俳優・竹内涼真さん主演のゾンビサバイバルドラマ『君と世界が終わる日に』シリーズの最終章で、初の劇場版『君と世界が終わる日に FINAL』が1月26日から公開され、想定外の不入りで興行収入が伸び悩んでいると『日刊ゲンダイ』が報じており、その背景として竹内さんのファン離れを挙げています。
『君と世界が終わる日に』シリーズのシーズン1は、2021年1月期に日本テレビ系の日曜ドラマ枠(日曜22時30分)で放送され、全10話の平均世帯視聴率は7.7%で、シーズン2以降は有料の動画配信サービス『Hulu』で配信されており、2月9日から飯豊まりえさんと玉城ティナさんがW主演のシーズン5の配信がスタートします。
その前に竹内涼真さん主演の『君と世界が終わる日に FINAL』が公開され、日刊ゲンダイによると現時点で全国352館で上映中といい、公開初週の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)では初登場6位でした。
『君と世界が終わる日に FINAL』の興行成績について日刊ゲンダイは、公開から3日間の観客動員数が約9.8万人、興行収入は約1億3,419万円と微妙なスタートになったとし、芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄さんは「試算によると最終興収は7億円弱。これだと製作費用を差し引くと興行的に失敗の部類に入ってしまう」と指摘しています。
また、『君と世界が終わる日に FINAL』の興行収入が伸び悩んでいる要因として、竹内涼真さんのファン離れを挙げており、芸能プロダクション関係者は、「『きみセカ』に役者生命を懸けると言っていた竹内にとって、何ともタイミングが悪かったのが、公開2週間前に発表された元カノ・吉谷彩子(32)が4歳下の舞台俳優と結婚したというニュースでしょうね。4年前の竹内と吉谷のドロドロ破局騒動は、いまだに女性たちの潜在意識に鮮明に残っているっていうことだと思います」
と語っています。
続けて芋澤貞雄さんは、「竹内が新しいカノジョと暮らすため、借金をしているにもかかわらず吉谷をマンションから追い出したという報道は“爽やかな清涼感のある好青年”のイメージとはかけ離れた印象をファンに植え付けた。吉谷の結婚発表のタイミングはあくまで偶然に過ぎないが、“吉谷彩子結婚”という見出しを見て“元カノをポイ捨てした竹内涼真”を想起した女性もいるだろう。」
と推測しています。
日刊ゲンダイはこのように、『君と世界が終わる日に FINAL』の興行収入が伸び悩んでいる原因を分析しているのですが、これに対してネット上では、
- 竹内人気がどうこうの前に、この作品って地上波ドラマ→有料コンテンツ→映画だから、基本映画館に足を運ぶのはずっと見続けていた人に限定されません?
いきなり劇場版だけ観に行く人はほぼいないだろうから、映画がヒットする見込みなんてそもそもないのに、なんで劇場版作ったんだろう。 - 元カノが原因ではないでしょ。シーズン2以降がHuluだけってゆうのも問題あったのでは?
1だけ見てたら、劇場版ほぼシーズン1メンバーいないじゃんてなるし、間のシーズン見てないと劇場版見ようとは思わないからじゃないかなぁ - 主演が竹内涼真だからではないでしょ笑 シンプルに歴代シーズン見ていなければこの映画を見ようと思わないからかと。
つまりHulu加入者でこのシリーズが好きって人しか見ないからそりゃ少ないよね。
Huluオリジナルだから無理なのは分かってるけどネトフリとかアマプラでも配信してたらもう少し変わったかもしれない。 - ゾンビ好きでウォーキングデッドも観ていたけど、このドラマ、パクリが多いし、しかも作りがちゃち。
観ていて白けるシーンばかりで、そしてトドメのHulu移行。映画作ったのすごい驚き。こけて当たり前 - テレビから映画ならまだわかるが、間に動画配信サービスで話が飛んでしまうのに最初と最後だけ見たい人なんて少ないのでは?
映画見るためにわざわざ動画配信サービス加入して見るほどのファンがどれほどいるのか?
せめて、公開前にテレビで放送するとかしないと無理でしょ。表現的にテレビでは難しい内容も含まれてるのかもしれないが完全に製作サイドの見込み違いでしょ
などの声が上がっています。
竹内涼真さんが女優・吉谷彩子さんと破局し、三吉彩花さん(27)に乗り換えたと週刊誌『フライデー』に報じられたのは2020年のことで、破局を巡っては金銭トラブルもあった等と報じられて炎上、爽やかで清潔感ある好青年というイメージが崩壊し、このスキャンダル以降に勢いが急激に落ちたのは間違いありません。
その直後に放送された『君と世界が終わる日に』のシーズン1は低視聴率を記録しましたが、その原因については竹内涼真さんの人気低迷というよりも、万人受けしないゾンビ作品だったことや脚本・演出のチープさが要因と見られています。
そして、シーズン2以降は特別編を除いてHuluのみの配信としたことで視聴者をさらに絞り込み、Huluでは人気コンテンツとなって2021・2022年と2年連続で年間視聴者数が総合トップ、2023年はHuluオリジナル作品では1位となりましたが、シーズン4までの視聴者のうち映画館に足を運んでまで観ようと思う人は限られるでしょうし、地上波で放送されたシーズン1ぐらいしか見ていない人は映画に興味を持てず、数字が伸び悩むのは当然かと思います。
それでも主演作がもし大コケとなれば、さらなるイメージダウンに繋がりかねませんが、竹内涼真さんは『君と世界が終わる日に』や2022年7月期放送の『六本木クラス』(テレビ朝日系)などで好青年なイメージからの脱却を図り、ワイルド、シリアスな役柄にも挑戦し好評価を得ていて、4月期には木村拓哉さんが主演のテレビ朝日ドラマ(木曜21時)に出演するとの情報も流れており、今後の出演作に期待したいところです。