『海月姫』『世界の村のどエライさん』視聴率大コケで打ち切り危機…フジテレビ新番組も不調で厳しい状況続く

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芳根京子

人気漫画家・東村アキコさん原作の漫画『海月姫(くらげひめ)』が実写ドラマ化され、女優・芳根京子さん主演でフジテレビ系の月9枠で1月からスタートしたのですが、初回から視聴率が大コケしており、加えて22時からスタートした新番組『世界の村のどエライさん』も大コケし、早くも打ち切り圏内の数字を記録しています。

『海月姫』は、2008年~2017年にかけて女性向け漫画雑誌『Kiss』で連載され、コミックス(全17巻)の累計発行部数は440万部超えを記録し、2010年10月にアニメ化され、2014年12月には女優・のんさん(本名・旧芸名=能年玲奈)主演で実写映画化されました。

ストーリーは、オシャレに縁が無かったクラゲオタクの主人公・倉下月海が、ある兄弟と三角関係となり、自分には縁が無いものだと決めつけていた恋を初めて経験し、新しい自分や生き方を見つけていく姿を描いたシュールラブコメディとなっています。

<芳根京子さん主演の月9ドラマ『海月姫』>
月9ドラマ『海月姫』

主要キャストは芳根京子さんのほか、瀬戸康史さん、工藤阿須加さん、木南晴夏さん、松井玲奈さん、富山えり子さん、内田理央さん、泉里香さん、要潤さん、小雪さん、北大路欣也さんらで、放送前から注目を集めていた作品の1つだったのですが、初回平均視聴率は8.6%(関東地区)でした。

なお、月9ワーストの初回平均視聴率は、昨年1月期に西内まりやさんが主演した『突然ですが、明日結婚します』が記録した8.5%で、『海月姫』は月9ドラマ史上ワースト2の初回平均視聴率です。

そして、22日放送の第2話は6.9%までダウンしており、『突然ですが、明日結婚します』が第2話で記録した数字と並び、このまま月9ワースト記録を更新する可能性も出てきています。

また、『海月姫』の後に放送の22時枠で新たにスタートしたバラエティ番組『世界の村のどエライさん』も初回から大コケしており、放送継続が厳しい数字となっています。

『世界の村のどエライさん』は、数年前からブレークしている俳優・山崎育三郎さん、お笑いコンビ『千鳥』の大悟さんとノブさん、フリーアナウンサーの高見侑里さんがMCを務めています。

<山崎育三郎さんらが出演の『世界の村のどエライさん』>
世界の村のどエライさん

番組の内容は、世界各地の村で明るく楽しく幸せに生活している村人や、村人の幸せを支えている“どエライさん”を密着取材し、人物像や仕事を掘り下げていくという内容です。

俳優として活躍している山崎育三郎さんがバラエティ番組のMCを務めるのは今回が初で、ファンらの間では注目を集めていたのですが、初回平均視聴率は4.1%、22日放送の2回目は3.3%にまでダウンしています。

ゴールデン・プライム帯(19~23時)の番組については、5%を下回る状態が続くと打ち切り濃厚とされているため、早々に打ち切られる可能性も出てきています。

『世界の村のどエライさん』を制作するフジテレビ系の関西テレビ(カンテレ)は19日に新春会見を行い、福井澄郎社長は同番組について「少し時間が掛かるかもしれないが、企画としては悪くない」「4月改編に向けて景気づけになればいい」とコメントしているのですが、ネット上では番組に対して、

  • 最近こんな番組多すぎて、面白いとか面白くないとかじゃなくて、もうみんな飽きてると思う。
  • スマスマの後って何だかんだ言っても注目されるのは分かっていたにも関わらず、他局のパクリ番組を持ってくるかね。そりゃ、その程度の視聴率になりますよ。
  • 他局に似たような番組がいくつもあるよね?フジテレビは番組のアイディアも貧困になってしまったんだね。テレビ東京に研修に行かせてもらったらどうだ?
  • 明らかにヒットしなさそうな番組をなぜわざわざ作るのか。今のフジテレビにいい印象はないから、この際コンプライアンス度外視でオンリーワンの番組を作ろうとすればいいのに。それができないのは、かつての栄光というプライドが邪魔をしているからだろうけど
  • スマスマ再放送見たい
  • スマスマを再スタートしたらいいじゃん
  • フジテレビは報道、バラエティー、ドラマ全体を取っても質の低下が見られ面白さがなくなった

などのコメントが寄せられています。

一方の『海月姫』については、月9ワースト2位の初回視聴率を記録したものの、ドラマの内容や出演者たちの演技などを好評価する声は多く、ドラマのレビューサイト『Yahoo!テレビ』などで評価を見てみると、平均3.2~3.4点(5点満点)が付けられており、作品としては決して悪くはない様子です。

『海月姫』の視聴率低迷は、やはり月9ドラマ視聴者が減ってしまったことや、幅広い年代層にウケる内容ではないことなどが視聴率伸び悩みの要因とみられるので、視聴率が低いことを気にする必要はあまりないのかもしれません。

しかし、『世界の村のどエライさん』は他局で放送の番組内容と似ている、既視感があるとして、ネット上では「パクリ」「二番煎じ」といった声が相次いでおり、数字が低いだけでなく視聴者からは不評なので、このまま数字が低迷を続けた場合、早くて3月、遅くとも夏には打ち切りを迎えることになるかもしれないですね…。

同枠では2016年まで『SMAP×SMAP』が放送され、昨年1月から『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』(略称:もしズレ)がスタートしたのですが、初回平均視聴率は6.7%、6回目の放送で3.8%を記録しました。

そして、その後も数字が低迷し続けた結果、昨年12月をもって打ち切り終了が決定し、最終回の視聴率も4.5%でヒッソリと終了を迎えました。

20年間にわたって放送された『スマスマ』が終了を迎える際には惜しむ声が多く上がっていましたが、現在でも再放送を望む声が見受けられ、視聴率を見ても『スマスマ』がいかに視聴者から支持を得ていたかが分かりますね。

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