同名漫画が原作の実写ドラマ『ミステリと言う勿(なか)れ』(フジテレビ系 月曜21時)が10日からスタートし、第1話の平均視聴率が発表されました。
発表によると、『ミステリと言う勿れ』の第1話の平均世帯視聴率は13.6%、個人視聴率は8.1%(共に関東地区)で、昨年10月期に同枠で放送された窪田正孝さん主演『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』が初回に記録した世帯11.3%、個人6.6%を上回る好スタートを切っています。
漫画家・田村由美さん原作の『ミステリと言う勿れ』は、天然パーマによる巨大なアフロヘアが特徴的な変わり者の大学生・久能整(くのう・ととのう)が、膨大な知識や鋭い推理力、洞察力、記憶力を武器に様々な事件を解決しながら、言葉によって人の心を解きほぐしていく推理ミステリー作品です。
主演は、昨年11月に女優・モデルの小松菜奈さんと結婚した菅田将暉さんが務め、他に門脇麦さん、伊藤沙莉さん、尾上松也さん、筒井道隆さん、遠藤憲一さん、三島ゆたかさん、鈴木浩介さん、元乃木坂46・白石麻衣さん、永山瑛太さん等が出演しています。
<↓の画像は、実写ドラマ『ミステリと言う勿れ』人物相関図の写真>
10日放送の第1話のあらすじ内容は、久能整と同じ高校出身で大学の同級生が公園で遺体で発見され、殺害された時刻に整と争っている姿を目撃した人物がおり、容疑者として浮上した整は警察から任意同行を認められ、事情聴取を受けることになりました。
しかし、整は前日夜に「1人でカレーを作っていた」として無実を訴え、現場で目撃されたとの情報についても、それは間違いないと言えるのか理屈を並べながら返していくものの、取調べ3日目に凶器の果物ナイフから整の指紋が検出され…というストーリー展開となっていました。
そして、『ミステリと言う勿れ』の第1話終了後の視聴者の反応を見てみると、
- 原作を読んでるけど、ドラマは別物としてとても面白かった。次回以降も楽しみ
- 久しぶりにちょうどいい塩梅の面白いドラマだった。おそらく視聴率は上がっていくタイプのドラマだと思う
- 好みは分かれるかもしれないけど、自分は好きで面白かった。男女年齢層問わず楽しめると思う。子供がドハマリして原作購入するって言ってる
- あまりにも淡々と進んでいくため、好き嫌いがかなり分かれそう
- 原作の実写化というよりも、ミステリ~を“原案”としたドラマ化で、まったくの別物として捉えた方がいいのかも
- 原作を見ていない人のために「仕掛け」を多少分かりやすくするのは仕方ない。
要所要所は丁寧に原作の世界観を再現していたと思う。あと遠藤憲一は流石の演技。 - 原作は知らなかったけど面白かった。色々な角度から見る主人公の言葉に自分自身も少し考えさせられた。見応えのあるドラマになりそう。
- 内容は原作通りだったけど、なんかしっくりこないな。主人公はもっとほっこりした感じのイメージだったからなぁ
あとBGMがうるさくないか?セリフよりそっちが気になった - ほぼ全キャストが原作とは違うけど、中途半端に寄せるよりはいいような気がしてきた。多分、最終回まで見る
などの声が上がっています。
原作の漫画『ミステリと言う勿れ』は、2016年から少女漫画誌『月刊フラワーズ』で連載され、電子版を含むコミックス(既刊10巻)の累計発行部数は1,300万部超えの人気作品ということから、菅田将暉さんが主演で実写ドラマ化されることが発表された際には、原作ファンから否定的な反応が噴出する事態となっていました。
また、ストーリーの重要な鍵を握る謎の女性・ライカ役を門脇麦さんが演じることに対しても、ミスキャスティングとの指摘が相次ぐなどし、前評判は最悪とも言えるような状態でした。
そして、第1話放送後には変わらず原作ファンからは、イメージが違うとして不満の声も多く上がっていましたが、出演者たちの演技も良く、ドラマとして十分に楽しめる作品として好評価する声も多く、原作を読んでいない視聴者からは絶賛の声が上がっています。
今後の展開にも大きな期待が寄せられており、初回は世帯視聴率が13.6%、個人視聴率が8.1%と『ラジエーションハウスⅡ』を上回る結果となっていましたが、第1話の終盤にチラッと姿を見せていた熊田翔(犬堂我路)役の永山瑛太さんが第2話から本格的に登場し、これからさらに盛り上がっていき、好視聴率をキープできるのかどうかに注目したいですね。