今年の大晦日の『第66回NHK紅白歌合戦』に初出場することが決定したアニメ『ラブライブ!』による声優9人組ユニット『μ’s(ミューズ)』のメンバーで、“ナンジョルノ”の愛称で親しまれている声優の南條愛乃さん(31)が、紅白への出演を辞退することが28日に所属事務所の公式サイトで発表されました。
所属事務所は「かねてより罹患している『膝蓋骨亜脱臼』および『半月板損傷』につきましては、日々、医師の指導によるリハビリとトレーニングを重ねておりますが、現在もなお、症状そのものは継続しており、医師より、膝に対する負荷の大きな運動を禁じられている状況です」と膝の状態を説明。
そして、「この状況を踏まえ、本人、医師、関係各所との協議を重ねた結果、『ラブライブ!』のステージとして、紅白歌合戦という晴れ舞台に相応しい内容の実演(激しいダンスによる、ステージパフォーマンス)が極めて困難であると判断いたしました」と、南條さんの出演を辞退することを報告しています。
これによって紅白は、南條さんを除いた8人で出場するとのことなのですが、同日に神奈川県民ホールで予定されている南條さんがボーカルのユニット・fripSideのカウントダウンライブ「fripSide COUNT DOWN LIVE 2015→2016」については、「膝の状況を考慮した演出・内容にて出演いたします」としています。
南條さんは今年8月に、先天性の膝蓋骨亜脱臼、半月板損傷であることを発表し、担当医師からは膝に負担がかかるダンスなどの激しい運動は禁止されていることから、10月に放送された『MUSIC JAPAN』(NHK)や『ラブライブ! μ’sスペシャルライブ』(BSプレミアム)、11月に行われた紅白の出場発表の会見、12月4日に放送された『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にも参加していませんでした。
南條さんは8月31日に更新したブログにて膝蓋骨亜脱臼、半月板損傷を明かし、状態については「まあようするに膝の皿がハマってない、そして半月板が傷ついてる」「一歩も動けません!! とかそんな状況ではないのでご安心ください」と状況について説明。
しかし、ライブで走り回ったりダンスをするなどの激しい動きは出来ず、「無理して悪化すれば将来的に日常生活にも痛みが伴うものになる」と説明をしており、μ’sとして紅白に出場するのはこれで最初で最後となりますが、出演辞退は致し方のないことでしょうね…。
ちなみに、μ’sは来年3月31日、4月1日に東京ドームで開催する「ラブライブ!μ’s Final LoveLive! ~μ’sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪~」をもって事実上の解散となるのですが、ファイナルライブについては「何がなんでもこの日、行きますので‥!!」と語っています。
9人で紅白出場が出来ないというのは残念なところですが、出場する8人のメンバーには素晴らしいパフォーマンスを披露してほしいと思います。