東野幸治さんと小池栄子さんMCのドッキリ番組『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』（フジテレビ系）が11月からレギュラー化され、『めちゃ×2イケてるッ!』（通称：めちゃイケ）が3月まで放送されていた土曜20時枠で番組がスタートしたのですが、どうやら視聴率が大コケしてしまっているようです。
『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』は、2016年4月から今年4月まで4回特番として放送されており、この番組は番組スタッフではなく、芸能人らがドッキリを考えて、ターゲットに仕掛けるといった内容になっています。
＜↓の画像は、『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』のMC・東野幸治さんと小池栄子さんの写真＞
10日からレギュラー放送がスタートし、初回2時間スペシャルの平均視聴率は10.4％（関東地区）を記録しており、同時間帯放送の『ジョブチューン』（TBS系）は7.2％、『2018日米野球 侍ジャパン×MLBオールスターズ』は10.1％、『世界一受けたい授業 2時間SP』は12.4％といった結果で、激戦区の中でまずまずの数字を獲得していました。
そして、気になる翌週の2回目の放送はと言うと、平均視聴率5.7％にまで下落しており、早くも黄色信号が灯ろうとしています。
『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』の前に放送していたのは、東野幸治さんがMCの『世界!極タウンに住んでみる』で、こちらは初回2時間SPが5.8％と大コケし、その後も番組の内容に対してはヤラセだという批判や、他番組のパクリなどとネガティブな声が相次ぎ、視聴率も大コケを続けていたことによって、放送開始からたった4ヶ月で打ち切られました。
これに続いて満を持してスタートした『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』は、過去の放送でも2ケタの視聴率を獲得しているという部分が評価され、レギュラーに昇格となったとみられるのですが、初回はギリ2ケタ達成をしたものの、2回目で5.7％まで落とすというのはかなり厳しいものがあります。
17日はテレ朝でフィギュアスケートのGPシリーズ・ロシア杯が放送されており、こちらは16.2％と高い視聴率を記録したので、視聴者が流れてしまったという部分もあるとみられます。
しかし、フジテレビはドラマが少しずつ回復傾向にある一方で、バラエティ番組は相変わらずの低迷を続けており、バイプレーヤーとして活躍の俳優・佐藤二朗さんがMCのクイズ番組『超逆境クイズバトル！！99人の壁』（土曜19時）も、『さまぁ〜ずの神ギ問』の後番組として10月から開始したものの、初回は6.7％、17日放送回は5.3％と、低空飛行を続けています。
＜↓の画像は、佐藤二朗さんMCの『超逆境クイズバトル！！99人の壁』の写真＞
この他にも、安定した数字を持っているとされる所ジョージさんを起用した『新説!所JAPAN』は、2016年末まで『SMAP×SMAP』が放送されていた月曜22時枠で放送開始し、初回5.2％、2回目で早くも打ち切り圏内の3.2％、12日放送の4回目も3.7％となっており、この数字が続くようだと早ければ来年3月までには終了する可能性も十分ありそうです。
＜↓の画像は、所ジョージさんMCの『新説!所JAPAN』の写真＞
また、坂上忍さんが司会の『坂上どうぶつ王国』（金曜19時）が新たにスタートし、『天才！志村どうぶつ園』（日本テレビ系 土曜19時）のパクリ番組などと揶揄されており、初回は9.1％とまずまずの数字を獲得していました。
しかし、3回目は5.0％、4回目は5.2％と5％前後で推移しており、同時間帯に放送の『沸騰ワード10』（日本テレビ系）は10％以上をキープし、『爆報!THEフライデー』（TBS系）も13％前後、『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』が7、8％台となっており、『坂上どうぶつ王国』は大きな差を付けられています。
フジテレビは10月の改編テーマは「勝負の秋、進化の秋」として、「世代を越えて子供からお年寄りまで、家族そろって見られる、明るく楽しい番組をお届けしていることをより一層追求していく」としていました。
そして、10月からは動物番組、クイズ番組、ドッキリ番組などで勝負をしているのですが、かつてのフジテレビらしさは一切感じない二番煎じ、パクリのような番組ばかりで、ドラマと同様にもっと攻めた番組を仕掛けていく必要がありそうな気もします。
また、『バイキング』などのように最初は酷い視聴率でも、視聴者に定着させるためにはコロコロと番組を変えずに、一定期間放送していくことも重要とも言われますが、すでに新番組は酷いコケっぷりとなっており、これからどう改善していくのか注目したいですね。