迫さんが地方局で番組を持つのは、フジテレビ系の系列局ではないかと噂されていたんです。今年にもその計画が実現しそうとも聞いていたこのタイミングでの山口さんとのコラボ。噂になっていたフジテレビの系列局というのは、東海テレビである可能性が見えてきます」「くずがYouTubeの中だけで完結せず、テレビに出るとしたら山口さんの番組『ぐっさん家』(東海テレビ)に出る可能性もありますよね。『ぐっさん家』で山口さんとの共演が実現し、反響も良ければ、そのまま東海テレビでの宮迫さんの新MC番組が始まる――。」
としています。
果たして、そんな具合にトントン拍子に話が進んでいくかどうかは不明ですが、少なくとも宮迫博之さんと山口智充さんは『くず』の活動継続に対して前向きな発言をしており、再結成ライブ動画の最後にも「コロナ騒動が終わって、コロナをやっつけることができたら、ライブしましょうよ」「イベントもできるように、何か我々が出来ることがあれば色々頑張っていきましょう」と語っていました。
山口智充さんも以前に比べて地上波のレギュラー番組が減少し、現在は全国放送の民放レギュラー番組は0本となっており、そうしたことでもっとテレビで観たいとの声も多く上がっています。
宮迫博之さんとの共演は山口智充さんにとってマイナスになる可能性もありますが、『くず』としての活動に対して現状では歓喜の声が多く上がっており、今後またライブ活動や新曲制作を行い、音楽番組への出演といったことも期待したいですね。