YouTuberとしての活動や、格闘技イベントを手掛ける『BreakingDown株式会社』の代表兼プロデューサーとしても知られる総合格闘家・朝倉未来選手(あさくら・みくる 31歳)が、現役引退を宣言したことで大きな反響を呼んでいます。
朝倉未来選手は19日に新格闘技イベント『FIGHT CLUB』に出場し、総合格闘技『RIZIN』やキックボクシング『RISE』などで活躍し、同イベントのプロデュースを手掛けるキックボクサー・YA-MAN選手(ヤーマン 本名=杉山怜 すぎやま・れん 27歳)と3分3ラウンドのキックボクシングルールで対戦しました。
<↓の画像は、YA-MAN選手と朝倉未来選手の写真>
2018年にプロデビューしたYA-MAN選手は、キックボクシングでの通算成績は17戦13勝4敗(6KO)、今年5月の『RIZIN.42』で総合格闘技(MMA)デビューし、プロサッカー選手・三浦知良選手(56)の次男で総合格闘家・三浦孝太選手(21)と対戦、1ラウンド3分13秒でTKO勝ちしました。
そして、自身がプロデュースする『FIGHT CLUB』で朝倉未来選手と初対戦し、朝倉選手は今大会でキックボクシングデビューし大きな注目を集めましたが、1ラウンド1分過ぎにはコーナーに追い詰められて強烈な右ストレートをあごに食らってダウン、立ち上がってからもパンチの連打を食らい2度目のダウンを喫した後、レフェリーが試合を止めてYA-MAN選手のKO勝ちとなりました。
YA-MAN選手に敗れた朝倉未来選手は試合終了後もふらつき、大きなダメージを受けている様子で、試合後の取材も脳しんとうを理由に応じませんでした。
その後、朝倉未来選手は自身のインスタグラムで、「全く記憶がなくて、自分が何者かもわからない状態で朝倉未来を調べて客観的に見てみて これはもう引退ですね 何でこんな自分に沢山のファンがいるかもわからない状態ですが、長い間本当に格闘技にはお世話になりました ありがとうございました」
と、格闘家引退を宣言しました。
<↓の画像が、朝倉未来選手のインスタグラム投稿写真>
また、自身のYouTubeチャンネル(登録者数:329万人)に動画をアップし、「客観的に見て引退ですよね。これで。」「今記憶がないからさ、いつもの自分じゃなくて、客観的に見たワケ。まぁでも終わりですね。格闘家として、寝技ですぐやられて、次打撃でやられたわけでしょ。」「中途半端っすね。試合中の記憶も無いけど。なんかね客観的に見て、明らかに中途半端だし、今率直な感想としては引退ですね。」
と、改めて引退を宣言しました。
一方で、「でも、RIZINでお世話になったし、RIZINで試合した方がいいかな?」とも語っていたのですが、「まぁでも、オレは引退します。RIZINという舞台で人生変わったし、アウトサイダーでも人生変わったし。それも含めて、BreakingDownとか、格闘技の良さとかは今後も伝える手助け見たいのはしたいけど、自分自身は引退ですね」
と、引退の言葉を繰り返し強調していました。
そして、YA-MAN選手との試合で負け、格闘家引退を宣言した朝倉未来選手に対してネット上では、
- 間違いなく格闘界を盛り上げた功労者だった お疲れ様
- 路上の伝説 リングでも無様な伝説作りましたね
- 辞める辞める詐欺
- YouTuberがプロの格闘家に勝てるわけないだろ
- ここ数試合アンチが引くくらいの惨敗っぷりだからな
- 総合の選手がキックボクシングルールで負けたからって引退すんの?
- ヤーマンキック出してない。実力差ありすぎてヤバい。
- ユーチューブがあってよかったな 格闘技引退しても何だかんだ数字は持ってるからな
- あまりに弱すぎた 今後は頭悪そうなド素人相手にブレダンで活躍してほしい
- 結局プロのベルト1個も取れずに引退か なんか雰囲気だけの奴だったな
- 辞めるって言ったことの記憶がないまでがワンパッケージ
などの声が上がっています。
かつて暴走族の副総長だったという朝倉未来選手は中学・高校時代はケンカに明け暮れ、隣街の暴走族とのケンカで相手を一発で失神させて以降、“路上の伝説”と呼ばれるようになり、その後20歳の時に総合格闘技『DEEP』でプロデビューしました。
そんな朝倉未来選手のプロ通算成績は22戦17勝4敗1無効試合(9KO)で、2018年にRIZINに初参戦以降、これまでに2度にわたってフェザー級王者のタイトルマッチに挑戦していますが敗戦しています。
昨年9月には、史上初めて無敗のまま世界5階級制覇を達成した元プロボクサーのフロイド・メイウェザー・ジュニアさん(46)とボクシングルールで対戦し話題になりましたが、この試合も2ラウンドでTKO負け、今年7月の『超RIZIN.2』で行われたヴガール・ケラモフ選手(31)とのフェザー級王座決定戦も1ラウンドで1本負けとなりました。
ちなみに、MMAのランキングサイト『FIGHT MATRIX』のフェザー級ランキングでは、朝倉未来選手は現時点で107位。
現在の日本人最高順位は、11月の『RIZIN LANDMARK 7』でヴガール・ケラモフ選手に勝利し、第5代フェザー級王者となった鈴木千裕選手(24)で6位となっています。
昨年9月時点では91位でしたが、さらに順位を落として100位以下となっていて、朝倉未来選手はかねてから「30歳で現役を引退する」と公言するも、今年春に引退を撤回して約1年半ぶりの復帰戦で勝利を飾ったものの、今年の戦績は現時点で3戦1勝2敗となっています。
YA-MAN選手は試合後に朝倉選手に対して、MMAでの再戦を提案していましたが、果たしてこのまま現役を引退するのか否かに注目したいところですね。